SDGs~課題発見力~
2023年4月21日 18時46分今回は、「10歳からのSDGs「17の目標」と「自分にできること」」を用いてSDGsの授業を行いました。1年次生に対して事前に本を手渡し、学習した内容に関して、質問をする主旨を伝えていました。 授業では、2年次生実行委員がクイズ形式を用いて授業を運営しました。2年次生は緊張しながらも1年次生が楽しみながら学習できるように、工夫を凝らしていました。
令和6年10月23日、総合学科成果発表会を開催しました。企画から運営まで、実行委員会のメンバーが中心となって行いました。
書道部部長の力作! 司会も生徒が行います
<第1部>総合学科2年生「進路探究グループ発表」
発表① 地震による避難所の生活から災害関連死を防ぐには
発表➁ スマホの活用で地域活性化を図るには ~高知県日高村の事例から考える~
発表③ 誰もが働きやすい看護職にするためには
発表④ もし医療的ケア児が周りにいたら
発表⑤ 自然エネルギーへの大転換
発表⑥ グローバル化が進み、翻訳機能が普及する中で何を学べばよいのか
【生徒と来場者の感想】
・1人1人が自分の役割を理解しているところがよかった(1年生)
・興味深い発表で、来年自分がすると思うとワクワクする(1年生)
・自分たち高校生でもできることを挙げられていてよかった(1年生)
・授業での発表よりも改善されていてとても聞きやすかった(2年生)
・アイコンタクトや原稿を見なくても発表するなど、発表がグレードアップしていた(2年生)
・身振りや問いかけがあってよかった(2年生)
・質問されたことをみんなで考えている時間も含めて、成長の様子が見て取れた(来場者)
・自分たちの研究が将来や学習のモチベーションになっていてよかった(来場者)
・調べたことも大切だが、もっと自分たちの考えを出してもいいと思った(来場者)
<第2部>総合学科3年生「進路探究個人発表」
発表① 「授業環境の改善」
発表➁ 「人間の能の力」
【生徒と来場者の感想】
・自信を持って話している様子で高校生のポテンシャルを感じた(来場者)
・もっと自分の意見を出しても面白いと思う(来場者)
・聞き手にもわかりやすいように重要な箇所を丁寧にまとめてくれていてよかった(来場者)
・自分が行った取り組みについても紹介されていて興味が湧いた(1年生)
・専門的で深い探究や説明ができていてすごいと思った(1年生)
・不意にきた質問への対応力を見習いたい(2年生)
・根拠を持って話していて、わかりやすく納得できるものだった(2年生)
<第3部>総合学科1年生「インタビューシップ・ポスターセッション」
夏休みに訪問した企業について、社員の一人になったつもりで説明しました。どんな質問にも答えられよう、じっくり時間をかけて準備に取り組みました。
【生徒と来場者の感想】
・笑顔で楽しみながら、発表ができた(1年)
・練習をたくさんしていくうちに余裕ができて、自分の伝えたいことを言葉にできた(1年)
・質問は、自分の言える程度で言うことを心がけて丁寧に答えられた(1年)
・事前に準備していたので、すぐに対応できた(1年)
・恥ずかしそうなところも見られたけれど、自分なりの言葉で話せていて、感心した(2年)
・声の抑揚やアイコンタクトがしっかりしていて、話が入ってきやすかった(2年)
・改めて自社と向き合う機会、また他社のことを知る機会になった(来場者)
・インタビューシップを通して、自分の進路や目標に繋がっていてよかった(来場者)
・インタビューシップでの変化について聞き、受け入れてよかったと思った(来場者)
1,2年生の実行委員のみなさん 最後は1,2年生みんなで記念撮影
お疲れさまでした
多くの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
今回は、「10歳からのSDGs「17の目標」と「自分にできること」」を用いてSDGsの授業を行いました。1年次生に対して事前に本を手渡し、学習した内容に関して、質問をする主旨を伝えていました。 授業では、2年次生実行委員がクイズ形式を用いて授業を運営しました。2年次生は緊張しながらも1年次生が楽しみながら学習できるように、工夫を凝らしていました。
