SSHブログ

12/26 Tokyo Data Innovation 研修 on-line 2日目午前

2020年12月26日 19時02分

昨日に引き続き,TDI研修の2日目です。

今日は10:00から,i.schoolの堀井先生宮越先生に向けて発表します。

生徒の何人かは,少し早く学校に来て,最後の打ち合わせをしていました。

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1年生は少し緊張しながらですが,チームで発表し,会場からも質疑応答が繰り返されました。

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データ分析に基づいた,アイデア創出ができてきたのではないでしょうか。

たった2日ですが,楽しみながら,深く学び,考えることができました。

オンラインの良さ,対面の良さ,ハイブリットの良さがよくわかりました。

これらのいいところを先駆的に実行することができたプログラムでした。

(R02.12.28追記)生徒の「ふりかえり」が集まりましたので、感想の一部を紹介します。

・問題を解決するために、既存のデータから分析し、アナロジー思考を使いイノベーションの案を考えるといった、今まで経験したことのなかったような経験ができたこと。また、先輩と共に作業することで、これからの人生に必要なスキルを身につけられた。特に、新しい発見をする際にどのような点に着目するのか、そして、それを見てどのように解決するのか、を先輩を見ることで新しいヒントになった。

・学校の授業だけではどうしても答えのない問題への問いに答えるということが少なくなってしまうがこの二日間はじっくりと考えることができた。課題研究を行うとき、こういう経験をしているかしていないかでは大きなさが生まれそうだ。

・イノベーションについて、アナロジー思考を用いた、アイデアの創出を身をもって体験でき、実際にアイデアをまとめて発表するという貴重な経験ができた。

・今まで難しいというマイナスなイメージしかなかったデータ分析を実際にしながら、自分なりにアイデアを考えていくうちにデータ分析の面白さを学ぶことができた。

・しくみに着目することで、たくさんの例を参考にすることが出来て、可能性が広がるというのは、地域活性化以外の沢山の問題などにも活用できると思った。

・アナロジー思考では、既存のもの同士を結びつけて、より良いものを生み出していくというもので、難しいことではあるが、考えれば奇想天外な面白い案が出てくることは間違いなしである思考法だと思うので、これからの高校生活でも将来でもこの思考法を生かすことで、その考えに対してプラスに働くと思うので、いろいろなところでチャレンジして使ってみたい。

・この研修をする前までは、物と物とを結びつけて新たなアイデアを生み出すということはあまりしたことがなく、アイデアを考えてと言われたら、自分で調べてその資料から自分で考えたことなどを発表していたが、今回の研修を受けて、アイデアを生み出すには結びつけたり、考えた資料をさらに見返して新たなアイデアを生み出したりと沢山の方法があると改めて感じたので、これからは一つの方法に固執するのではなく、いろいろな人といろいろな方法でアイデアを出していきたいと思った。

・自分が考えていたことも、他の人から見たら違ったように見えたり、思いがけない他のものと組み合わせることができたりしたのですごく驚いたし、感動しました。私は視野が狭いなと改めて実感しました。後輩が沢山いたので上手くアイデアをまとめることが出来るのか、遠慮されてしまうことはないだろうか、と様々な不安がありましたがそんなことは一切なく、寧ろ学ばされることが沢山あり、年齢を壁を越えてこういったアイデア発想を行うのも新たな面白さがあるなと感じました。初対面の人が多い中でしたが、アイデアを共有することで何度も話し合い、距離を縮めることもできたのですごく素晴らしい経験になりました。

12/26 Tokyo Data Innovation 研修 on-line 2日目午後

2020年12月26日 18時59分

さて,TDI研修最後のプログラムは,

実社会で活躍するデータサイエンティストによる講演です。

佐宗 龍 様(SAPジャパン ソリューション統括本部 エンタープライズ・アーキテクト

阿部 理央様(SAPジャパン SAP University Alliances/SAP Next-Gen リード

による

「企業の中でのデータサイエンス ~ビジネスの中で活用されるSAPとは?~」

です。
 
企業の活動やスポーツ等,様々な場面で,デジタル化・数値化して
データを分析・可視化して,問題解決していくことについて
具体的なお話を伺うことができました。
 
今学んでいるデータ分析力,創造力,そして知識や技能が,
今,社会でどのように活かされているのか,イメージできた
そしてデータサイエンスの魅力が伝わる講義でした。
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聴講した生徒から多くの質疑が出されました。(Aの部分は参加した人に聴いてください)
Q:デジタル化など,世の中の変化が,諸外国と比べて日本ではいろいろと遅れているように感じるが,それは日本の価値観が影響を与えていると考えているが,実際そうなのか。デジタル化には,価値観の変革が必要なのか。
Q:課題研究で,サッカーのデータ分析をしているのだが,講義の中であった,フレーバープリントを応用することは可能か。
Q:スポーツで勝つために,「選手」の分析や「試合の流れ」の分析以外に,どのようなことが分析の対象となり得るか。
Q:分析データの中に,ボール位置の座標や方向の角度などがあるが,扱い方がいまいちよく分からない。このデータは,どのような使い方ができるのか。
Q:講義であった,バレーのサーブを分析したアルゴリズムを,卓球で同じように応用することが可能か。選手の特性には,どのようなものを入れたのか。
Q:スポーツデータの解析のときの文字列(言葉)も,数値化するのでしょうか。

