訪問企業決定・企業連絡・企業調べ
2023年7月5日 18時08分今回は、「インタビューシップ」ので生徒が訪問する企業をそれぞれ周知しました。「インタビューシップ」の目的は、自分の知らない身近な地域にある企業を知ることにあります。そのため、香川県中小企業家同友会から紹介された企業を「生徒の自宅から近い」という基準で割り振っています。今回は、三木高校生を受け入れたいという企業の78社を生徒78人に割り振りました。担任の先生からは、訪問企業について、一人ずつ丁寧な声掛けをしながら周知しました。
5年前から本校生徒の責任感の強さを引きだすために、生徒一人一企業への訪問をお願いしています。「インタビューシップ」開始当初は、生徒数の企業が集まりませんでしたが、同友会のご尽力と三木高生の訪問時の態度や成果発表会での発表の姿勢を高く評価いただき、2年前からは生徒数を上回る訪問先を推薦していただけるようになりました。
訪問する企業の発表後、授業内でそれぞれの企業に対して訪問のお願いと打合せについて生徒一人一人がメールを送ります。ここで、6月30日の関先生のメールの送り方講習が生きてきます。生徒は不安になりながらも一生懸命にメールを作成し、訪問企業に送ります。返信があれば喜び、先生方に報告に来ます。返信が届かない場合は、不安な気持ちをかかえつつ担当教員と相談します。企業からの返信メールが届かない企業には電話で連絡をしたり、学校から同友会に連絡して企業と繋げたりと次の手段を考えます。訪問する企業の状況に合わせて、教師と生徒が試行錯誤しながら連絡方法を工夫しています。
訪問企業と連絡をつける作業は最も大変な作業の一つですが、教員と生徒にとって、多忙な中小企業の現状を知り、対応を工夫する力が身に付ける大切な経験です。
訪問企業と連絡が取れた生徒は、訪問企業についての詳細を調べます。また、実際に企業へ訪問した際に行う質問項目について考えます。
<生徒の感想>
○メールを送るだけですごく緊張した。一行開けることや、文面の最後に自分のメールアドレスを入れること、名前にふりがなをつけることなど、訪問する企業の方が、少しでも良い気持ちでメールを受け取ることが出来るように工夫することは、とても大切なことだと思った。来年の1年生もこのインタビューシップをすると思うから、企業の方の迷惑にならないように活動出来たら良いと思った。
○企業さんにメールを送りました。私が訪問するところは不動産業で、今まではあまり興味を持つこととかもなかったけれど、せっかくインタビューシップに行くので、しっかりと話を聞いて、何かを得ることが出来たらいいなと思います。しっかりと企業のことを調べていきたいです。
○インタビューシップで訪問する企業のことについて調べたり、メールを送ったりしました。私が行く企業のことについて調べると、老人ホームや介護施設で使われるシャンプーやスキンケア用品を作っている企業だということが分かりました。インタビューシップは緊張するけど、その企業のことについて詳しく知ることが出来るように頑張りたいです。