がん教育講演会を実施しました【保健部】
2023年11月17日 10時00分11月17日(金)1校時、全校生徒対象にがん教育講演会を実施しました。
講師に、香川県東讃保健福祉事務所 医師 酒井遥介(さかい ようすけ)先生、 保健師 國方未来(くにかた みく)先生をお招きし、「正しく知ろう ~がんの授業~」というテーマでご講演いただきました。
酒井先生のお話では、生活習慣の工夫で防げるがん、ワクチン接種によって防げるがんもありますが、防げないがんもあり、中には原因の分からないがんまであるそうです。
がんは誰でもなりうる病気ですが、今では早期発見・早期治療により、完治にまでいかないまでにしても、長生きできる時代になっているそうです。
そのため、がんと診断されてからの生活や人生をどう過ごすかという考え方が大事になります。
がんによって引き起こされる問題は、からだだけではなく、こころの問題や社会との問題といった見えない部分が実は大きく、それらについては周囲のサポートが必要になります。
がんになったからといって自分の役割(父親であったり、友人であったり、・・・)は変わりません。自分らしく生活を送るためには、周りのサポートが重要になります。
また、インターネットやSNSで様々な情報が見られる時代になりましたが、誤った情報をうのみにするとかえって症状を悪化させることがあります。正しい情報は下記の情報源を参考になると教えていただきましたので、掲載させていただきます。そして、「標準治療」という言葉を教えていただきました。スタンダードという意味ではなく、現代医学で最も進んだ確実な治療という意味でとらえて下さいということでした。「最新治療」とか「この治療で治る」とかといった文言に騙されないことが大切だと認識しました。
國方先生からは、がんの予防・早期発見について、わかりやすくお話ししていただきました。
1.たばこは吸わない
2.お酒はできるだけ飲まない
3.食生活を見直す(味の濃いものを控える、野菜も接種するなど)
4.適度に運動する
5.適正体重を維持する(BMIによって死亡リスクに影響がある)
6.感染症の検査を受ける
生徒代表挨拶では、「がんというものは早期発見が大事だとわかったので、自分のからだのために、大人になったら検診に積極的に行きたいと思います。」と、がんについて真摯に受け止めていました。
※ご確認ください※
本日、女子生徒対象にリーフレットを配布しましたので、保護者の方は必ずご確認くださいますようお願いいたします。