総合学科の取組

三木高校総合学科では、1年次前期に「産業社会と人間」、2・3年次に「進路探究」(総合的な探究の時間)をそれぞれ履修します。このページでは、それぞれの取組を紹介します。

<「産業社会と人間」> 

 令和5年度  令和6年度

<「進路探究」(総合的な探究の時間)>

 令和5年度  令和6年度

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令和5年度「産業社会と人間」(1年)

アピールシート完成・提出

2023年9月6日 18時08分

今回は、企業紹介冊子「Connecting Room」の原稿となるアピールシートを完成します。生徒の皆さんはアピールシートの内容について、担当の先生方からのチェックを受けます。チェックを受けたアピールシートを訂正する作業を行いました。

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事前に成果発表会実行委員会の2年次生21名が1年次生78名分のアピールシートを分担して、誤字脱字等に関して訂正を要する箇所に付箋を貼りました。1年の実行委員がそれを78名に訂正するように指示を出します。すでに、実行委員会が主体的に動き始めました。

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<生徒の感想>

○アピールシートを先輩に見てもらい、訂正箇所を各々が訂正しました。先生方にチェックをしてもらう待ち時間で、友だちのアピールシートを見せてもらうと、一人一人のこだわりを感じられるようなアピールシートのなっていました。これからポスター作製に取り掛かりますが、他の人からの刺激があり、良いものに出来そうです。

○アピールシート完成に向けて取り組みました。私はアピールシートを書くときに、読む人が見やすいように、3つの観点に分けました。また、文章はできるだけ短くし、矢印のような記号を使いました。友だちも褒めてくれて嬉しかったです。友だちのアピールシートも見せてもらい、どうしたらもっと良くなるのかなど自分にはなかった考えを知ることが出来ました。友だちのアピールシートも参考にしながら、自分らしさがあふれるアピールシートに仕上げます。

○自分の書いたアピールシートは、色も多く使ったので、比較的見やすいと思っていたけれど、1枚目と2枚目で、鮮やかさが違っていると先生に言われたとき、確かに偏りがあるなと思いました。その時、褒めつつも全体のバランスを見て、細かく指摘するのはあのような短時間でできることではないのに、どうしてできるのだろうと思いました。実行委員として、アピールシートは集めるとき、そのアピールシートを見たいと思うのかどうかを基準にして、私も正しい判断をとっさにするようにできるようになりたいと思いました。

インタビューシップ経験交流会

2023年9月1日 18時26分

今回は、「インタビューシップ」を体験しての経験交流会を行いました。運営は、10月25日に実施される総合学科成果発表会の実行委員が行いました。今回、初めて「インタビューシップ」前から実行委員会を結成しました。プロジェクトゴール共有会(「インタビューシップ」出発式)に始まり、総合学科成果発表会まで、1・2年の実行委員会が協力しながら企画の立案・運営・実行をすべて行います。特に「産業社会と人間」の授業は、1年実行委員15名が中心となり、78名の生徒と担当教員が協力して創っていきます。どんな成果発表会になるのか今から楽しみです。

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<生徒の感想①>

○経験交流をしてみて、人それぞれ違った学びをしていて、表情も生き生きしており、話を聞くのがとても楽しかったです。また、2分半の中で話したいことがとても多く、脳内で整理して話すのが、本当に難しかったです。成果発表会に向けて、話し方のスキルを高められたら良いなと思いました。

○短縮授業のため、時間がいつもの半分しかなく、一人2~2分半での発表になったけれど、みんな自分の訪問企業をアピールシートを見せながら説明していました。自分の言葉で表現しており、楽しそうでした。今回は、私が司会をしたので、うまく回せるかどうか、仕事をもらったときから心配だった。しかし、他の実行委員の人たちがしっかりしていたのもあり、何とかうまく回しきることができて、達成感が半端なかったです!これからの方がもっと忙しくなるけれど、必ず成果発表会を成功させます。

○アピールシートから要点を抜き取って、企業さんの良いところを皆に伝えるのは楽しかったけれど、難しかった。アイコンタクトを取ろうとすると、考えていたセリフが飛びそうになり難しかった。「相手に物事を伝える!!」という意思をもって本番に臨めるように、これから意識していきたい。

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<生徒の感想②>

○今回のインタビューシップで得られたものは大きいと感じていたけれど、やはり他の人の話を聞くと、みんなそう思っているようでした。私はたまたま、将来なりたい職業に近い業界の企業に行けたので、より一層進路について深く考えることが出来ました。ある人は、興味があまりなかった企業だったけれど、そこで活動したことによって、新たな進路を見いだせたことを話していました。「インタビューシップ」で学んだことを、成果発表会でしっかりと発表できるよう頑張ります。

○友達が、それぞれ訪れた企業先で、様々な仕事を見てきたことを知れた。「アピールシート」に訪問企業の写真も張られていて、どんな仕事をしていたのかを明確に知ることが出来た。アピールシートを丁寧につくりたいと思う。

