今年の東京データイノベーション研修。昨年、一昨年と2年間はオンラインで実施しておりましたが、行動制限のなくなった今年度は、令和元年度以来の現地開催となりました。
26日(月)は移動日。
27日(火)の午前中は、Panasonic Laboratory Tokyo を訪問しました。プロダクトデザイナーの石川雅文様、AIを活用したサイバーフィジカルシステム(CPS)の開発をされている梅谷英夫様にお話を聴いたあと、それぞれ、たっぷりと質疑応答の時間をとっていただきました。



次々と質問が出され、次々と、丁寧にお答えいただきました。
最適化、シミュレーション、改善文化、「越境」、BTCスキル…。多くの大切なことを学びました。探究することの重要性、視野を広く持つことの重要性について、考えることができたと思います。
午前中はあっという間に終わり、本郷の東京大学で昼食をとって、i.schoolでの研修に向かいます。(続く)
本校の文系課題研究の1グループが、第6回和歌山県データ利活用コンペティションに挑戦しました。全国の高校生181チームの中から7チームの最終審査に選ばれ、本日、最終審査会場の和歌山県データ利活用推進センターを訪れました。
対面とオンラインによる審査で、ライブ配信もされています。
人口減少社会における人や企業をひきつける地域づくりをテーマとした課題研究の成果を、緊張の中、発表し、審査員の方々からの質疑にも応えました。

最終審査の結果は…、見事、データ利活用賞を受賞しました。

表記の大会、本校は第1回から今回まで、最終審査まで残っています。今年も先輩たちに続きました。

本日、一般財団法人 阪大微生物病研究会のご協力により、世界的に著名なワクチン科学分野の研究者である 東京大学 医科学研究所 教授 石井健先生を本校にお招きし、対面での「SSH特別講演会」を開催しました。今回のSSH講演会は、1年生2年生の全生徒が聴講するとともに、先日の募集に対して、県内外の高校、教育関係者等から申し込みがあり、同期配信とオンデマンド配信をしました。
まず最初に、一般財団法人 阪大微生物病研究会で勤務5年目の本校の卒業生が、簡単に同研究会に入るまでのキャリアの話や、ワクチン製造、開発の話などをお話しいただきました。

次に、石井先生ご講演でした。(以下はSSH委員の生徒の記録から抜粋しています。)
「知っているようでしらないワクチンのいろは」「ワクチン開発のサイエンス」、「ワクチン開発の革命」「ワクチンサイエンスのこれから」、「ワクチンを抱える課題」、「ワクチンのこれから、社会とのかかわり、倫理、教育」について学びました。ワクチンの重要性、日本が抱えているワクチン忌避などの大きな課題について考えさせられる講演でした。

ワクチンの研究が好きだという思いや、ワクチンの重要性を伝えたいという思いが凄く伝わってきました。講演のあとは、質疑応答の時間がありました。
Q:アフリカの人々にワクチンを届けるためにはどうするべきだと考えますか。
Q:ワクチン開発の一方で、薬害の心配があると思うがそこをどう考えるべきですか。
Q:ワクチンの忌避率が高いのは、日本人の保守的な性格が関係していると考えるが、リスクを大きく見てしまう日本人の性質に関して、自分たちができる対策はありますか。
Q:ワクチン忌避率が日本が3位とあったが、自分の身の回りにも反ワクチンの人がいるが、どう対応していくべきか。

一つ一つの質問に、時間をオーバーしてまで、ご丁寧にお答えいただきました。
最後に、SSH委員から、謝辞を述べました。
「今日は貴重な講演をありがとうございました。私は将来医療系に進みたいと思っているので、今日講演を聴くことができてよかったです。ワクチンの効果や開発について学ぶことができ、深く考えることができました。今日学んだことを活かしていきたいと思います。」
(生徒記録ここまで。)
今日の貴重な講演会の実現にあたり、ご尽力いただきましたすべての方々に感謝申し上げます。
コロナ禍や、空前の円安のため、米国渡航がかなわない年が続きます…。
高い教育効果と達成感を得られた「米国高校生との研究発表交流」の体験、「第一線の研究者による講演」だけでも、オンラインで実現できないだろうか。山口陽子先生をはじめ,COHベックマン研究所の多くの研究者の皆さま、そしてDuarte高校の先生方や生徒の皆さまのご賛同ご協力のおかげで、今年もオンラインで研修を実施することがきました。
11月18日の朝に、オンライン接続。米国は夕方です。
海外研究者による講演、そして、Duarte高校の生徒との発表交流。もちろんAll Englishです。


