活動記録

今年も「どでカボチャ」栽培にチェレンジ!

2020年7月6日 05時57分

 本校の農業クラブ会長が「どでカボチャ」の栽培にチャレンジしている。

 「どでカボチャ」で、真っ先にイメージするのは本県小豆島で開催される「日本一どでカボチャ大会」である。「どでカボチャ」の品種としては、「アトランティック・ジャイアント」が販売されている。

 栽培している場所は相撲場東側の空地で、昨年に続いて2年目である。


 巨大なカボチャを作りたいという熱意は並々ならぬものがある。その熱意に本校職員も協力したいという意識が芽生え、昨年秋から全面協力している。土層深くまで根圏が広がるように腐葉土を混ぜるために小型の油圧ショベルで開墾の手伝いをしたり、水はけをよくするために暗渠をいれたり、チャレンジスペースとしては格段によくなってきている。



 かぼちゃのつるは順調に伸び、7月に入って実もだんだん大きくなってきている。だた、ひとつ職員達には心配事がある。それは、どでカボチャ1株に1個しか実らせていないのである。心配して何度も「もう1個くらい着けておいたらいいんちゃうん?」と忠告するのだが、当の本人は、土の栄養を全て1個に集中させるためであろか、「大丈夫ですよ」と涼しい顔で平然と答えるのである。頼もしい限りでありである。

 ところで、香川県の農業クラブ員とどでカボチャに少し歴史があるので紹介したい。2005年(平成17年)11月3日、サンポート高松大型テント広場で「農高フェスティバル2005」が開催された。


 農業高校のよさを県民の皆様に広く知ってもらえるように、学校紹介のパネル展示や体験コーナー・ふれあい動物園・拓心太鼓演奏・乗馬体験・農作物即売など様々な催しを行った記念すべき第一回目であり、現在も続いている本県の農業高校独自のイベントである。

 今では高松サンポートタワー内のデックスガレリアで行われるが、第一回目は、海沿いの大型テント広場で開催した。当日は、天候にも恵まれ来場者も多く盛況だった記憶がある。

 そのなかで、本県農業クラブ連盟のクラブ役員が自主企画として、「農業クラブ展」を担当した。押し花教室、小物作り教室、クイズ大会など催し、大好評であった。



          (小物作り教室)

           (押し花教室)

その一つとして、「どでカボチャ」に関する展示ブースが設けられた。

         (どてカボチャブース)

 カボチャに関するクイズやカボチャの作り方のパネル、各校の栽培経過を追った写真の展示、そしてカボチャ品評会と、クラブ員の手で行い、フェスティバルを盛り上げた。


      (品評会 左から金賞・銀賞・銅賞)

 小豆島の大会にはとうてい及ばないカボチャであったが、その心意気は全く負けておらず、以降数年間、どてカボチャの栽培ブームが各校で続いた。ちなみに、第一回金賞は大川東高校であった。

        (海沿いの大型テント広場)

 今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、高校では多くの行事が中止となった。

 本校でも、4月末の主基農経祭春祭り、秋に開催する予定であった体育祭の中止が決定した。
 早く、新型コロナウイルス感染症が収束し、様々な行事が実施できるようになることを祈るばかりである。

どでカボチャ育て方.docx