○「インタビューシップ」に行って学んだことを、アピールシートを使って、私の訪問企業について何も知らない人に、一から伝えました。伝えるって大変なことでした。私はわかるけど、話している相手は何も知らずに聞いているので、どう言ったら分かってくれるか考えながら話しました。途中で話を聞いてくれている人のかをを見て、あまりわかっていないようなときがあり、その時は、例えを使って説明しました。臨機応変に対応できたことは良かったです。一方、反省点アピールシートばかりを見て、あまり聞いてくれてる人の目を見ていられなかったことと、アピールシートばかりを見て、あまり聞いてくれている人の目を見れなかったこと、アピ―ルシートシートの内容をそのまま読んだだけのところがあったことです。

「インタビューシップ」に行ってきました!!

2023年8月21日 18時15分

夏季休業中の7月21日~8月21日、1年次生は「インタビューシップ」で一人一企業を訪問しました。78名全員が誰一人かけることなく参加することが出来ました。

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「インタビューシップ」の期間中、お忙しい中、生徒の様子を見に行っていただいた先生方ありがとうございました。「産業社会と人間」の授業担当者以外にも、学年主任やクラス担任にご無理申し上げました。この場をお借りして、感謝申し上げます。

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皆さんお疲れさまでした。皆さんがどれほど成長したのか、皆さんに会うのが楽しみです。

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今から、皆さんが訪問企業をアピールする冊子の原稿となる「アピールシート」を読むのが楽しみです。その後、ポスターとして、「アピールシート」どのようにまとめられるのかワクワクします。

プロジェクトゴール共有会

2023年7月19日 18時03分

本日は、「インタビューシップ」直前の最後の授業です。いよいよ総合学科1年次生78名が「インタビューシップ」に出発します。毎年恒例の「出発式」として、全員が「インタビューシップ」に向けての決意を発表します。三木高校のMから始まる単語1つを色画用紙に書き、そこの込められた意気込みを一人一人が語ります。5年前に始めたこの企画ですが、生徒の文字に込められた意味を聞くたびに、自分を成長させたいという深い思いと決意に感動を覚えます。

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今年度は、2年次生の実行委員会のメンバーからの助言で、初めて、1年次生の実行委員会メンバーを「インタビューシップ」前に結成しました。椅子の移動、「M」から始まる用紙、名札など授業の事前準備を1年次生が行いました。事前の準備や動きなど1年次生とは思えない機転の利かせた動きができており、「産業社会と人間」の授業担当教員も感心していました。

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全員が発表した後、「産業社会と人間」授業担当教員からの一言があり、最後に校長先生から激励の言葉をいただきます。

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最後に全員で記念写真を撮り、いよいよ一人一企業を訪問します。高校1年の7月から準備をはじめ、7月中旬から8月下旬に一人一企業を訪問するというのは、非常に大きなチャレンジだと思います。

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1年次生は見知らぬ大人と関わることがほとんどありません。総合学科1年次生との面談では、毎年多くの生徒が、コミュニケーションが苦手だと語る本校生のことを考えると、生徒たちの不安は想像以上であると考えます。しかし、この体験に果敢に挑んだ生徒は、予想を大きく上回る成長を遂げます。この成長が、総合学科の生徒にとって人としての魅力をより引き出していると感じます。

<生徒の感想>

○「M」から始まる文字だけでも結構な数があり、一人一人どんな人になりたいのかを明確にして、目標や「M」から始まる文字を考えていた。私は「Moxie」という単語を選んだけれど、他の人も同じ文字を選んでいたにもかかわらず、掲げる目標はそれぞれ違っていた。先生方も考えてくださっていて、一人一人、先生も含めて目標を掲げ、一致団結しているなぁ~と私は強く感じました!将来の力にもなる一つにもしたいし、私はこのインタビューシップを思いっきり楽しんできます!

○今回の授業で使う座席の準備、一人ずつ「M」から始まる決意の紙を座席に配る、写真撮影の時に使う椅子の準備、名札の配布、様々なことに気を配って、準備してくれた実行委員のみんなの姿勢を見習って、「インタビューシップ」に向かおうと考えました。私もこんな人になりたいと尊敬しました。

○同じように「インタビューシップ」に行くにしても、「インタビューシップ」に対する目標や思いは人それぞれ違い、おもしろかったです。マッチや顕微鏡という意味の単語を用いていた人もいて、理由を聞くと、とても深く思いが伝わってきました。思いを文字や言葉にすることも大切ですが、さらに伝えて、伝わるともっといいなと改めて感じました。「伝える」ということは、言葉にするのは簡単ですが、実際にしてみるととても難しいです。自分に自信を持って「インタビューシップ」に臨みます。

インタビューシップに向けて先輩からの説明

2023年7月14日 18時38分

今回はジョブシャドウイングについて、先輩から説明がありました。ジョブシャドウイングとは、「学生や生徒が企業の社員に同行し、どのように仕事をしているのかを体感すること」です。実際に、どのようなことをすればよいのかを2年次生から1年次生に説明がありました。