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これで,TDI研修の全てのプログラムが終わりました。

去年と違って,今年は全てオンラインで実施しましたが,昨年度同様,学び多きプログラムとなりました。

 

(R02.12.28追記)生徒のふりかえりが集まってきたので、講演に対する感想の一部を紹介します。

・私はこれまで、自分が得意なことを生かした仕事をすることしか考えてなかったが、大幅に将来の視野が広がったため。自分の得意なことだけに頼るのではなく、自分がしたいことを見つけ、それを目指して努力しようと思った。

・データ分析、特にスポーツ分析にとても興味を持ちました。プレーを数値化するのもとても楽しそうですし、お金と結びつけてスポーツを捉えるのもとても楽しそうだからです。その方面の職業にとても興味を持ちました。

・データを用いて出来ることって思っていた以上に沢山あって未来を予測することで人々の生活をよりよく出来る点にすごく興味を持ちました。効率よく全ての人が快適に過ごせるようにデータを用いることが出来るような仕事に就くのも面白そうだと思った。

・データを用いて分析することによって、これからのことを予測できたり、それぞれの人に対してその人の特徴を掴んで必要な情報をその人に与えることができることを知って、すごいと同時におもしろいと思った。また、データサイエンスを用いる場をたくさん知ることができ、大切さを改めて感じた。

・日本のデータ化が世界各国に比べかなり低いことに驚いた。データで予測することに面白いと思った。顧客のデータなどでビジネスをより効率的にして売り上げを伸ばしているのを初めて知れた。働きたくないという割とマイナスなものが自動化しようという気持ちの原動力になっていることに意外性を感じた。

・講演を聞いて、特に僕がすごいと思ったことは、AIが顧客の健康状態や好み、アレルギーなどを把握して、顧客に最も良い食品を推奨するということが人間にはできずに、上手に分析をしていると思ったところだ。それにTポイントカードの裏には顧客を満足させるために信じられないぐらいの膨大なデータがあり、各人ごとの属性を推測しているのは本当にすごいと思った。これから社会に出たらAIを使ってのデータ分析は必ずしなければならないことなので、高校生の内からそれを専門に扱っている人からお話を聞けてよかった。

・まず、佐宗さんが高校時代数学と英語は必要ないと思っていたのに今となっては、とても重要だとおっしゃっていたので、頑張って勉強していきたいです。SAPという会社でのデータサイエンスの例をきき、特に、CCC(カルチャア コンビニエンス クラブ)がすごく頭に残ってます。最後のスポーツ運営の例でも、AIが分析し、人が行動するという人間×AIコンビネーションが、いい感じにいかせられていると思いました。今日、このような講演を聞けてこれからの課題研究や勉強そして、日常生活にいかれる大きなヒントを得ることが出来ました。今日が無駄にならないようにしっかりと活かしていきます。

・データの使い方は1つじゃなくて目的に合った方法でその事象を説明するため、予測するためにデータを用いることが出来れば本当に役に立つ面白いものだということを再確認出来ました。スタジアムの人の流れをスムーズにする仕組み、45分間を消費に使ってもらうために仕組みを形成するためにたくさんのデータを細かく分析し、個人にあった提案をするのが本当に面白く魅力を感じました。未来を予測することができるというのはとても面白いし、役に立つのでそういった分析をできるようになりたいと思います。また、自分が言いたいことを伝えるために本当に必要なデータを見極め、それを生かせる分析方法を発見し、エビデンスにできるようになりたいと思いました。

 

 

12/25 Tokyo Data Innovation 研修 on-line 1日目

2020年12月25日 19時23分

昨年も実施したTDI(東京データイノベーション)研修ですが,今年はオンラインで実施しました。

オンラインで良かったこと。それは,募集定員を増やすことができたことです。

昨年度は,宿泊や活動の場所,予算などの制約から24名(6人班4グループ)限定で実施しましたが,

今回は31名(6・7人班5グループ)で参加することができました。

 