今年はさらにコミュニケーションを活発化させるため、3つの部屋に分かれたうえで、1人1台ヘッドセットをつけてタブレット端末を操作し、Zoomのブレイクアウトルームを使って,昨年の全体交流よりも,個別の発表交流ができました。年々オンライン交流の在り方も、進化し、相互に質疑応答ができました。休憩時間にも積極的にコミュニケーションをとったり、最後のSocial hourでは「剣玉対決」で盛り上がったりと、学び多く、楽しい時間となりました。
関係者の皆様,ありがとうございました。
教育関係者の皆様
今年の公開授業研究会は、オンラインで実施します。
授業の公開は11月28日(月)10:00~12月7日(水)17:00
にオンデマンド配信。
研究授業の講評、事例紹介等は12月6日(火) 13:00~16:00 にライブ配信。
公開する授業は
- 国語総合(現代文B) 評論
- 理科(生物基礎) 遺伝子とその働き
- 体育(体育) バスケットボール
- 英語(英語コミュニケーションⅠ) You and Your Smartphone
- 数学(数学Ⅱ) 軌跡と領域
- 公民(政治・経済) 基本的人権の保障
です。
申込締切は 11 月 25日(金)です。
案内状、実施要項、申込書はこちらからダウンロードできます。
案内文書(PDF)のダウンロード →R04公開授業研究会_案内状.pdf
参加申込書(WORD)のダウンロード →R04公開授業研究会_参加申込書.docx
普通科の修学旅行は、木曜日で終わりましたが、理数科は、引き続き、Academicな「理数科研修旅行」へそのまま続きます。
本日、名古屋大学を訪れ、名古屋大学 教授 中園 幹生 先生 に特別講義をしていただきました。
「農学・植物生産科学分野のSDGs達成への取組」。

生徒からの質問がたくさん出ましたので、予定時間を超えて、お答えいただきました。
ありがとうございました。とても良い研修になりました。
次に訪れたのはトヨタ産業技術記念館。
見学の前に、豊田理化学研究所所長で、本校OBの、玉尾皓平先生にご講演いただきました。

玉尾先生のお話にあった、「高邁な校訓を大切に」という言葉を胸に刻んで、勉学に励んでいくことと思います。
本日,本校の百周年記念館で,シティオブホープ ベックマン研究所 名誉教授 山口陽子先生による SS健康科学特別講義が行われました。
ぎりぎりまで検討を重ねましたが,残念ながら今年度も実際の渡航は中止となってしまいました。しかし,今年も,ベックマン研究所の先生からの英語による講義,Duarte高校の生徒との発表等の交流は,今年も実施予定です。セッションの時間や英語交流の時間は増える予定です。年々,オンライン交流も,ノウハウが蓄積し,学び多き交流が実現しています。
がんや糖尿病のしくみ,海外高校との交流に向けた話,海外で研究することについてなど,詳しくお話をいただきました。

事前に予習した資料をもとに,しっかり話を聴き,質問が出ました。講義終了後も,個別に質問に行く姿も見られました。毎年のことながら,観一生は熱心に学びます。


放課後の延長。「理数科2年生以外でも,1年生でも,山口先生に質問をしたりお話を聴きたい生徒は集合!」と集まった生徒は18名。座談会形式の講演となりました。
医療のこと,研究のキャリアのこと,渡米する意義,などなど,次々と質問がでましたが,山口先生は一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
次から次と…ずっと質問が止まらなかったのですが…もうそろそろお時間です。
講演のあとも,個別の質問にもお答えいただきました。本当に,ありがとうございました。

