『予知夢』 東野圭吾
2020年8月19日 13時49分読みやすさ:★★★★★ 面白さ:★★★★☆
ある刑事と物理学者を中心に「予知夢」「怪奇現象」「幻覚」など理論上では説明できない事件がふりかかる。刑事が、証拠やアリバイを集めて、捜査しても事件解決には辿り着けなかった。物理学者が頭の固い刑事と事件の最初から一つひとつ問題を解決していくと、血の通った人間が行ったただの事件であることが明らかになっていく。『人の死を怪奇現象などに装って自分の罪を隠すより人の死体隠した方がいいのに』という文があり、「ああ、そうだなあ。」と思ってしまったが、冷静になったとき「恐ろしい考えに共感してしまった。」と思った。