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その後、2年次生「総合的な探究の時間」(本校では、「進路探究」の名称で実施)実行委員会と1年次生の成果発表実行委員会のメンバーに立候補した15名が運営の中心となり、ジョブシャドウイングの実践を行いました。初めて出会う50名近い外部の方と1年次生78名が各班に分かれて、実行委員の生徒が決めたいくつかのテーマについて話し合いをしました。

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この企画のきっかけは、「総合的な探究の時間」実行委員会のメンバー2年次生数人が外部の企画に参加し、フォークダンスのように、2重の円を作り語り合う「トークフォークダンス」を経験し、そこで外部の大人の方と意気投合し、「学校でこれができないだろうか」と提案してきたのがきっかけです。

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参加者していただく外部の方に関しては、NPO法人やPTA関連の方で「トークフォークダンス」に参加していた方にご無理を申し上げて、信頼できる方々にご参加いただきました。短期間で、多くの社会人の方を集めていただいたことに深く感謝申し上げます。

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<生徒の感想>

○普段は、なかなかない大人の人たちと話をする機会ということで、とても楽しくて、沢山のことを学ぶことが出来ました。まだ、インタビューシップに少し不安はあるけれど、今日習ったことを生かして、最高のインタビューシップにしたいです。

○大人の方々と話すのは難しかった。そこに加えて僕の班は、僕以外話したことのない女子だったのでなおさらでした。そんな状況でも、たくさん質問をすることが大切だと思ったので、果敢に挑戦をしました。この経験は「インタビューシップ」当日でも生きてくると思います。

○大人の人のコミュ力って、やっぱりすごいというのを改めて思い知らされました。また、質問する際のポイントや働くことの意義など、ジョブシャドウイングならではのこともたくさん伺えた。インタビューシップ前に、人生においての大切な機会を設けてもらえてとてもうれしい。

○さまざまな職業に就いている大人、仕事に就いている大人と提示された話題について話し合いました。高齢な方から若い方までいたので、ゆっくりはっきり大きな声で話すことを意識しました。また、目を見ながら話を聞きながらリアクションをしながら、メモを取りながらといったように、同時にいくつかのことをするということを練習できて良かったです。

インタビューシップに向けての先輩によるプレゼンテーション

2023年7月12日 18時49分

本日は、先輩から「インタビューシップ」に向けての心構えとポスタ―セッション作成のための留意事項に関する助言を受けました。まず、先輩からインタビューシップを通して成長したことなどの体験に基づくプレゼンテーションを行ってもらいました。これは、5月に保護者に対して実施した「総合学科説明会」でも発表していただきました。保護者の方からの評価が高く、再度お願いしました。

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次に「インタビューシップ」を体験した先輩だからこそわかる細かい注意事項や助言をしてくれました。今から体験する1年次生は、熱心に聞き入っていました。

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その後、6名の先輩が分かれてポスター発表を行いました。それを1年次生が見聞きすることで、当日の発表のイメージを作りました。

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<生徒の感想>

○私は先輩の言葉がとても印象に残りました。「やりたいことをとことんやる」や「真正面から自分の意志で伝える」と強く語ってくださって、普通にいたり、やったりしているだけではもったいないと思いました。せっかくの機会なので、「インタビューシップ」では、気になったことは積極的に質問していきます。「インタビューシップ」の中で、自分らしさやオリジナリティを出せたらいいなと思います。そのためにも、事前の企業調べや質問を考えるのどの対策を万全にしていきます。

○私は発表会ではパネルの配置を工夫するなど積極的に運営をし、インタビューシップでは、写真を撮ってもよいかということを企業に質問し、撮った写真により、聞いている相手にも分かりやすく伝えることが出来るようにしたいと思います。また、ポスター作製のときには、説明が長くなってしまわないように、短い分でまとめ、相手に興味を持ってもらうことが出来るようにしたい。世界の目標となっているSDGsに対して、どのような取組が行われ、どの観点と関係あるのかについても考えながら、「インタビューシップ」の中でも訪問企業の知識を深め、良い発表ができるようにしたいと思います。

○先輩の話を聞くと「インタビューシップ」は本当に自律する力を身に付けることが出来るものだと思いました。先輩の発表を聞いていると、聞き手の方を向いて話したり、難しい単語を分かりやすく説明したりするなどの工夫があって、聞いていて、話がよく頭に入ってきました。このようになるには、まず企業について興味を持ち、時分から質問できるようになる必要があると気づきました。

企業連絡・企業調べ

2023年7月7日 19時20分

前回に引き続き、まだ訪問企業との連絡がついていない生徒は、メールや電話等を駆使して継続的に連絡をします。一方で、訪問企業調べや質問内容を検討しました。

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また、7月19日のインタビューシップの激励会に向けて準備を始めました。激励会当日は、Mから始まる英単語を色画用紙に書き、その単語に込めた自分の決意を全員の前で発表します。