本日は、発表レジュメ+スライド原稿(最終版) 提出〆切です。9月に入り、事前準備の時間は、文化祭直前の9月5日と前期期末考査前の12日のいずれも45分授業でした。10月3・10・17日の3日間の校内発表を前に、生徒は成果発表会前の発表リハーサルやスライドの微調整等の準備に最後の追い込みをかけていました。
<生徒の感想>
○スライドにフリーの素材のイラストを付けました。拒食症について、イメージが湧きやすくなって、よかったです。(9月12日)
○参考文献は、年月日や著作者名、出版社名などのたくさんの情報を書かないといけないことが分かったので、気を付けたいと思います。閲覧年月日は今日見たので、今日の日付を書いたら良いのでしょうか? 一応、ドキュメントもスライドも完成したので良かったです。(9月29日)
○引用(URL等を貼り付ける)のところに不足があった。スライドやレジュメはある程度完成した。(と思っている)が、授業後、先生に他につけ足すべきことや、逆に不要なところを聞くべきだったと後悔した。スライドやレジュメが完成しても、発表の準備や役割分担、原稿などができていないので、10月3日までに班で決めないといけないと分かった。準備も発表も頑張りたい。(9月12日)
本日、16:30から香川産業頭脳化センタービル2階 一般研修室において、香川県中小企業家同友会と福岡県同友会との共育型インターンシップ懇談会が行われました。目的は、福岡県同友会が今年度福岡県内で共育型インターンシップの実施を検討しているための視察です。今回、香川県中小企業家同友会から本校に生徒の依頼がありました。昨年度、共育型インターンシップ(本校では「インタビューシップ」と命名)に参加した2年「進路探究」実行委員を中心に5名の生徒が参加を希望してくれました。
夏季休業中のため、本来であれば班討議ができるほどの人数が参加しますが、多くの生徒が海外語学研修や都合等で参加することが出来ませんでした。
福岡県からは、福岡県同友会の9名、北九州市教育委員会、北九州市立高等学校の先生方、北九州市立大学の関係者を含めて14名の方が参加しました。来年度、北九州市立高等学校での本格実施を検討されているようでした。
参加生徒の皆さんは、参加者の方の質問に対して自分たちの学んだことや成長したことなどについて、自分の考えを積極的に述べていました。その発言や姿勢を見た参加者の方から、本校の生徒を高く評価いただきました。大学関係者の方からは、「あの5人の生徒さんならうちの大学が欲しい」との主旨のお言葉までいただきました。本校の生徒は、外部の大人と関わるごとに大きく成長します。本校の総合学科の生徒は外部からの評価が高く、教師として生徒の活躍のおかげで、自分の学校に誇りを持てており、いつも感謝しています。
夏季休業前最後の「進路探究」の時間です。数日後には多くの生徒が海外語学研修に出発します。ニュージーランドから帰国後、夏季休業中の後期は課外があり、9月初旬に文化祭、文化祭後は前期期末考査と行事が目白押しです。本校生徒の多くは、どの行事に関しても熱心に活動します。
上記の予定を考えると、「進路探究」の準備は、文化祭の準備が本格的になる8月上旬から中旬と定期考査後の一週間程度です。今年度は、2年「進路探究」の成果発表会の代表決定の授業を10月上旬に実施します。司会・運営・代表班の決定をすべて実行委員で行います。同時に、10月25日に実施する総合学科成果発表会の準備で、1年次生の助言も全て2年実行委員21名で行います。生徒の腕の見せどころです。
そのため、今回、各班で予定を立てることの意味は非常に重要です。今後は、各班内で個別の打合せを行い、班内で連携を取りながら、外部施設の訪問や資料、スライド作製の日程を決定します。
<生徒の感想>
○レジュメ、スライドの添削が返ってきた。化学的根拠が少なく、自分たちで考えた考察がほとんどになっていると指摘された。たくさんの情報をもっと調べていきたいと思う。また、チャットGPTについての悪い意見しか書いてなくて、良い意見を書くべきだと言われた。よりよいスライドが完成できるように頑張っていきたい。
○昨日、島根大学の宮本教授とお話した時に、児童福祉に関する新しい資格ができるということを知りました。そして、それを班で共有して調べたところ、この政策は私たちが今探究している内容の解決策になるのではないかと気づきました。問いに対する答えがよくわからず、行き詰まりかけていましたが、国でこのような取り組みをしていると知って、「資格を増やす」という方法もあるんだなと、違った視点で考えることが出来ました。