1年生の特色クラスにて,東北大学大学院理学研究科 名誉教授 須藤彰三先生によるサイエンスレクチャー「科学的なものの見方と考え方 そして,みんなの人生,ぼくの人生」を実施しました。
物理学の魅力,科学的なものの見方と考え方,大学の役割,先生の研究の紹介と…多岐にわたる内容を講義をいただきました。また,分光器によるスペクトルの観察,太陽光,蛍光灯,スマホの懐中電灯は何が光っているのか,を実験を通して教えていただきました。しくみや,ノーベル賞の話まで…。さいごまで,興味深く,生徒の人生にとってもためになる,貴重な機会となりました。


講義,質疑が終わった後の昼食の時間にまで,質問に残る生徒にも,丁寧にお答えいただきました。
ありがとうございました。
本校は今年度より,滋賀県立膳所高等学校のSSH科学技術人材育成重点枠事業の連携校となりました。
その一環として,本日,本校理数科2年生6名が,膳所高校主催のSSH行事「AI・データサイエンス基礎講座」に参加しました。膳所高校,本校,兵庫県立姫路西高校の3校が参加しました。
朝から電車に乗って,京都大学に到着。正門から時計台が見えます。

午前は京都大学国際高等学院 教授 山本章博先生による講義「データサイエンス入門」。データサイエンス,数学の理論についての理解を深めました。

午後は京都大学国際高等学院 特定講師 植嶋大晃先生による演習「データサイエンス分析演習」。pythonを使って,オープンデータから湿布の医療費を計算し,データ可視化,分析を行う演習でした。

最後に,質問。参加した3校から,多くの質問が出ました。残念ながら時間切れとなり,打ち切られましたが,終わった後も,講師の先生を取り囲んで質問が続くなど,非常に興味深い内容でした。

参加者全員で集合写真。先日のFESTAT2022に発表参加していた生徒も…。今日はバーチャルではなくリアルの交流です。

生徒たちは,大きな刺激を頂きました。
このような機会を頂いき,関係の皆さまに深く感謝申し上げます。
8月24日(水)午後,1,2年生の希望者による企業訪問研修を実施しました。夏休みの企業訪問研修は,コロナ禍で2年間中止が続きましたが,3年ぶりに実施できました。
今回訪問したのは,阪大微生物病研究会観音寺研究所(瀬戸センター)と,株式会社サムソン本社工場です。いずれも学校のすぐ近くにある地元企業で,科学技術を活かして世界的に活躍している企業です。ご丁寧に説明いただき,様々見学させていただきました。


生徒の感想からも,しっかりと学んだことがうかがえました。関係の皆様,ありがとうございました。
SSH指定Ⅰ期目から実施してきたこの事業ですが,この企業訪問研修に参加した生徒が,大学に行き,訪問した企業に就職している,という例も出てきました。「地元企業にたいする興味関心,将来地元産業の発展に貢献しようとする意識を育てる」という目標が,SSH指定から10年を超え,少しずつ実を結んでおります。
8月22日(月)午後,サイエンス・ダイアログが行われました。
日本学術振興会のフェローシップ制度によって,多くの外国人研究者が日本の研究機関で研究をしています。「サイエンス・ダイアログ」とは,日本の研究機関で最先端の科学研究をしている外国人研究者が英語で講義をするプログラムで,理数科2年生を対象に,毎年実施しています。
今年は,対面の実施が実現しました。今回,英語で講義をしていただいたのは,
Dr.Juan de la Cruz.Jimenez Serna 先生です。
講義は,Adaptation of plants to climate change―Flooding でした。
気候変動に関する興味深い内容でした。

生徒の自由記述の感想の一部を紹介します。
・気候変動に強いコメを栽培するメカニズムを学ぶことができた。・オンラインではなく直接、ネイティブスピーカーの講義を聞くことができたので、講師の表情も見ることができた。・英語で1時間ずっと専門的な内容の講義を聞く機会を持てた。・考える時間や質問の時間をたくさんとってもらえた。・講師の先生がフレンドリーで楽しかった。・どんな質問にも丁寧に答えてくれた。・外国の文化についても学べた。・英語で質問することができた。・詳しい研究内容を知ることができて興味深かった。課題研究で生物分野の研究をしているので、本日の講義内容を活かしたい。・英語をもっとしっかり勉強しないといけないと思った。
学び多き時間でした。関係の皆様,ありがとうございました。