社会人講師講演会「共生する社会とは」
2023年5月12日 18時51分今回は福祉系列での学びについて、「共生する社会とは」というテーマでご講演いただきました。講師には三木町役場 福祉介護課 主任社会福祉士の平尾 慧氏をお迎えしました。平尾さんに本校でご講演いただくのは、今回で3年連続です。毎回、福祉に関する熱い思いを持って講演され、新しい視点での社会の見方を教えてくださいます。今回は、社会的障壁、合理的配慮、三木町における障がい者の就労、社会的入院、共に生きる社会についてなどの内容でご講演されました。共生社会の実現においては、津久井やまゆり園の事件やSDGsに触れながら、私たちがどのように行動すればよいかの指針を示してくださいました。
平尾先生は、毎回講義にグループワークを取り入れてくださいます。今回は「三木高に障がいのある生徒が入学したとき、あなたはどうする」「どのような支援が必要になるのか」をテーマに意見交換を行いました。生徒は積極的に意見を出していました。
<生徒の感想>
○誰もが暮らしやすい世の中にしていくために、自分自身のことや身の回りのことをよく知ることが必要であると思いました。いろいろな個性を持った人についてよく知ったり、ボランティアに参加したりしてより学びを深めたい。三木高内でも多くのユニバーサルデザインが取り入れられたらと思いました。少しずつでも自分から行動していくことが大切だと思います。
○自分は障害のある人は、普段の生活がしづらいのは当たり前だから、何かをやり遂げるのは難しいし、厳しいのではないかと思っていたけれど、自分たちが一緒になり、助け合うことでみんなが輝ける社会ができると分かった。