校長からみなさまへ

庭木の枝

2026年2月6日 16時30分

 社会福祉法人日本ライトハウス主催の「教育関係者視覚障害リハビリテーション研修会」に、半年間参加していた教諭の研修報告会を、先月の職員会議後に行いました。この研修は、白杖を使った歩行の指導方法を学ぶことを主な目的としています。教え方を身に付けるために、受講者も白杖を使った歩行を体験します。本校教諭がアイマスクをして住宅横の歩道を歩いている動画を見たとき、住宅の敷地から庭木の枝が歩道にはみ出していることに気づきました。白杖は地面を左右にスライドさせたり、軽くたたいたりして、段差や溝などの構造を確認しながら歩きます。白杖を体の前に出しているので、白杖に何かが当たれば、前に何か物があることに気づくことができます。しかし、白杖を持っている手の高さから顔の高さ辺りで庭木の枝が横から張り出していた場合、全盲の方は衝突するまで気付けないのです。幸い動画で見た枝は短かったので問題にはならないと思いましたが、人が歩く場所で横から何か飛び出している構造は、木の枝以外にもあります。看板やトラック後部の荷台、荷台からはみ出した荷物等に顔面をぶつけることがあるようです。「誰でも見たら分かるからよけるでしょ」と思わないでほしいです。この「誰でも」は、全員ではないのです。