今回は、発表レジュメとスライド原稿(1次案)提出の日です。まだ、完成していない班もありますが、次回の7月最後の授業までには完成してもらいたいものです。夏季休業に入ると同時に、海外語学研修が始まります。今年度の2年次生は海外語学研修に参加する者が多いので、班別の探究活動が難しくなります。10月上旬には18班全班が3日で全員の前での発表を控えていますので、早め早めの準備を期待しています。
<生徒の感想>
○スライドとレジュメが完成しました。前はスライドの1枚をアジアでは拒食症が多いということを書こうとしていましたが、拒食症の怖さを紹介することにしました。プレゼンテーションが7分ですが、短いのか長いのか分かりません。でも、どうにかできるような気がします。
○この探究の最終的な結論は、前回まではAIの製造を中止するというような方向で進んでいたが、AIの進化を止めるのではなく、人間を成長させるという考えに変えた。AIは今、この瞬間も絶えず進化していて、簡単に止められるものではないので、人間の方を進化させるべきだと思った。
今回も発表レジュメとスライド原稿(1次案)提出に向けて、班活動を実施しました。図書館に行く生徒や生徒同士で話し合いをする班もありました。次回の1次提出に向けて、追い込まれている班やほぼ資料が完成している班など様々です。
<生徒の感想>
○どの方向性でスライドを組み立てていくかが、だんだんまとまってきた。チャットGPT(AI)物理的な凶器、つまり、自分で考えて侵略してくるようなよくある考えを伝えるのではなく、AIによって人間の意志が誘導されることこそが実質的な侵略だというようなことを伝えたいと思う。もっと深く考えていくために、たくさんの情報を取り入れていきたい。
○スライドがあと一枚で完成するが、最後の一枚をどうするかを考えた結果、アジアに拒食症が多い理由になった。スライドでつくるときに、図を入れて分かりやすくすることを頑張った。電話はまだしていないけど、勉強になったのでよかった。
今回は前回に引き続き、7月11日に向けて、各班で発表レジュメとスライド原稿(1次案)の準備をしました。Chromebook を利用して資料作成を始める班、より探究内容を深めるために調べる班、先生方と語り合いながら問いを立て直す班など様々です。
目標が明確になったので、生徒は目標に対して走り始めたようです。
<生徒の感想>
○調べたことをもとに考えを深められた。科学の発展が悪影響を及ぼしたという前例を2、3個に分けるつもりで調べていたが、調べを深めていくと、ピックアップした前例がつながっていることが分かった。途中見失いかけたり、何を探究するのか分からなくなったりしたが、我に返って原点に戻ることが出来たので、内容をより深められると思う。現段階では、調べるところまでしかできていないので、考察の段階に入れるように進めたい。
○先週、合木さんたちにお聞きした話の内容をどのように、次につなげていくかがとても難しいです。グループで話し合っている段階ですが、本当に今のテーマのままで良いのかという疑問も出てきました。他のグループも参考にしながら、自分たちらしさを出せるような探究にしたいです。これらのことを通じて、児童虐待の問題の範囲の広さを実感しました。問いの範囲は広いけれど、1つ1つの問題が関連し合っているので、細かく分けて深堀りしていくのも難しいと感じました。
今日は、今後の全体でスケジュールを確認した後、班ごとに7月11日の発表レジュメとスライド原稿(1次案)提出に向けて作業を行いました。今回は、いくつかの班が外部講師の方と交流をしました。
外部講師として、現2年次生が1年次生のときに「インタビューシップ」でお世話になった丸亀街づくり研究所の合木さんと越智さんにお越しいただきました。生徒は事前に班で考えていた疑問について積極的に質問していました。
<生徒の感想①>
○今までぼんやりとよくわかっていない状態で、児童虐待について調べ進めていたのですが、実際に話を聞いて、ハッキリしたと思います。合木さんが「もし、自分が子どもと2人きりになったとき子どもが大泣きし続け、スマホやテレビもなく、外にも出られない状況だったらどうするか」と問題を出してくださいました。正解はありませんが、この状況なら手を出してもおかしくないなと感じました。また、放置することが悪いわけでもないと思うので、「どこからが虐待なのか」がとても難しく感じました。その環境も自分の中で、はっきりとさせたいです。
