拓心寮 梅干し&梅シロップの仕込み
2024年6月19日 19時37分今年も梅干しの仕込みの時期が来ました。
今日は寮生が梅干しの仕込みを行います。
まずは石けんで手を洗って、アルコール消毒をし、
さらにビニール手袋をはきます。
ひとつの樽に6,5kgの梅をつけ込みます。
寮の西隣の梅林でとれた2Lサイズのこの梅は
寮の作法室で二日間熟成させています。
少し黄色く色づいて甘い香りがする梅を水洗いして
水気を切り、焼酎にくぐらせて消毒します。
樽の底から、梅を敷き詰めます。
その上に粗塩をひとつかみと、紫蘇をひとつかみ散らします。
その上にさらに一層、梅を並べます。
そして塩と紫蘇を同じように散らします。
6.5kgの梅に対して、粗塩は1kg使います。
塩分濃度は15.4%。いい塩梅です。
こうして樽のなかには五段の梅の層が出来ました。
最後に、去年漬けた梅の樽から抽出した梅酢を1リットル、注ぎます。
1年間、冷蔵庫で貯蔵していたこの梅酢は、使う直前に煮沸消毒しています。
内蓋をして、梅の重さとだいたい同じぐらいの重量の重石を乗せ、
厨房の冷蔵庫に入れて約一ヶ月、梅雨が明けるまで漬け込みます。
梅雨が明けたら夏休みがやってきます。
夏休みになったら今度は晴天の夏空の下で3日間「干す」作業が残っています。
おいしい梅作りはこれからも続きます。
続いて、梅シロップを仕込みます。
こちらは梅林の梅を2kgと、寮の中庭で採れた梅を1kg、それぞれ冷凍して使用します。
凍ったままの梅を瓶に入れ、
同じ重さの氷砂糖を入れて、よく混ぜます。
こちらは寮の事務室で保管され熟成するのをじっくり待ちます。
暑い夏には梅シロップのソーダ割りが最高です。