アルゼンチンだより

このページでは、現在アルゼンチンに留学している本校生による現地からのレポートを掲載しますアルゼンチン国旗  

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アルゼンチンだより(ブログ)

第2回 留学体験記

2025年4月1日 10時41分

アルゼンチンで生活し始めて1か月が過ぎました。学校にも通い始め、日々楽しく生活しています。まだまだスペイン語の語彙を知らないので授業ではあまり聞き取れませんが、自分から話すことはできるようになりました。まだ過去形や活用語尾の変形方法は覚えきれていませんが、初めての経験なのでどうせなら楽しんでいこうと思います。

スペイン語を勉強していて思うのは、「英語ってなんて簡単なんだろう」、ということと「なんで自分って日本語喋れてるんだろう…?」ということです。こうして文章を書いたり読んだりはできていますが、常に靄がかっているような気分がしています。頭の中で日本語で思考する機会が減ってきていて、口から出るのはぽつりとでる日本語や簡単なスペイン語だけになってきました。

今、英語で話せる時や英語を聞き取る時は開放感がとてつもないです。まるで自分が空を飛んでるかのような気分になります。例えるなら「風の谷のナウシカ」でナウシカが王蟲の金の触手の上を歩いているときみたいな気持ちになります。それくらい原型を覚えたらすぐに使える英語の偉大さを身を持って感じています。

学校生活としては日本で中学3年生にあたる年齢の子たちと同級生なので、数学の授業や英語の授業は楽々とこなせます。授業も長くて13時までしかありません。そのため、午後はゆっくり昼寝をしたりしています。

日本と違う点は、科目が文学、数学、歴史、倫理、公民、社会経済、地学、英語、と社会系が多いことです。歴史も範囲が違っていて、第一次世界大戦を例に挙げるとヌイイ条約やトリアノン条約などドイツ以外の国が結んだ条約についても勉強しています。

今、私はサンフアン州のソンダという町に住んでいます。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから西にしばらく行ったところにあります。(距離としては香川から東京までの距離の2倍です)ソンダは標高750m台の土地で心なしか空が近く見えます。田舎ではあるけれど楽しい生活が送っています。

【食事について】

じゃがいもと肉がメインです。海からかなり遠いので魚介類は滅多に食べません。また、ファクトゥーラというお菓子兼朝食が甘くて美味しいです。おすすめです。また、dulce de lecheという牛乳と砂糖を煮詰めて作ったクリームも美味しいです。そして、お寿司は私たちが普段食べるものとは違います。面白いのは海苔じゃなくて米が外側にあること。寿司も普通から甘いのまであります。甘いのは慣れていないのでたくさんは食べれなかったですが、面白いな〜と思いました。

さて、このあたりで今月分を書き終わります。アルゼンチンがどんな国か少しでも伝わればいいかなと思います。では。

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第1回 留学体験記

2025年3月4日 18時39分

こんにちは。留学体験記の寄稿を月に1回、計12回考えています。まず、この文章を開いてくれてありがとうございます。これは私がアルゼンチンへの年間留学に挑んだ際の記録でありレポートです。ちょっと気になった人や留学に行こうか考えている人などが読むと思いますが、どんな人にも幾らかの期待と驚きをもたらすことが出来ればいいなと思います。

私は、AFSという団体を通じて留学に参加しました。留学先がアルゼンチンに決まり、これを書いている一週間前に、アルゼンチンに到着しました。飛行機は合計で33時間かかり、行くだけでくたくたになりました。そして、なんとWi-Fiもありませんでした。本来はもう少し早く行くことが出来たはずでしたが、今はロシアとウクライナが戦争をしているため、ロシアの領土の上ではなく、北極の上を通っていきました。こういうところにも影響があるんですね。

留学を始めて1週間が過ぎました。この1週間がどんなものだったかを振り返って思うことは、まず日本とは時間の進み方が違うということです。実際には同じ24時間なのですが、アルゼンチンの人は朝8時くらいに起き、午後に2時間ほど昼寝をして夜は12時頃に就寝という生活リズムです。今は長期休暇の途中だからというのもありますが、何といっても1日が長いです。1週間を1か月だと感じました。日本でいつも通りの生活を送ってたら1週間なんてあっという間なのに。1日のスケジュールとしては、午前8時起床、午後1時昼ごはん、午後2時から5時くらいまで休憩、午後10時夕食、という感じです。

毎日大量のスペイン語に晒され、英語を仲介して話すことになっていますが、ホストファミリーはとても親切で、アルゼンチンの料理もおいしいため、日本に帰りたい気持ちはあまり起きません。この前、私がこれから通うことになる学校に行きました。中学3年生と同じ年の子たちと同級生になるのは、なかなか新鮮で楽しみです。授業はすべてスペイン語ですが、心の中では正直「3か月経てばだいたい分かるようになるって聞くし、悲観的になることはないだろう」と考えています。では、次の機会にまた。

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