<生徒の感想②>
○多くの人が学校の健康診断や身体計測などによって、摂食障害であることが判明していて、そのような取り組みはとても重要であると思いました。また、母親からのエゴで痩せ続ける人もいて、家族で意見を言い合うのも大事だと考えました。
○チャットGPTに切り替えて考えることにした。ある程度の進め方は考えられたが、どのように伝えるのかが難しいと感じた。チャットGPTを悪用する例を立て、それをどのように解決していくか、今後どのようにチャットGPTと向き合っていくかを詳しく考えていきたい。
前期中間考査の最終日である本日、本校総合学科2年次生の「進路探究」実行委員18名が高松商業高校英語実務科1年生及び2年生希望者と交流しました。本校は5年前から「インタビューシップ」を実施しています。高松商業高校英語実務科の生徒が今年度から同様の活動を行います。
本校の総合学科は「インタビューシップ」の準備等を「産業社会と人間」の一環で行っています。高松商業高校では、教育課程上その時間を確保することができない実情を伺いました。「進路探究」実行委員会の生徒に相談すると、生徒たちから本校のインタビューシップに係るノウハウを伝えてはどうかと提案がありました。
そこで両校の生徒が交流会を行うことで、ノウハウを伝えることになりました。「三菱みらい育成財団」の助成金を使用し、本校生が高松商業高校へ訪問し、交流することが決まりました。
最初に、本校生から「インタビューシップ」の活動について説明をしました。次に、本校の生徒数人が成果発表会の際に実施したポスタ―セッションを実演しました。その後、本校生と高商生の混合班を作り、交流会を行いました。
当日は、本校が訪問企業を紹介いただいている香川県中小企業家同友会から多くの方が参加され、各班に入り、生徒たちと意見交換を行いました。
高松商業高校の先生方が事前の準備をしていただき、交流会の司会は本校生が行いました。本校生を生かしながら、運営のサポートをしていただいた高松商業高校の先生方や、本校の訪問を受け入れていただいた高松商業高校に対して、この場をお借りして感謝申し上げます。
交流会は非常に盛り上がり、予定時間を延長しました。両校の先生方は、お互いに今後も継続的な交流ができることを希望しました。本校生は、高松商業高校との交流ができた喜びと、自分たちの学びを共有できた嬉しさにより、充実した表情で帰路に就きました。
今回は、前期中間考査前最後の「進路探究」の授業です。担当教員から、総合学科成果発表会までのスケジュールを確認させるとともに、発表について具体的な注意事項を行いました。夏季休業に入ると、すぐに海外語学研修に参加する生徒も少なくないことから、早めの準備が必要となります。生徒が先を見て、計画的に準備をできるように、早めに全体の流れを説明しました。
<生徒の感想>
○物理の班と連携して探究することに決まった。前例班とチャットGPT班の2班で、探究を進めていく。前例班とチャットGPT班で関連した共通性のある観点で探究を進めていけるよう注意したい。次回からは、前例を何にするか絞ったり、問いまでの道のりを理解したり、班のメンバーを組み替えたりして、本格的な探究活動を進めていきたい。
注:前例班とは、過去に科学者が発見した新しい研究が、社会にとって有効に利用されたものと友好に 利用された例がある。その例について考える班のことである。
○探究していると途中で混迷したが、先生方に相談すると、今までは拒食症のことばかり調べていたけれど、ダイエットをする理由や体形の理想像の根本的な理由を調べるという、思いつかなかったアイデアが出たので良かったです。日本の多くの人の考え方がすべてだと思う人が減れば、拒食症の人が減るかもしれないと思いました。
今回も引き続き探究を進めました。そろそろ「探究マップ」も各班から提出されました。教員も担当者会で各班に対して、どのような助言をするのかをより具体的に検討しています。
<生徒の感想>
○最近、探究が行き詰ってきている。問いを考え直してみるという案がでた。まだ決まったわけではないが、「AI」に関して探究するという案をもう一度考えることにした。AIの中でも「チャットGPT」の便利さや問題点について考え、その扱い方について詳しく探究をしてみたいと思う。