<生徒の感想>

○企業の訪問日程も決まって、本格的に企業について調べ始めました。一人で行くとなると何をしたら良いのか分からなくなるし、不安が勝ってしまうけれど、その分良く調べて少しでも不安な部分が取れて、訪問できると良いなと思いました。

○私は訪問企業とスムーズに交渉することが出来たけれど、そもそも連絡がつかない子もいて、みんなの状況は様々でした。そのような中で、友だちとメールの文面について、「ここの文は、こっちの方が丁寧かな」「こっちの方が分かりやすいかな」などと話し合いました。自分たちで文章を作って、自分で送るというのは、なんだか緊張しました。

○インタビューシップをする企業さんと連絡を取りました。メールを送るときには、相手が読みやすく簡潔に書くこと、間違った敬語の使い方をしないことなど、いろいろなことに注意しながら連絡を取りました。今まであまり大人の人と関わる機会がなかったので、良い経験になりました。

訪問企業決定・企業連絡・企業調べ

2023年7月5日 18時08分

今回は、「インタビューシップ」ので生徒が訪問する企業をそれぞれ周知しました。「インタビューシップ」の目的は、自分の知らない身近な地域にある企業を知ることにあります。そのため、香川県中小企業家同友会から紹介された企業を「生徒の自宅から近い」という基準で割り振っています。今回は、三木高校生を受け入れたいという企業の78社を生徒78人に割り振りました。担任の先生からは、訪問企業について、一人ずつ丁寧な声掛けをしながら周知しました。

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5年前から本校生徒の責任感の強さを引きだすために、生徒一人一企業への訪問をお願いしています。「インタビューシップ」開始当初は、生徒数の企業が集まりませんでしたが、同友会のご尽力と三木高生の訪問時の態度や成果発表会での発表の姿勢を高く評価いただき、2年前からは生徒数を上回る訪問先を推薦していただけるようになりました。

訪問する企業の発表後、授業内でそれぞれの企業に対して訪問のお願いと打合せについて生徒一人一人がメールを送ります。ここで、6月30日の関先生のメールの送り方講習が生きてきます。生徒は不安になりながらも一生懸命にメールを作成し、訪問企業に送ります。返信があれば喜び、先生方に報告に来ます。返信が届かない場合は、不安な気持ちをかかえつつ担当教員と相談します。企業からの返信メールが届かない企業には電話で連絡をしたり、学校から同友会に連絡して企業と繋げたりと次の手段を考えます。訪問する企業の状況に合わせて、教師と生徒が試行錯誤しながら連絡方法を工夫しています。

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訪問企業と連絡をつける作業は最も大変な作業の一つですが、教員と生徒にとって、多忙な中小企業の現状を知り、対応を工夫する力が身に付ける大切な経験です。

訪問企業と連絡が取れた生徒は、訪問企業についての詳細を調べます。また、実際に企業へ訪問した際に行う質問項目について考えます。

<生徒の感想>

○メールを送るだけですごく緊張した。一行開けることや、文面の最後に自分のメールアドレスを入れること、名前にふりがなをつけることなど、訪問する企業の方が、少しでも良い気持ちでメールを受け取ることが出来るように工夫することは、とても大切なことだと思った。来年の1年生もこのインタビューシップをすると思うから、企業の方の迷惑にならないように活動出来たら良いと思った。

○企業さんにメールを送りました。私が訪問するところは不動産業で、今まではあまり興味を持つこととかもなかったけれど、せっかくインタビューシップに行くので、しっかりと話を聞いて、何かを得ることが出来たらいいなと思います。しっかりと企業のことを調べていきたいです。

○インタビューシップで訪問する企業のことについて調べたり、メールを送ったりしました。私が行く企業のことについて調べると、老人ホームや介護施設で使われるシャンプーやスキンケア用品を作っている企業だということが分かりました。インタビューシップは緊張するけど、その企業のことについて詳しく知ることが出来るように頑張りたいです。

社会人講師講演会「社会人として必要なマナーについて」

2023年6月30日 18時29分

今回は、インタビューシップの事前学習として「社会人として必要なマナーについて」というテーマで社会人講師講演会を行っていただきました。講師には毎年、高松短期大学秘書科 関 由佳利先生をお招きしています。関先生は、インタビューシップを始めて以降、一般的な礼法指導ではなく、こちらの要請に対して柔軟に対応いただき、インタビューシップに必要な礼法指導をしていただいています。

今回は、高松大学と香川大学から関係者が来校し、授業を参観されました。「インタビューシップ」に興味を持たれ、大学でも「インタビューシップ」を導入しようという動きがあるため、本校の授業を視察に来られました。

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「インタビューシップ」ではジョブシャドウイングという技法を用いるため、訪問企業での質問が大切になります。また、訪問企業への連絡方法は時代の流れから電話からメールへと変化しています。そのつど、こちらの要望に対して柔軟に対応いただいています。

