成果発表会に向けて
2025年10月17日 18時44分今年度の総合学科成果発表会まであと5日となりました。成果発表会実行委員の生徒たちが放課後手分けしながら準備を進めています。インタビューシップでお世話になった事業所の方々をはじめ、多くの方々が発表会会場にお越しになります。当日の運営がスムースに進むよう、協議しながら本番に向けて頑張っています!
今年度の総合学科成果発表会まであと5日となりました。成果発表会実行委員の生徒たちが放課後手分けしながら準備を進めています。インタビューシップでお世話になった事業所の方々をはじめ、多くの方々が発表会会場にお越しになります。当日の運営がスムースに進むよう、協議しながら本番に向けて頑張っています!
令和6年10月23日、総合学科成果発表会を開催しました。企画から運営まで、実行委員会のメンバーが中心となって行いました。
書道部部長の力作! 司会も生徒が行います
<第1部>総合学科2年生「進路探究グループ発表」
発表① 地震による避難所の生活から災害関連死を防ぐには
発表➁ スマホの活用で地域活性化を図るには ~高知県日高村の事例から考える~
発表③ 誰もが働きやすい看護職にするためには
発表④ もし医療的ケア児が周りにいたら
発表⑤ 自然エネルギーへの大転換
発表⑥ グローバル化が進み、翻訳機能が普及する中で何を学べばよいのか
【生徒と来場者の感想】
・1人1人が自分の役割を理解しているところがよかった(1年生)
・興味深い発表で、来年自分がすると思うとワクワクする(1年生)
・自分たち高校生でもできることを挙げられていてよかった(1年生)
・授業での発表よりも改善されていてとても聞きやすかった(2年生)
・アイコンタクトや原稿を見なくても発表するなど、発表がグレードアップしていた(2年生)
・身振りや問いかけがあってよかった(2年生)
・質問されたことをみんなで考えている時間も含めて、成長の様子が見て取れた(来場者)
・自分たちの研究が将来や学習のモチベーションになっていてよかった(来場者)
・調べたことも大切だが、もっと自分たちの考えを出してもいいと思った(来場者)
<第2部>総合学科3年生「進路探究個人発表」
発表① 「授業環境の改善」
発表➁ 「人間の能の力」
【生徒と来場者の感想】
・自信を持って話している様子で高校生のポテンシャルを感じた(来場者)
・もっと自分の意見を出しても面白いと思う(来場者)
・聞き手にもわかりやすいように重要な箇所を丁寧にまとめてくれていてよかった(来場者)
・自分が行った取り組みについても紹介されていて興味が湧いた(1年生)
・専門的で深い探究や説明ができていてすごいと思った(1年生)
・不意にきた質問への対応力を見習いたい(2年生)
・根拠を持って話していて、わかりやすく納得できるものだった(2年生)
<第3部>総合学科1年生「インタビューシップ・ポスターセッション」
夏休みに訪問した企業について、社員の一人になったつもりで説明しました。どんな質問にも答えられよう、じっくり時間をかけて準備に取り組みました。
【生徒と来場者の感想】
・笑顔で楽しみながら、発表ができた(1年)
・練習をたくさんしていくうちに余裕ができて、自分の伝えたいことを言葉にできた(1年)
・質問は、自分の言える程度で言うことを心がけて丁寧に答えられた(1年)
・事前に準備していたので、すぐに対応できた(1年)
・恥ずかしそうなところも見られたけれど、自分なりの言葉で話せていて、感心した(2年)
・声の抑揚やアイコンタクトがしっかりしていて、話が入ってきやすかった(2年)
・改めて自社と向き合う機会、また他社のことを知る機会になった(来場者)
・インタビューシップを通して、自分の進路や目標に繋がっていてよかった(来場者)
・インタビューシップでの変化について聞き、受け入れてよかったと思った(来場者)
1,2年生の実行委員のみなさん 最後は1,2年生みんなで記念撮影
お疲れさまでした
多くの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
