農場NOW💚👨🌾(6/21)
2024年6月21日 11時27分🤠おはようございます💚 今朝の様子です。(農場より撮影👨🌾8時前。左側が「鳥越山」、右側が「陣山」)
👨🌾今日は、雨音で目が覚めました。みなさんはどうですか❓やはり湿度が高いですね
🤠【日本気象協会HPより天気図紹介】みなさんも、今日の予報をしてみましょう😃
(👨🌾の個人的想像、6時00分ごろ) 梅雨☔️❗️ 皆さんの想像はどうですか‼️
🤠農場探訪🪴 (6月21日朝撮影) 〜農場を紹介します〜
⭐️農場では生徒の皆さんが登校する前からいろんな管理が始まっています🙂 少し早く登校し、一緒に取り組んでほしいなぁ〜👨🌾 ブドウの摘粒とトマトの収穫です🙂
🤠スモール農業Q &A🪴
〜質問編〜
⭐️豊中町のお住まいの方より、次のような質問が寄せられました。
「今、ジャガイモ🥔を栽培しています。ジャガイモの後に何を栽培すればいいでしょうか?」
〜考察編〜
1️⃣そもそも「ジャガイモ」とはどんな植物でしょうか❓(農文教、野菜教科書参考)
👨🌾ジャガイモはナスの仲間。ナス科は、115属2678種あり有用植物が多いです。
2️⃣同じ科の植物を続けて栽培するとどうなるか❓ 考えてみましょう🧐
👨🌾同じ科の植物は、同じような性質をもちます。そのため、同じ科の植物を続けて栽培すると「連作障害」が発生します。
3️⃣代表的な野菜を分類しました‼️ どんな野菜を作りたいですか❓ 選んでみてください🙂 いろんな野菜も追加します🥬 😃ただいま、約60種❗️
(1)ナス科:ナス、ジャガイモ、ピーマン、シシトウ、パプリカ、トマト、トウガラシ
(2)ウリ科:キュウリ、メロン、ナンキン(カボチャ)、ゴーヤ、ズッキーニ、カンピョウ
(3)アブラナ科:ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ダイコン、ハクサイ、チンゲンサイ、モヤシ(大根などの種より発芽)、コマツナ、カブ、クレソン、ヒャッカ(マンバ、タカナ)、ミズナ
(4)イネ科:イネ、トウモロコシ、サトウキビ、タケノコ
(5)ヒユ科:ホウレンソウ
(6)バラ科:イチゴ
(7)ヒルガオ科:サツマイモ
(8)マメ科:ソラマメ、エンドウ、ダイズ、アズキ、インゲン、ラッカセイ
(9)キク科:ゴボウ、レタス、フキ、ヨモギ
(10)ヤマノイモ科:ヤマノイモ(ヤマイモ)
(11)サトイモ科:サトイモ、コンニャク
(12)ヒガンバナ科:タマネギ、細ネギ、ニンニク、ラッキョウ、エシャロット、ワケギ
(13)アオイ科:オクラ、モロヘイヤ
(14)キジカクシ科:アスパラガス(APG分類による)
(15)セリ科:パセリ、ニンジン、セロリ、ミツバ
(16)シソ科:シソ、ミント、バジル
(17)ハス科:レンコン
(18)ゴマ科;ゴマ
(19)ショウガ科:ショウガ、ミョウガ
(20)ユリ科:アスパラガス、ユリ(根)
(21)キシメジ科(キノコですね):シイタケ
4️⃣作りたい野菜を選び、「科」の組み合わせを見てみました🙂
1年目:(春)ジャガイモ(ナス科)→土消毒→(秋)ダイコン(アブラナ科)
2年目:→(春)キュウリ(ウリ科)→(秋)タマネギ(ヒガンバナ科)
3年目:(春)トウモロコシ(イネ科)→(秋)ニンジン(セリ科)
どうでしょうか? 野菜の相性もあるので、もう少し調査します👨🌾
5️⃣それぞれの「科」と「連作障害」について、調べてみました。
⭐️特に、ナス科・ウリ科・マメ科・アブラナ科の野菜は連作障害を起こしやすいようです。輪作や土壌消毒など、作付け等に注意しましょう🙂
⭐️ナス科:連作障害を越しやすいです。ナス科の植物を連作するは避けましょう。特にナスを同じ場所で栽培する場合、最低でも3〜4年の感覚を空けることが望ましいです🙂 ナスばかりを栽培すると、土中の微生物のバランスが偏り、土壌に病原菌が付き「青枯れ病(あおがれびょう)」「半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)」が起こります。また「線虫」も発生します。土壌消毒や夏場の水田も有効です🙂 なお、ジャガイモの後に、ナスやトマト、ピーマンは植えない方がいいですね。全てナス科の植物です🙂(YUIME、HP参照)
⭐️ウリ科:「蔓割病(つるわれびょう)」「線虫(せんちゅう)」が発生します🙂(アタリヤ農園HP参照) 次の写真は「蔓割病」です。つるが割れ、萎れている様子がわかります。連作障害です。「キュウリつる割病菌」によるものです🙂(農研機構HP参照、撮影👨🌾)
⭐️マメ科:マメ科の植物を同一の畑で連作すると次第に生育が不良となり、ついにはほとんど生育しなくなります。この現象を「いや地」現象と呼びます。3〜5年の間隔で輪作を行う必要があります🙂 特にエンドウ🫛は豆類の中で連作障害が最も激しく起こる作物です。連作の場合、土壌消毒をしっかりと行う必要があります🙂 (タキイ種苗HP参照)
⭐️アブラナ科:連作障害を起こしやすいのが、「ナス科」「アブラナ科」の野菜です。両者は、「肥料食い」として知られ、肥料を吸収する力が強く、肥料が切れると成長が止まるなどの影響を及ぼします。そのため、生育に合わせて定期的に追肥を行うと大きく成長していきます。そんな特性のため、連作すると特定の栄養分をぐんぐん吸収し、特定の栄養分が不足することで、連作障害が発生すると考えられます🙂 また、アブラナ科共通の病気として「根瘤病(ねこぶびょう)」が発生します😕(カクイチHP参照)
⭐️連作障害のまとめ:色々調べ、次のようにまとめます。同じ科の野菜を続けて栽培することで、①同じような養分ばかり吸収するので、特定の養分が不足し、生育不良になる。②同じ科の野菜は、同じ性質の野菜なので、「科」特有の病気や害虫が発生する。それらが増え、生育不良になる。この②つに集約されると思います🙂 みなさんはどうですか❓(by👨🌾)