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時代の変化によりインタビューシップの形も変化するなかで、「自己表現の練習」「電話のかけ方」「メールの書き方」「文章の書き方」など新しい項目を加えていただいています。生徒からも「将来のためになる」と毎年、非常に評価の高い講演会です。実際にお辞儀を体験したり、ワークシートに大切なことを書き込む形式をとられたりしており、あっという間に90分授業が終わってしまします。

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社会人講師講演会の後は、必ず生徒全員の感想文を送るのですが、関先生は必ずお礼の手紙と生徒個々人の質問に対する返事をお送りいただいています。本当に、丁寧な対応に感謝すると同時に、さすがマナーについて教えていらっしゃる方だと感心させられています。関先生とメールのやり取りをするときには、自分のメールの内容もより丁寧な表現を心掛け、良い意味で緊張感を持つことが出来ます。

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最後は、代表生徒がしっかりと謝辞を述べました。入学後3ヶ月近くが経ち、1年次生も高校生として目を見張るほど成長しています。生徒たちの成長に元気付けられます。

<生徒の感想>

○社会人として必要なマナーは、高校生を人間的にひとつ成長させた世界に連れて行くものだと思った。お辞儀や物の手渡しなどの動作が一つ一つとても細かくて、自分にできるのだろうかと思い、きちんとした社会人になれるのかと不安になった。でも、私たちには「インタビューシップ」という社会人として必要なマナーなどたくさんのことを学べる機会があるので、難しくて大変そうだけど、とても楽しみです。失敗もあると思うけど、落ち込まず積極的に取り組み、良い経験をしたいと思った。

○普段友だちと過ごしているとき、意識して相手と会話したり、目を見てお辞儀をしたりしないので、企業の方とお会いした時、失礼がないように気をつけたいなと思いました。また、自分は緊張すると、早口になってしまう癖があるので、常にゆっくりと話すことを意識したいと思います。

インタビューシップの概要と意義について

2023年6月28日 18時32分

履修計画関連の授業も終了し、今回からは夏季休業中に実施する「インタビューシップ」(ジョブシャドウイング)に向けての事前準備の学習期間になります。令和元年度から始まった「インタビューシップ」も今年度で5回目を迎えます。令和2年度の新型コロナウィルス感染拡大の影響で、開始前日に中止になった1回(代案として3日間で、43企業に参加いただき、マスク着用・シールドを挟んでの働く意味や企業の魅力について出前講座・交流会の実施)を除き、毎年、実施してきました。今年度は実施されれば、在籍する3学年すべての学年が「インタビューシップ」を経験することになります。

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「インタビューシップ」とは三木高校独自の造語です。「進学タイプ」の総合学科という全国でも稀な特徴を持つ本校で、キャリア教育としてのインターンシップが必要であると考えました。大学では「ジョブシャドウイング」として名称が定着しています。

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令和元年度の「インタビューシップ」開始当初は、企画運営も暗中模索で、生徒にどのような事前学習を提供するのかについて「産業社会と人間」の担当者会議で、長い時間をかけ、論議して練り上げました。当時の若年教員の発案等は素晴らしいものがありました。その内容が、毎年の生徒と教員の意見により発展を遂げ、現在も受け継がれています。

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一方で、当時の受け入れ企業側は「職場体験」しか経験しておらず、企業から「何をすればよいのか」という質問が学校に殺到しました。その対応で疲弊した経験から、ご協力いただいている香川県中小企業家同友会が中心となり受け入れ企業の学習会を開始しました。当時は「インターンシップ」=「職場体験」との考え方が固定化されていたために、本校独自の取り組みであることを伝える目的で、「インターンシップ」の内容に「ジョブシャドウイング」で行う「インタビュー」を加えて、造語を作ることで受け入れ企業に職場体験との違いを伝えることにしました。

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令和5年度現在、「インタビューシップ」は三木高校独自の言葉として、県外にも広まっています。香川県中小企業家同友会では「共育型インターンシップ」と命名しています。また、県内で5校、県外でも1校と広がりを見せており、来年度以降も他県で実施校が増える予定であると聞いています。現在は、本校の実行委員会の生徒が、他校の生徒に対して企業を訪問する際の心構えや質問内容についての助言をしています。

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さあ、いよいよ総合学科28期生のチャレンジが始まります。

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<生徒の感想>

○私は、インタビューシップで事前に訪問企業へのメールを送信したり、電話をしたり、当日質問を1人で行うことを通して、メモをする力やコミニュケーション能力などを身に付けたい。入試でも自分の考えを述べることや企画の内容を相手にプレゼンテーションをする時にも生かしていきたい。また、企業についてしっかりと調べ、知識を深め、失礼のないようにしたい。ジョブシャドウイングをできるようにし、世界共通の目標となっているSDGsの面から企業の長所を考えたいと思います。そして、インタビューシップで学んだことや身に付けた力を、今後の進路にも生かしたいと思います。

