中学生の皆さんへ
三本松高校(略称:三高)のことについてもっと知りたい中学生のためのページです。
学校の住所は、東かがわ市三本松1500-1で三本松の街の中心にあります。
JR三本松駅に近く、国道11号線のすぐ南にあり、交通の便利な場所です。通学方法はJRが約47%、自転車が49%で、バスや徒歩はわずかです。出身中学別では東かがわ市が約6割、さぬき市以西の中学校が4割でその割合は年々多くなっています。
国道から近いのですが、やや離れているためとても静かです。校地面積も広く校舎や中庭、体育館などの施設がゆったりと配置されています。また、長い年月をかけて庭園が整備されて、いろいろな樹木が生い茂り、ちょっと信じられないぐらい緑が多い学校です。平成28年度の終わりに真新しい校舎が完成しました。
三高は1900年創立の県下有数の伝統校で、卒業生は2万人以上、地元のみならず全国に広がり、各界に人材を輩出しています。伝統校らしく同窓会組織がしっかりとしており、地元以外にも東京・大阪・高松で各支部が活動をしています。将来みなさんが就職する時に先輩とのつながりは、大いに力になってくれることでしょう。同窓会が行っている三高独自の奨学金(予算150万円)も本校ならではの制度です。また、本校には全国的にも例の少ない学校の資料館「百周年記念館」があり、学校の歴史や卒業生の活躍を展示しています。
三高の校訓は「友愛・誠実・剛健」です。最初に「友愛」を持ってきている所がとても三高らしいと言われます。中学校と比べてはるかに広い範囲から集まる高校では、新しい友達もたくさんできることでしょう。すぐに仲良くなる友達もいますし、時間をかけて気持ちが通じ合っていく人もいます。最初は、独りぼっちのように見えても、しっかりと考えて行動するうちに一目置かれて仲間が増えていく人もいます。友達をつくることが苦手な人も大丈夫です。本校生は他の高校に比べて「お互いを尊重し合う気持ち」が強いと思います。高校時代を一緒に過ごした同級生や部活動の仲間は、いつまでも続く心の友となるでしょう。
三高には、特色ある学校行事が目白押しです。まず、4月の創立記念虎丸登山、全校生が420mの山に登るハードな伝統行事です。続いて5月の体育祭、各クラス色とりどりのTシャツを身につけ真剣に戦います。7月にはクラスマッチ、9月には文化祭、どちらも生徒会が主体となって運営しています。高校生活のメインイベント修学旅行は2年次に行われ、1月に3泊4日で北海道にスキー&スノボ研修に行きます。国際コースの生徒は7月に約2週間、オーストラリアのケアンズに語学研修に行きます。理数科の生徒は1月に6日間、ハワイ島に自然観察のフィールド研修に行っています。(令和3,4年度は新型コロナの影響で屋久島での研修を実施)その他にも、夏休み中に進路意識を高めるために、大学訪問や京阪神方面の大学生との交流会を行っています。
どちらも大学などへの進学を目的とする学科です。理数科の方がやや数学や理科の時間数が多く、実験や課題研究発表などの理系難関大学への進学を目指して授業を行っています。普通科は2年次から文系コースと理系コース、それに国際コースの3つに分かれます。
三高には、普通科と理数科の2つの学科がありますが,入学時には両方を一括して募集します。(これを「くくり募集」と呼んでいます。)この制度により中学卒業の時点で自分の適性がまだはっきりとしておらず,将来の進路も文系か理系かはっきり決まっていない人も、高校に入学して高校の授業を受けてから、普通科か理数科かを選択することができます。
本校では1年次から「総合選抜クラス」「理数選抜クラス」の二つの選抜クラスを設け,早い時期から国公立大学進学や難関校を意識した学習に取り組んでいます。「総合選抜クラス」は、まだ文系か理系か決めかねている人のためのクラスです。2年次になるときに普通科(文系・理系・国際コース)か理数科かを選ぶことができます。自分の適性がはっきりと理系であると分かっている人は「理数選抜クラス」が最適です。このクラスでは、2年次から理数科になることを見据えて特別なプログラム(校外学習や実験など)が組まれています。(普通科を選択することもできます。)
進学実績を示す指標の1つとして、国公立大学への進学率があります。本校ではここ数年、卒業生の25~30%が京阪神や中国・四国地方の国公立大学への合格を果たしています。また、少数ではありますが超難関大学への進学する者がいるのも本校の特徴です。本校では通常の課外授業の他に、希望者に対して高いレベルの個別指導を行っています。進路状況データ
弓道部女子が平成26年のインターハイにおいて団体で準優勝、個人でも第3位という快挙を成し遂げました。フェンシング部は、平成28年度のインターハイでは女子個人優勝、全国選抜大会においては男子団体優勝、女子団体準優勝という結果で、全国大会における団体優勝という本校始まって以来の快挙を成し遂げました。高校生になってから始める新しい競技で、急成長するのが本校生の特長のひとつです。フェンシングでは日本代表として世界大会にも出場しています。また、過去甲子園出場4回という輝かしい実績のある野球部はこの夏の全国大会でベスト8に入るなど、強豪復活と注目されています。このほかにも剣道、柔道、ソフトテニスが全国大会に近年出場しています。文化部では書道、吹奏楽がさかんです。書道部は近年大流行している「書道パフォーマンス」(巨大な紙に集団で書きあげる演技)で好成績を上げています。
三高の定時制の最大の特色は「家族のようである」ということです。現在23名の生徒が学んでいますが、一人ひとりにきめ細かな指導を行い、基礎・基本となる知識や技能、コミュニケーション能力を身につけ進路実現を目指しています。全国大会目指して全員で取り組むスポーツや、親睦を深める遠足や餅つき大会などの楽しい行事も魅力です。