食農科学科

 地域に根差した安全で安心な食料を生産し、さらに食品加工を行って付加価値をつけることは、豊かな食生活を送るうえで大切なことです。
 イネやダイズ、野菜、果樹を栽培・加工して、みそやジャム、漬け物、菓子などを製造します。また、讃岐コーチンを飼育して、地産池消をすすめるための取り組みも学習します。

食農科学科 日誌

先端農業実地研修 2年D組

2022年11月24日 20時00分

食農科学科2年生は小豆島の食品加工業の見学研修へ行きました。

はじめは、小豆島食品株式会社様を訪問しました。

工場は登録有形文化財になっており、建物内に入ると佃煮の甘くて香ばしい匂いがたちこめていました。

さらに奥に進むと、そこでは職人さんが大きな鍋で佃煮を作っており、

美味しいそうで、思わず、「おぉ〜〜〜!!」と声が出たほどです。

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こちらでは、今でも人の手で佃煮をつくっています。

1つの鍋で約25kgの佃煮を調理でき、ガスによる火加減がとても大切です。

焦がさないように、丁寧に、かつリズミカルにかき混ぜ続けていました。

できたての椎茸の佃煮を試食でいただきましたが、あまりにも美味しくて、

生徒も先生もおかわりまでしたほどです!

一緒に振る舞ってくださった昆布茶(こちらも製造しています)も大変美味しかったです!!

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つぎに、ヤマサン醤油株式会社様を訪問しました。

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うさぎが12匹いるには理由があります。

かつては島内にヤマサン醤油関係の会社は至るところにあったため、

各々で会社の標識に動物などのロゴをいれて他社と区別したそうです。

そして、現在でも動物のロゴを残しているのは、こちらだけだそうです。

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そして、工場の建物も登録有形文化財に指定されており、

建築物には職人の巧みな技が生かされています。

特に、醤油を発酵させる桶(こが)と呼ばれる大きな桶は、

今では、作る材料もなければ作れる職人もおらず、貴重な道具です。

百年以上も前から、この桶に住みついている微生物たちのおかげで

香りがよく芳醇な味わいの醤油が生まれるのだと思いました。

アイスクリームに醤油をかけて試食させていただきましたが、絶品でした。

今回学んだことを、学校での実習に活かしたいです。

最後になりましたが、今回、見学研修をさせてくださった各企業の皆様に

心からお礼申し上げます。