○私は三木高校に入学して、1年生のときにインタビューシップを行うと知ったうえで入学したので、とても楽しみな気持ちが大きいです。「インタビューシップ」とネットで検索をすると、三木高生のことが一番に記事に出ていて、「とても凄いな」と心の底から思いました。これからマナーなどを学んで、企業の方に素敵な人だと思ってもらえるようになりたいです。

履修説明会③

2023年6月23日 18時21分

6月22日・23日は3系列に分かれて、すべての系列について質問の時間を取りました。

履修計画を作成するために、自分の適性から職業を調べ、進路につなげる活動を行いました。その後、具体的な進路について考えられるように、大学・専門学校などの上級学校について学習し、自分の進学希望を考えたのち、受験科目等について調べました。その進路をもとに履修計画を作成し始めます。

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履修計画を作成するにあたり、各教科の選択に関する説明や注意事項について、担当教科の先生方よりいただきました。

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教科科目選択記入用紙の書き方の注意を受けながら、系列ごとに集まり履修計画を作成し始めました。

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<生徒の感想>

○今回で、自分の行きたい系列をはっきりと決めることが出来た。大学を選ぶのはとても難しいけれど、自分の将来のためにも、しっかりと考える必要があると思いました。私は神戸の大学に進学したいです。自分の目標が定まっていれば、そこに向かって頑張れると思うので、目標を決める大切さに改めて気づきました。

○まずは、自分の行きたいと考えている大学の必要な教科を調べることが大変でした。履修計画には、条件があったりするので、「履修の手引き」をしっかりと読んで理解することが大切だなと感じました。また、自分は空きコマを作り過ぎていたので、空きコマを何にするのか考えるのも興味に沿ってできるので楽しめました。

履修説明会②(先輩による各系列の説明)

2023年6月21日 18時35分

今回は、最初に1年次履修計画の日程を説明及、総合学科の特徴と魅力について話をしたのちに、各系列の3年次生から系列ごとの魅力について語ってもらいました。例年、先輩によるプレゼンは好評で、今年度も1年次生は、先輩のプレゼンテーションに熱心に耳を傾け、積極的に質問をしていました。

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<国際系列>

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<福祉系列>

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<流通系列>

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次回は1年次生は3系列に分かれて、すべての系列について話を聞きます。昨年度までは、興味のある2系列の話を聞くという形式にしていました。しかし、2年次生から「すべての系列を知ってから系列決定をしたかった。」という昨年度の反省を生かした形になっています。今年度の「産業社会と人間」の授業計画はすべて2年次生の意見を反映したものになっています。

<生徒の感想>

○自分のしたいこと、学んでみたいことを考えたり、自分が考えている大学の受験科目を考えてみる。英語で世の中についてもっと学んでみたいと思った。将来の自分に生きるような選択をしたいと思った。三木高の制度を活用して、これからの自分を作っていきたい。

○志望校は早めに決めた方が良いというアドバイスを聞いた。系列に分かれて、自分の得意、不得意を見つけ出して、それに合った志望校を決めていきたいなと思いました。私は世界で活躍したいと考えているので、時事英語を取って、英語力、コミュニケーション力を身に付けたいなとと考えました。空きコマができたときは、時間を有効に使いたいです。

○今回は、私が一番知りたかった型についての説明をたくさんしていただきました。流通系列は資格をたくさん取ることが多く、大変なのかなと思っていましたが、流通Ⅱ型は、普通科目も選択して並行して受講することが出来ることを知ることが出来たので凄いと思いました。流通Ⅰ型も商品開発やビジネスマナーを学ぶなど、座学だけではないところがとても良いと思いました。系列決定の際に、国際系列と悩まされる良い機会になりました。

○教科の選択については、「友達が取るから取ろう」とか「友達が取っていないから取らないでおこう」といった考えではなく、夢が決まっていない場合は、自分の興味から、それに当てはまる大学を見つけて、その大学に入るために必要な科目を履修していくという形で、履修計画を立てていけば良いと分かった。まず、希望する大学をいくつか見つけられるようにしたいです。

履修説明会①(3系列の説明)

2023年6月9日 18時07分

本日から6月23日までは「産業社会と人間」の授業を含めた90分×4時間で、三木高校の軸である履修計画(次年度以降の科目選択)を作成します。初回の今回は、本校総合学科の3系列について学びます。まず、履修計画を軸に授業を創っている「産業社会と人間」で活動した内容がどのように履修計画に繋がっているのかを確認しました。履修計画では、1年次に3年間の計画を立てますが、前期の大きな目標は、後期から始まる3系列の選択です。12月後半の履修計画で3系列の型を決定します。

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「産業社会と人間」の振返りに続き、3系列の系列長の先生方から各系列で「何を学ぶのか」「どのような特色があるのか」などのついての説明がありました。