履修計画関連の授業も終了し、今回からは夏季休業中に実施する「インタビューシップ」(ジョブシャドウイング)に向けての事前準備の学習期間になります。令和元年度から始まった「インタビューシップ」も今年度で5回目を迎えます。令和2年度の新型コロナウィルス感染拡大の影響で、開始前日に中止になった1回(代案として3日間で、43企業に参加いただき、マスク着用・シールドを挟んでの働く意味や企業の魅力について出前講座・交流会の実施)を除き、毎年、実施してきました。今年度は実施されれば、在籍する3学年すべての学年が「インタビューシップ」を経験することになります。
「インタビューシップ」とは三木高校独自の造語です。「進学タイプ」の総合学科という全国でも稀な特徴を持つ本校で、キャリア教育としてのインターンシップが必要であると考えました。大学では「ジョブシャドウイング」として名称が定着しています。
令和元年度の「インタビューシップ」開始当初は、企画運営も暗中模索で、生徒にどのような事前学習を提供するのかについて「産業社会と人間」の担当者会議で、長い時間をかけ、論議して練り上げました。当時の若年教員の発案等は素晴らしいものがありました。その内容が、毎年の生徒と教員の意見により発展を遂げ、現在も受け継がれています。
一方で、当時の受け入れ企業側は「職場体験」しか経験しておらず、企業から「何をすればよいのか」という質問が学校に殺到しました。その対応で疲弊した経験から、ご協力いただいている香川県中小企業家同友会が中心となり受け入れ企業の学習会を開始しました。当時は「インターンシップ」=「職場体験」との考え方が固定化されていたために、本校独自の取り組みであることを伝える目的で、「インターンシップ」の内容に「ジョブシャドウイング」で行う「インタビュー」を加えて、造語を作ることで受け入れ企業に職場体験との違いを伝えることにしました。
令和5年度現在、「インタビューシップ」は三木高校独自の言葉として、県外にも広まっています。香川県中小企業家同友会では「共育型インターンシップ」と命名しています。また、県内で5校、県外でも1校と広がりを見せており、来年度以降も他県で実施校が増える予定であると聞いています。現在は、本校の実行委員会の生徒が、他校の生徒に対して企業を訪問する際の心構えや質問内容についての助言をしています。
さあ、いよいよ総合学科28期生のチャレンジが始まります。
<生徒の感想>
○私は、インタビューシップで事前に訪問企業へのメールを送信したり、電話をしたり、当日質問を1人で行うことを通して、メモをする力やコミニュケーション能力などを身に付けたい。入試でも自分の考えを述べることや企画の内容を相手にプレゼンテーションをする時にも生かしていきたい。また、企業についてしっかりと調べ、知識を深め、失礼のないようにしたい。ジョブシャドウイングをできるようにし、世界共通の目標となっているSDGsの面から企業の長所を考えたいと思います。そして、インタビューシップで学んだことや身に付けた力を、今後の進路にも生かしたいと思います。
○私は三木高校に入学して、1年生のときにインタビューシップを行うと知ったうえで入学したので、とても楽しみな気持ちが大きいです。「インタビューシップ」とネットで検索をすると、三木高生のことが一番に記事に出ていて、「とても凄いな」と心の底から思いました。これからマナーなどを学んで、企業の方に素敵な人だと思ってもらえるようになりたいです。
今回は、司会者が、前回実行委員会が時間をかけて作成した「探究グループ」ごとに着席するように指示しました。その後、配布資料の説明を行いました。
教員から「今後のスケジュール」「探究とは何か」「探究の手順」「『良い』探究とは」「『問い』とは」について説明がありました。
実際に、「問い」を作り始めました。まず、事前に個々人で2つずつ考えました。次に考えた「問い」についてグループで説明し合いました。
<生徒の感想①>
○今回の授業では「探究とは何か」「問いとは何か」というところについて学んだ。探究は調べ学習のように調べて終わりではなく、問いを立てて、そのことについて深く追求していくものだと思った。 また、問いの中にも「良い」と「悪い」があり、そのことを考えた上で、問いを考えて見ると、答えがほとんど出ている理系の分野は、とても難しいと感じた。自分が何をしたいのか、何に興味があるのかをもう一度考えて見ようと思う。
