校長からみなさまへ

校長からみなさまへ

2022年2月22日 10時00分

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 冬季オリンピックが終わりました。東京オリンピック・パラリンピックと同様に多くの感動がありました。

 私も長年バスケットボール部の顧問として生徒を指導していましたので、スポーツのもつ良さを知っています。勝つことを目指して練習内容を考え、妥協を許さず指導していました。部員たちは精一杯練習に打ち込み、上手くいかなかったときも壁を乗り越え、大会に臨みます。3年生最後の大会では、目標とする結果にならないことが多かったと思いますが、それでも部員たちはやり切った感情とともに涙を流し、大会を終えたと思っています。そして、清々しい表情で引退しました。

 冬季オリンピックでは、スキージャンプでの失格、スケートのゴール直前での転倒、カーリング女子の予選突破時など、涙と笑顔がありました。アスリートの想いを図り知ることはできませんが、私は試合後の様子にとても感動してしまいました。悔しい想いが表情に現れ、インタビューには込み上げる感情を振り絞って話していました。アスリートたちのその純粋な姿に「ありがとう。私たちを元気にしてくれて」と言いたくなり、最後まで頑張った姿は、当時の部員たちと重なるようでした。

 本校にも放課後や休日にグラウンドや卓球場で練習している姿があります。技術や体力の向上を目指して努力しています。新型コロナ禍で大会は中止になり練習の成果を披露する場はありませんでしたが、活動したことは私たち教職員や保護者の方たちは知っています。苦労もあったと思いますが、生徒自身が部活動をとおして学んだことも多く、その良さを実感したことでしょう。25年間、顧問として部員たちと毎日を過ごした日々が蘇ります。本校にもそれぞれの熱い想いがあります。3月4日からの冬季パラリンピックも楽しみです

                       令和4年2月22日  

                                                       香川県立盲学校長 吉田