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先生方からの説明に対して積極的に質問が出ました。先生方も丁寧に答えていました。また、教頭先生から履修計画の大切さについてのお話もあり、生徒の皆さんは熱心に聞き耳を立てていました。

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その後、履修計画作成の土台となる大学についてChromebookを利用して調べました。入学から2ヶ月しか経っていない1年次生ですが、熱心に「今の自分」と真剣に向き合い、将来の進路について考えていました。

<生徒の感想>

○今、自分には、はっきりとした夢がないので、全然系列も決まっていなくて焦っているのですが、まず、自分は何が好きで、何に興味を持っているのかを改めて考えて見ようと思いました。また、未来に向けて小さなことでも良いので、目標を持っていたいです。そうすると、モチベーションも上がり、頑張れるのではないかと思いました。

○流通や福祉は専門的なことを取り入れていて、興味のあるものもあった。国際は自分が思っていたものとはまた違っていて、型によれば数学を取らないものもあってびっくりした。そして、次期によって調整することが出来て、それも選択授業の良さだと思った。国際系列が「何でも知りたい人」「研究したい分野が明確な人」に向いており、「良く考えて選ぶこと」が大切だと聞いて、深く考えなければと思い、また悩んでしまいました。

KP法で夢語り②

2023年6月7日 19時05分

前回6月2日の「夢語り②」の実施が警報のため中止になりました。本来、夢語り①~③までを計画していましたが、今回の90分で「夢語り②」「夢語り③」をまとめて、生徒の「夢語り」を行うことになりました。事前に生徒の希望進路を大まかに把握して、1回目は各班員を似た進路を持つ生徒を集めました。2回目は同様にすべてのメンバーを入れ替える形で実施しました。現2年次生から「進路が似通っている人で集まる方が盛り上がる」という意見を生かして班編成を行いました。

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班に分かれて、自己紹介をしたのち1人発表6分、質問・感想2分で順番に発表を行いました。最後に発表者に対して、班員全員から評価シートを手渡されます。本校生は非常にまじめで、熱心に取り組むため自分のことをしっかり相手に伝えることが出来ます。同時に、相手に対して「友愛」に気持ちをもって温かいコメントを送ります。このことが、生徒たちに自分の心を開かせる大きな理由であり、この企画が瀬成立する理由であると感じています。本校総合学科の自慢すべきアピールポイントです。

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<生徒の感想①>

○最初は2分程度しか台本を読んで離せなかったけど、2回目は4分くらい話すことが出来た。6分丸々使うことはこんなにも難しいことなのだと思った。皆それぞれ夢があって、それに向かって努力している内容を聞くと、自分ももっと頑張ろうと思うことが出来た。意外な過去を持っている人が多くて驚いた。やっぱり話をしてみないと、その人の内心とか経歴とかはわからないなと思った。

○みんなの夢語りを聞いて、自分の身近なものに魅力を感じたり、憧れを抱いたりすることが多いのだと気づきました。なぜなら、自分が「いいな」と思ったからです。嫌いなものが夢になることはあまりないと思います。だからこそ、自分の好きなものを伸ばしていきたいと感じました。

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<生徒の感想②>

○同じ職に就きたい人の中でも理由がそれぞれ違っていて面白かった。普段こんな話をいろんな人とする機会はないから、いろんな人と話せてよかった。自分の考えを口に出して言うことは、少し苦手意識があったけど少し改善された。自分の夢について改めてよく考え、自分の将来の夢を叶えられるようにしたい。

○私は本時の紙芝居プレゼンテーションを通して良かった点は、重要なところだけを箇条書きで相手に伝えやすくし、織田信長の「絶対は絶対にない」という名言や「七転八起」という四字熟語を用いながら、どうしていきたいかを「なりたい”自分”になるために」をテーマとして、分かりやすく伝えることが出来た点です。改善点は、発表をするときに時間を余らせてしまったところです。その改善策として、1つ1つの内容を深く掘り下げていき、詳しくすることだと考えました。今回の経験をいろいろなところで行うプレゼンテーションに生かしたいと思います。

KP法で夢語り①

2023年5月31日 18時18分

本校で5年前から導入したKP法による「夢語り」は、例年生徒からの評価が高い授業です。年度によっては、生徒から「もっと時間が欲しい」との感想が寄せられることもあります。今年度の「夢語り」の第1回目は先生方の「夢語り」です。「産業社会と人間」の授業担当者で担任の先生にプレゼンテーション」をお願いしました。担任や副担任の先生のことをより深く理解すること、KP法を具体的に提示することを目的としています。

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その後、生徒たちがKP法の準備を始めました。自分史を振り返りながら、自分の過去・現在・未来について、どのように工夫して周りの人に伝えるのかを考えました。KP法では、10枚の紙に紙芝居を作成し、それを一つずつ提示しながら話をします。話が終わったときに、紙芝居の紙がその生徒の自分史になっているというものです。