最後に、グループ内で探究に使えそうな良い「問い」を2つ選択しました。次回は、今回考えた「問い」を見直します。
<生徒の感想②>
○自分が普段疑問に思っているようなことを「問い」として言語化してまとめるのは難しかったです。ですが、「問い」を考えていくうちに、その疑問に対する自分の考えを整理できました。なので、「問い」を立てずに自分の考えが曖昧なまま物事を探究しても、良い結果は得られないのだろうと考えました。今回でた問いをどんどん深めていったり、別の問いにつなげて見たりして、テーマにあった問いを見つけています。
○問いを立てることが大事だということが分かった。予めテーマを仮決定していたが、問いのルールを聞いて、班内で考え直した。しかし、時間が足らず決めきれなかった。しかし、時間が足らず、決めきれなかった。数学と探究は相性が悪いと感じた。なので、少しルール違反だとしても、自分たちの知りたいことや考えたいことを深められれば、それはそれで良いのではないかと考えた。早速大きな壁にぶつかった気がしたが、これを乗り越えて、この先も乗り越えていけるように班のみんなで協力していきたい。
今年度最初の「進路探究」(総合的な探究の時間)は体育館での実施となりました。今年度から2年「進路探究」は実行委員が中心となって授業を運営します。昨年度後期から結成した「進路探究」準備委員会が本日から「進路探究」実行委員となり、初の試みに挑戦します。実行委員の生徒は、昨年度後期から毎週2回の昼休みを使って準備をしてきました。探究方法についての助言等は教員が行いますが、授業の運営については実行委員が行います。
まず、3年生の代表がグループ探究について発表しました。昨年度3月に香川県高等学校探究発表会に本校を代表して参加した生徒たちです。「孤育ての改善を目指してー未来の児童福祉(子育て)のカタチ」というテーマでプレゼンを行いました。
次に、担当者の先生方の自己紹介がありました。先生方から探究に対してどのように取り組みたいかという、それぞれの思いが語られました。
まず、「進路探究」の授業に入る前に、班に分かれて「産業社会と人間」の事業の振返りを行いました。実行委員を中心に意見交換をして、その後各班から出た意見を発表することで共有しました。運営方法はすべて実行委員で考えました。
まず、実行委員会が探究班を発表しました。班編成については1年次生後半から実行委員会のメンバーが全員の興味のある分野をアンケート調査し、再度全員から意見を聞いて丁寧に決めていました。
その後、まとめとして実行委員会から昨年度の学びについてプレゼンテーションが行われました。体育館の準備・設営から司会・運営をすべて生徒だけで行うことが出来ました。
<生徒の感想>
○先輩方のプレゼンテーションを聴いて、内容が深かったり、行動範囲が広かったりと、産社(「産業社会と人間」)とは規模が違うと感じた。先輩からのアドバイスでもあったように、内容が広かったり、行動範囲が広がったりすると、自分の好きなことを突き詰められるのが進探(「進路探究」)の特徴であり、良い点だと思った。産社の振返りを通して、成功したから反省点がないわけではなく、より良くするために、わずかでも反省点を見つけ、改善することが大切だと考えた。
○インタビューシップを楽しく終えたのは、事前の準備がしっかりとできたからだと改めて思いました。成果発表会では、人前で話す力や臨機応変に対応する力などがつき、人間として成長することが出来ました。1年次生で得たことをしっかりと生かし、先輩のようにまとめ、発表できるように頑張りたいです。
○「産社」を振り返って、「人前で発表できるようになった」「いろいろな職業を知れた」「自分の良さに気づけた」「礼儀・作法を身に付けることが出来た」などたくさんの発見や成長があったことに気づきました。班員それぞれ違う点で成長したと言っていて、それぞれが「進探」で個人の力を発揮できるのではないかと考えました。1人1人が責任感を持っていないと、「誰かがやってくれたらいいや」となってしまうので、私自身も責任感を強く持つことを心掛けたいです。