VOCA
2025年7月25日 13時30分私は、昨年度から初めて特別支援学校に勤務していますが、子どもへの支援内容を説明した書類に「VOCA」という表現が出てきたとき、「これは何ですか?」と、昨年の1学期に若い教諭に聞いたことを覚えています。VOCAとは、Voice Output Communication Aidの略で、言葉でのコミュニケーションが難しい人が、ボタンを押すことで、あらかじめ録音された言葉を再生し、意思を伝えるための機器です。本校には、視覚障害に知的障害を併せ有する幼児児童生徒が在籍しており、授業や行事、給食などの様々な場面で、自分の意思を伝えたり、場に応じた適切な表現を覚えてもらうためにVOCAを活用しています。来週、東京で開かれる全国の盲学校の先生方の研究発表会で、本校の寄宿舎指導員がVOCAを使った寄宿舎でのコミュニケーション支援について、発表をする予定です。自分の意思を伝えることは、生活の基盤となるものですので、在学中に少しでも向上してほしいと願っています。