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<生徒の感想>

○夢というものは諦めず、努力し続けようとする意志がある人にしか持てないものだと私は思います。今回、話をしてくださった3人の先生方全員に共通しているのは、経験を積むということだと気づきました。夢でなくても、何かをするにあたって、初めの先入観だけで判断するのではなく、とりあえず一度やってみようかなという好奇心がを持ちたいです。

○□□先生は、自分の好きなことを生きがいにして、そのことを分析して、良さをもっと探っているのがとても凄いと感じた。私も自分の好きなことに熱中できる人になりたい。△△先生の採用試験で不合格になっても、立ち上がってもう一度挑戦する粘り強さを見習いたいなと思った。また、支援学校で学んだ教訓を今に生かしているのもすごいなと思った。○○先生は、自分のしたい!と思ったこと素直に行動に移せる行動力を見習いたいと思った。今、自分が何がしたいのか、何をするべきかを分析できる人になりたい。

令和5年度「進路探究」(総合学科2・3年)

2年進路探究最終日(論文発表)

2024年3月5日 18時42分

本日は、2年進路探究の今年度最後の授業でした。なお、本日は金沢大学から上森准教授が来校されました。昨年8月に東京にて本校2年次生3名が総合学科1・2年次生の探究活動と生徒の成長について発表しました。その際、分科会の助言者として質問をしてくださったのが上森先生でした。発表生徒について、その後の成長と本校総合学科を自分の目でご覧になりたい、との目的で遠路お越しいただきました。

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上森先生は、2・3限目(90分)の「進路探究」(総合的な探究の時間の本校の呼称。以下同様。)と4限目の「数学Ⅱ」の授業を参観されました。

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「進路探究」では、まず上森先生に本校を訪問された目的をお話しいただきました。その後、東京で発表した2名の生徒が上森先生に対してプレゼンテーションを行いました。一つは、1年次「産業社会と人間」や2年「進路探究」を通して、現在に至るまでの総合学科の学びや成長についてまとめたものです。もう一つは、発表生徒が現在、「授業改善」を求めて、生徒が主体的に学ぶ授業を実践すべく、9月以降に取り組んできた内容とその成果についての発表でした。

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プレゼンテーションをした2名の生徒は、上森先生から多くの質問を受けていました。

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以下、発表した生徒たちの感想です。

<生徒の感想>

〇自分が何をして何を学んできたかを自分で発表しながら振り返ることができました。学び方を通過点ととらえるのではなく、そこから吸収できることがたくさんあるから大切しなければならないということを改めて感じました。こういう自分の考えたことをアウトプットできる機会があるのはありがたいなと思いました。

〇久しぶりに上森先生にお会いでき、東京で発表させていただいときより、成長した姿を見ていただけてよかったです。前より深く掘り下げた質問をしてくださったり、褒めてくださったり、探究を頑張ってきてよかったと思えた瞬間でした。先生の鋭い質問から、新たな視点を得て、また内容をレベルアップできたらいいなと思っています。やはり外部の人とお話をさせていただき、発表を見てもらうと、自分たちの凄さに気づくことができます。普段何気なくやっていることは、決して当たり前ではなくて、不思議で良い意味で「おかしい」ことをしているんだと思いました。こんなことができる環境や他の人たちに見てもらえる環境があることに対して感謝しかないです。そして、先生と交流したことで、自分の経験値が上がり、視野も広がり、とても充実した1日でした。

〇私たちすごい!と感じました(笑)こういう場に参加させてもらうと、私たちの活動に興味を持ってくれて嬉しいし、誇りに思いました。そして、もっと興味を持ってもらいたい、もっと活動を広めたい、もっとがんばろうと思いました。私は上森先生とあまり積極的にお話させていただくことができなかったので、次にこのような機会があれば、受け身になるのではなく、積極的に会話し、これからの活動のヒントに繋げたいと思った。

一方で、3月10日の「香川県高校生探究発表会」に参加する生徒たちの発表練習も行われました。

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4限目の「数学Ⅱ」の授業は、グループを中心に自分たちで進度を決める授業です。講義に関しては、生徒の要求により、教師がどのような時間で、どのようなことに注意して講義をして欲しいかを提案します。先生にはその講座の授業を見学していただきました。生徒は上森先生に対して、授業中に大学や学ぶことについても積極的に質問していました。

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<生徒の感想>

〇上森先生と教育に関してお話しました。特に授業形態には強い関心おられるようでした。教員不足や授業の行き詰まりは、政府に問題があると考えられていました。学習指導要領により、先生も自分のやり方で授業ができなくなったので、そこにやりがいを見いだせなくなり、教員を目指す人が少なくなったのではないかと考えておられました。また、授業が一方的に伝えるだけの形式的なものになり、多様な生徒に合わせた多様な授業ができなくなり、のびのびとした生徒を育てられなくなりなったとも考えておられました。大学の先生と話せるのも、また新たな繋がりができたのも、良かったと思いました!