昨年度参加した2年生は,去年の研修の成果を活かして課題研究に取り組んでいます。

その2年生が各グループのリーダーになり,

 コラボレーションツール「apisnote」の操作

 調べ方やG suiteを活用した共同編集機能

など,1年生に教えて,良い研修になるように尽力してくれました。

おかげで,ICT活用等,スムーズに研修が進みました。

当日の様子です。5つの教室を使って,5つのグループごとに各自1台PC,グループに1台のモニターを,i.schoolの先生,本校の担当教員とZoomでつなぎ,進めていきました。

当日の様子です。

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東大発イノベーション教育プログラムi.schoolのメソッドを学び,データ利活用と合わせて,アイデアを創出しました。この取組みが観一生の創造性を育みます。

明日はアイデアの発表・質疑応答

そしてデータサイエンティストによる講演を実施します。

【今年度初】WWL・SGH×探究甲子園 「探究活動プレゼンテーション 出場校」に選出されました!

2020年12月21日 19時27分

以前の記事でもお伝えしていましたが,本校は今年度より,WWL連携校となり,文系,理系,理数科問わず,他の高校・大学との連携や交流の機会が増えています。「WWL・SGH×探究甲子園」への参加資格も得て,今年初めてエントリーしたところ…。

上位40校の

WWL・SGH×探究甲子園「探究活動プレゼンテーション 出場校」に選出されました!

12/19和歌山県データ利活用コンペティションで大賞を受賞しました!

2020年12月19日 19時28分

第4回和歌山県データ利活用コンペティションに,いくつかの探究グループが応募しておりましたが,

普通科文系の課題研究チームが最終審査に進みました。

この大会には,本校は第1回から毎年最終審査に進んでいましたが,普通科文系コースの生徒が進むのは初めてのことです。また,感染防止のためオンラインでの参加も,今年初めてのことです。

発表内容は,統計データを利活用して,地域活性化にむけた政策を提言したものでした。

コロナ禍で傷ついた地元を救うアイデアを,統計分析やインタビュー調査などによりまとめました。

本日,最終審査と表彰式が行われました。

発表はトップバッター。緊張の中,堂々とした発表でした。

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南館3F情報教室からオンライン発表。みんなの顔が相手に見えて,みんなの声が相手に届くように,椅子の高さを変えてフォーメーションを組んでいます。

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無事発表を終えた,と同時に質疑応答が始まります。

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さて,質疑応答が終わると,あとはリラックスして,残り5つの高校,6つの大学の発表を聴きました。

どの発表も,素晴らしい内容でした。

16:30,ついに審査結果の発表です。

協賛企業賞の発表,データ利活用賞,政策アイデア賞など,他校の受賞を固唾をのんで見守るなか・・・最後に。

大賞は香川県立観音寺第一高等学校

と発表。

この大会への参加4年目にして,初めての最高賞を受賞する快挙です。

学校全体に,統計・データ利活用,課題研究が広がった成果が表れました!

受賞したみなさん,おめでとうございます!

 

最終審査会,授賞式の様子は,オンラインで無料・公開で生配信されました。

第4回和歌山県データ利活用コンペティションのホームページから見ることができます。

12/22の24:00まで視聴可能です。

(参加者の感想一部抜粋)

・大学進学後もう一度応募したいと思うほど魅力的な大会で,光栄でした。

・オンラインの参加でしたが,会場の緊張感が伝わってきて,とても良い経験になりました。

・様々な学校の探究を聴けて面白かった。

12/9(水)福井県立若狭高校の生徒と合同発表会を実施しました。

2020年12月9日 14時06分

本日6校時,福井県立若狭高校と課題研究合同発表会をZoomを使用し,オンラインで実施しました。

若狭高校は,SSHの中間評価で最高評価を得た学校の1つであり,昨年度の第一回FESTATや,今年度のFESTAT2020にも参加いただいた学校です。

今年の2年生は,福島県立福島高校との交流Duarte High Schoolとの交流に続き,オンラインでの発表交流は3回目になり,だんだん慣れてきたようです。

5つのグループに分かれて,お互いに5分の発表,10分の質疑応答…。

お互いに,結構鋭い質問も・・・。

そして今回よかったのは,1年生が見学参加できたこと。

例年であれば,香川県高校生科学研究発表会や,SSH生徒研究発表会などを見学し,先輩の活躍,発表や質疑応答の様子を見て,研究や発表の具体的なイメージをつくることができていました。しかし今年はコロナ禍で,どうしてもそういった機会が減っていました。(今,昨年度の記事を振り返ると,随分「密」な取組をしていたものです。感染症で世界がここまで変わったのだと,改めて思います…。)貴重な機会なので,1年生は真剣に気づいたことなどをメモしていました。

