バスケットボール部

ウインターカップ県予選が始まりました。本校は2回戦からのスタートで、本日（１０月２１日）の香川中央高校会場の第4試合に登場しました。相手は観音寺総合高校です。同校とは練習試合をしたこともなく、未知のチームという印象です。

試合序盤は本校の生徒の動きが硬く、相手の粘り強いディフェンスに圧倒されて、いつも通りのプレーが全くできず、パスミスやターンオーバーが多く、スコアが0-10となるような最悪の出だしでした。しかし選手たちは諦めることもなく徐々に落ち着きを取り戻し、1Qは13-20の7点ビハインドで終わりました。

2Qは本校のスリーポイントシュートが2本決まったり、ディフェンスでもボールを奪いに行く姿勢が良くなったりして、残り5分で24-24の同点に追いつく場面もありましたが、やはり7点ビハインドの24-31で前半を折り返します。

3Qは本校のオフェンスが積極的になってきて、シュートは決まらなくてもファウルをもらったり、ディフェンスではダブルチームで相手の攻撃を防いだりして、38-40の2点差まで追い上げました。

そして最後の4Qは、3Qの勢いをそのままに最初から集中を切らさず戦うことができて、残り5分で44-42と、この試合初めてのリードを奪います。このまま行ければ良かったのですが、相手も懸命のプレーを続け、突き放すことができません。残り2分ぐらいで本校16番の選手のスリーポイントシュートが決まって5点リードになった時は勝てるかと思われましたが、試合の最終盤でリードが3点になったり、4点になったり、ヒヤヒヤする展開でした。しかし残り13秒、本校の3年生部員がファウルをもらい、フリースローを一本決めて4点リードになり、スリーポイントシュートを決められても勝てる差になり、その後激しいボールの奪い合いもありましたが4点差を何とか保って、最終的には53-49で勝利することができました！試合中ずっと苦しく、最後の最後まで気を抜けない展開でしたが、コーチも選手もマネージャーも誰も諦めることなく、何とか勝ったという感じです。

本校バスケ部にとって、これまで練習試合や県リーグでは勝ったり負けたりしていたのですが、公式戦では2年前の県総体以来、実に2年4ヶ月ぶりの勝利です。部員たちもそのことを知っていたので、勝った時の喜びはとても大きいものでした。涙を流す部員もいたほどです。今年度から部活動指導員という形で専門家の指導者を迎え、部員たちも人数の少なさに苦しみながらも練習を頑張ってきて、それが今日、報われたような気がします。観客席の保護者や、校長先生をはじめとする職員たちもとても喜んでくれました。

明日はシード校の強豪、多度津高校との3回戦となります。場所は三豊市総合体育館で、第1試合の10:00試合開始です。今日の試合は本校らしさが出せない時間帯もあったので、練習してきたことを出し切ることを目標に明日も頑張ります。応援宜しくお願いします。