食農科学科

 地域に根差した安全で安心な食料を生産し、さらに食品加工を行って付加価値をつけることは、豊かな食生活を送るうえで大切なことです。
 イネやダイズ、野菜、果樹を栽培・加工して、みそやジャム、漬け物、菓子などを製造します。また、讃岐コーチンを飼育して、地産池消をすすめるための取り組みも学習します。

食農科学科 日誌

「塩」を知る!

2023年6月10日 09時12分

本日6月9日、食農科学科3年生は、先端農業実地研修です。

今回は、『塩』を学びに 伯方塩業株式会社 大三島工場 へ向かいました。DSCN0225

ハ・カ・タ・ノ・シオ 」一度は耳にしたことがあるはず。

「伯方の塩」は日本の伝統的な製塩技術「流下式枝条架併用塩田」で作られています。

 苦味が程よく残り、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴の塩です。

 そんな「伯方の塩」ができる工程を学びました。

まずは、工場内へ。

塩を作る工程を説明いただきました。

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工場内では、大量の塩が!? まるで雪山(撮影できず、残念...)

天日塩田により、海水を6~7倍に濃縮した濃い塩水(かん水)を、釜で煮詰めて結晶に。

自然乾燥してできた塩を袋詰めへ。(製品が流れる工程は、ずーっと見ていられますね笑)

しっかり学んだ後は、塩ソフトで「伯方の塩」を感じました。

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次に、流下式枝条架併用塩田(2010年に再現完成)を見に行きました。

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海水の塩分濃度は約3%。それを太陽と風の自然のパワーで約24%まで濃縮します。

その期間は、約1か月。「伯方の塩」の旨さはここに。

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日頃、調理で欠かせない塩の奥深さを知ることができました。

伯方の塩で塩パンを作ったら、きっと美味しいものになるでしょう。

短い時間でしたが、学校では学ぶことが出来ない貴重な時間となりました。

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たかが『塩』、されど『塩』

ぜひ、興味のある方は体験してみてください!

https://www.hakatanoshio.co.jp/factory/