ただ歩くだけでも危険
2024年11月28日 14時00分先日、本校生徒と教員が学校から高松市の中心部に向かって30分程度歩く機会があり、白杖歩行の練習を始めている生徒の後ろを歩きました。視覚障害者にとって不便であったり、危険だと思うことがたくさんありました。①大半の歩道に点字ブロックがなく、白杖だけで道を確かめなければならない。②交差点の音声信号もほとんどない。③交差点によって、交差点の角からどのくらい離れて横断歩道があるかが異なり、横断歩道の位置が分かりにくい。④歩道に所々ある電柱や植込みの樹木も障害物になる。⑤走る車が少ないと静かなために車道が分かりにくくかえって危ない。⑥スマホの画面を見ている状態で前から歩いてくる人がいる。などなど。教員が横について歩いており、指示を出したり体を引き寄せたりして危険なことはなかったのですが、白杖を頼りに一人で歩けるようになるためにはかなりトレーニングが必要ですし、白杖を使いこなせるようになってからも、視覚障害者にとっては、道路をただ歩くだけでも危険なことがたくさんあるのが現実なんだとあらためて実感しました。