今年は「三高みんなの食堂プロジェクト」にもご協力いただいている香川大学創造工学部の荒川雅生教授に”データの取り扱い”について約90分間にわたって講演をしていただきました。標本抽出時の注意点や必要データなどについて理論や実例を挙げながら説明していただきました。その後、正規分布では三高生の身長データや成績を例に用いたり、2項分布については地震予知で使われる10年間で30%とか5年後の生存確率等の数値を用いたりと、身近なデータの示す意味をひとつひとつひも解きながら説明をしていただきました。
柔らかな語り口で、生徒に問いかけたり意見を求めたりしながら、考えを深めさせていく荒川先生の講義に、生徒は自分の事として熱心に取り組んでいました。
探究活動が重視される中、本校でも理数科課題研究および普通科探究活動への取り組みを改めて考える契機になればと思っています。