魚の骨にはハイドロキシアパタイトという物質が含まれていて、現在でも歯科治療や人工骨などに活用されています。

このグループは、廃棄される魚の骨からハイドロキシアパタイトを取り出し、新しい活用法を模索しています。

ハイドロキシアパタイトは多孔質で、目には見えない小さな穴がたくさん開いているため、その穴に他の物質を吸着する吸着剤として利用できるのではないかと考えています。

今回は「新鮮市場きむら」に協力していただき、廃棄予定の魚のアラから骨を取り出していました。

取り出した骨を高温で焼くことで有機物を除去します。
また温度によってもハイドロキシアパタイトの形状が変わるため、処理温度を変えたり魚の種類を変えたりしながら、研究を進めていこうと思います。