○児童相談所の人手不足を解決するにはどうすれば良いのかを考えたときに、大きい問題なので、なかなか仮説が出ませんでした。ですが、「自分の考えで良いからどんどん意見を言おう!」となると一人一つ以上は考えが出てきて、それらが仮説になったので、無理に硬く考えなくていいんだなと感じました。この仮説もどんどん深堀りしていきたいと思います。
今回は、7~8月に海外語学研修に参加する生徒が多く、前期中間考査終了後からグループ探究発表までの時間がないため、プレゼンテーションの作成、発表レジュメの形式、スライドの作成について、気を付けることなどを教員から説明しました。
その後、各グループで必要な情報を得たり、論議をしながら探究を進めました。苦労しているグループも多く、あちらこちらでグループ内や先生方と論議をしている姿をが見られました。
<生徒の感想>
○説明を聞いて、いよいよ本格的な探究が始まったと思った。スライドのアニメーションをつけすぎるとかえって見にくくなることが分かったので、やりすぎには注意したいと思った。「分数÷分数」を予備として、他の探究テーマを探すことになった。数学的なことは探究すると難しいと考えたので、少し物理的なことをテーマとして探究しようかという案も出た。次回、みんなで持ち寄った案から考えたい。
○やせ型体形の人とダイエットをしたことがある人が、年々増加していると思ったのに減っていた。罰の資料では、増えているという結果もあり難しい。学校でアンケートを取りたいが、質問が私たちの求める答えを誘導するような内容になってしまったので、もっとよく考えたい。可能なら、病院の先生や元拒食症の方に話を聞くのも良いと思った。
今回は、前回作製した「探究マップ」をもとに具体的に探究に入りました。「探究マップ」が完成していない班は探究マップを完成し、「探究」をしながら「探究マップ」で深めていきます。
今回は、各班の「探究マップ」を担当者会議で検討しながら教員間で出た意見をもとに、追加アドバイスを行いました。その後、図書館での参考文献探し、探究内容に関する関係団体からの意見収集など班ごとに活動を始めました。
最後は、各班の班長が次回までにすべきことを、班員に確認して終了しました。ここで、気になったことや困っていることに関しては、毎週2回の昼休みに実施している実行委員会において、生徒同士が意見交換しています。
実行委員会の生徒が各班の情報を収集するには班長は必要であると提案し、実行委員会に未加入の班長に声をかけました。その結果、1年次後期から継続していた「進路探究準備委員会」のメンバーに新メンバーを加えて、計21名の生徒で新たに「進路探究実行委員会」を立ちあげました。この2年実行委員会は、後期の「総合学科成果発表会」の企画・立案・実行の中心メンバーとなります。
<生徒の感想>
○三木高校の校舎の設計図を貸していただいて、屋根の部分を見たが、専門の知識がなく、詳しくは分からなかった。しかし、どのような構造をしているかは分かったので、次はなぜこのような構造にしたのかを調べていきたい。また、次の授業では、校舎の上に載っているタンクのようなものについて、設計図を見て、調べていきたいと思うので、設計図の見方を確認しておきたい。
○「児童虐待」というテーマから「一時保護の欠点」そして「一時保護所(児童相談所)の人材不足について」というテーマに絞ることができ、「被虐待児の心のケアをするスタッフに対する心のケアも大切だ」という仮説を立てられました。はじめのテーマから大きくずれていないか不安ですが、今まで何をすべきかモヤモヤだったのが、はっきりしたような気がします。後は、積極的に外部とも連絡していって、どんどん行動していこうと思います。
今回も進路探究実行委員による司会で始まりました。前回に引き続き「探究マップ」を使って問いを深めていきました。研究方法や具体例に関しては、教員のアドバイスをもらいながら進めました。引き続き、他のグループの「探究マップ」を見て、アドバイスしよう探究マップの内容説明と、それを聞いてのアドバイスを行いました。各班半分の人数ずつ、他班の見学とアドバイスに回りました。
その後、研究方法や情報収集で悩んだ場合は、先生方のアドバイスをもらいながら進めました。図書館で参考文献を探したい班は移動しました。また、外部との連絡を希望する班は教員に申し出をしてからアポ取り等の連絡をしました。
最後に、班長を中心に次週までに、班員が行うことを決めました。
<生徒の感想>
○他の班の探究マップを見て、よく考えられていると考えた。2つの具体的な問いに関連性があって、探究したいことが明確だった。明確だと探究しやすいし、深めやすいと思った。他にも、最後の答えの導き方や答えのジャンルがなんとなくわかる班が多かったが、私の班は問いは立てられたが、最終ゴール(答え)が見えていないので、班員とも相談して何を最終ゴールにするかを決めたい。
○「問い」も「答え」もできてきたけど、答えがなんとなく分かるし、もっと深く掘り下げたいです。どう変化させたらいいですか。拒食症になる理由に自分の身体の状態(見た目)をよく知らないからというのがあり、自分のことをよく知っているからコンプレックスになり、拒食症になるのかと思っていたので驚きました。思い込みは怖いと思いました。
今回は、探究方法の一つとして「探究マップ」の使い方を学びました。実行委員が、今年度から「三菱みらい育成財団」からの助成金で購入した「探究学習図鑑」をグループで参照しながら学びました。
まず、「探究マップ」の使い方を教員が説明した後、具体的に使ってみました。探究方法や具体例に関しては、教員のアドバイスをもらいながら進めます。
次に、「探究マップ」が出来たら、「探究マップ」を机に置き、生徒が自由に各班の「探究マップ」を見て回り、付箋を利用してアドバイスをし合いました。アドバイスをしつつ、自分のグループに取り入れられる方法を持ち帰り、「探究マップ」の内容をより具体化し深めます。教員も週1回の担当者会で各班の内容を検討しつつ、教員間でも学びの交流を行っており、共育型の探究活動になっています。
<生徒の感想>
○研究テーマを「三木髙と他校のつくりの違い」(校舎の構造)にしたが、「つくり」の中でも、どの部分にするのかを考えていった。探究マップを使いながらよく考えて、いくつかの問いを出したが、まだしっくりとはきていない。問いを考えるだけでもすごく難しいとつくづく思った。ゆっくりと時間をかけながら、班全員が納得する問いを考えたい。
○「子どもを児童虐待から守る制度は本当に意味があるのか。」という問いを「一時保護の欠点をどのように補って、解決していくか。」まで、しぼることができました。初めの問いがとても広かったので、「一時保護」まで絞るのに時間がかかり、難しく感じました。まだまだ絞っていけると思うので、班で調べたことを出し合いながら、問いも更新していければと思います。
今回も実行委員が司会を行い、グループごとに着席するように伝えました。前回の宿題で、探究内容等に関する知識を増やすために、1人一冊本を読んでくるようになっていました。
まずは、読んできた本の内容を紹介しました。「あらすじ」ではなく、得た「知識」を「要約して」紹介しました。グループのメンバーが読んだ本から得た知識や情報をまとめるために、メモを取りながら聞きました。
次に、グループで考えた「問い」をブラッシュアップするために、担当教員6名が各班に入り、アドバイスを行いました。教員は、週一回の進路探究担当者会議で、事前に各班の問いを全員で意見交流しながら助言の内容を検討していました。
次回は、「問い」をよりブラッシュアップするために、知識が不足していると感じた人は、ゴールデンウィークを利用して、知識の収集に努めることになりました。
<生徒の感想>
○「問い」を立てていくと、元のテーマからそれていったり、付け足し過ぎてしまったりした。「問い」が少しずつではあるが、絞れてきたような気がする。グループの人と情報共有をして、特別支援学校と行政との裁判の話や、昔は女性を差別的に見なしていたことなど知識が増えて良かったです。
○先生方の助言もあり、教育系は”分数”、日常生活を結び付けた”建物と数学”という「問い」を立てることが出来た。ただ、まだ広い題材なので、分数の計算方法や建造物を特定すれば探究しやすくなると思った。少しずつ問いを立てられていると実感している。問いを悩んでいるときは、班員と打ち解けられるとも実感できている。この調子で、良い問いを考えるだけでなく、班員と仲良くなれば、一石二鳥だと企んでいる。
○大きな問いを絞っていくのはとても難しくて、自分のチームのテーマについての基礎的な知識の少なさに気づかされました。ゴールデンウィーク明けには、そのテーマについて詳しく説明できるぐらいに知識を付けます。それらを調べていくときに出た小さな疑問が、かなり大きな気づきだということがあると思うので、班のメンバー各自でもたくさん調べて、報告し合えるようにしていこうと考えました。