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今回の交流,1年生にとっても,たいへんありがたい取組みでした。

交流は,ブレイクアウトセッションで,グループごとに行われました。様子は次のとおりです。

グループA(物理実験室)

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グループB(百周年記念館)

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グループC(課題研究室)

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グループD(生物教室)

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グループE(地学教室)

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最後は,全体の部屋に戻り,生徒同士,今後ともの交流を約束しつつ,終わりました。

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関係者の皆さま,ありがとうございました。

今後とも,ご縁があることを祈りつつ・・・。

11/21(土)海外科学体験研修on-lineを実施しました。

2020年11月21日 14時11分

例年実施されてきた理数科の「海外科学体験研修」(米国研修)は,今年度はコロナ禍のため現地に行くことはかないませんでした。

しかし,例年,高い教育効果と達成感を得られた「ポスターセッション」の体験,「第一線の研究者による講演」だけでも,オンラインで・・・。山口先生ほか,COHベックマン研究所の多くの研究者の皆さま,そしてDuarte高校の先生方や生徒の皆さまのご賛同,ご協力のおかげで,このイベントを実施することができました。

・まずは,研究者による講演。もちろんAll English。COVID-19について,がんについて,生物で習った内容,これから習う内容も…。

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 少し難しい内容もありましたが,予習の甲斐がありました。

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・緊張する初めての英語での,しかもオンライでの発表と質疑。

 何度も練習と議論を重ねたスライド作成と英語翻訳

 Duarte高校の生徒の発表も。スライドの作り方,参考になったはずです。

 まだまだ研究の途中ですが,今回の発表が自信につながったはずです。

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・最後には,画面の向こうの高校生と,スマートフォンと数字を使ったゲームで盛り上がりました。

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今日の取組みができたこと,関係の皆々様への感謝しかありません。

濃密で学び多き時間となりました。本当にありがとうございました。

来年こそは,渡米解禁になることを祈りつつ・・・。

11/21(土)SDGsオンラインミーティングWWL生徒交流会に参加しました

2020年11月21日 14時10分

本校は昨年度より,WWL連携校となりました。(参考:WWLとは

これにより,文系,理系,理数科問わず,他の高校・大学との連携の機会が増えるほか,

WWL・SGH×探究甲子園」への参加資格などが得られ,生徒の活躍と学びの機会が増えます。

今日,理数科の生徒たちが海外科学体験研修on-lineをしていたほぼ同時刻,別の部屋では普通科文系の生徒の有志探究チームが「SDGsオンラインミーティングWWL生徒交流会」に参加していました。

自宅からPCやスマホで参加した生徒,学校から参加した生徒もいます。その一部の様子をお伝えします。

まずは,巳波弘佳氏,田瀬和夫氏,岸 博幸氏の講演をオンラインで聴講したあと,全国のWWL関連校高校生とディスカッションを行いました。

特に,巳波弘佳先生は昨年度,本校で講演いただいた先生です。今日の講演も生徒たちはしっかり学ぶことができました。

その後,WWL拠点校である関西学院高等部の生徒や連携校で,互いの取り組みの発表と質疑応答を行いました。

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本校から参加したチームは,文系普通科3クラスの生徒で,COVID-19で傷ついた地域経済を立て直すための方策について,現状を分析し,データ分析やインタビュー調査などから提言内容をまとめたり,実際に地域PR動画を作成するなどに取り組んでいるグループです。

まだ研究は途中ですが,そこまでのところをしっかり発表,質疑応答ができ,交流も楽しむことができました。

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公開授業研究会、今年はwebで実施します。

2020年11月21日 14時07分

教育関係者の皆様

今年の公開授業研究会は、オンラインで実施します。

授業の公開は12月1~2日

全大会、研究会は12月2日 16:00~16:50 全体講評・講演

公開する授業は

・公民科 現代社会 「選挙と政治参加 」

・国語科 現代文B 「評論」

・数学科 数学A 「図形の性質」

・理科 物理 「熱と熱量」

です。

申込締切は 11 月 27 日(金)です。

案内状、実施要項、申込書はこちらからダウンロードできます。↓

https://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/637

ぜひどうぞ。

10/23 山口陽子先生(米国 Beckman Research Institute of the City of Hope 名誉教授)によるSS健康科学特別講義を実施しました。

2020年10月23日 00時00分

本日,米国のCOH(シティ・オブ・ホープ)ベックマン研究所名誉教授 山口陽子 先生 が 明日の理数科2年生への特別講義や,来月予定している「海外科学体験研修online」等の打ち合わせのため,来校しました。

2年生の課題研究を少し見ていただいたほか,放課後には,将来医療系に進みたい生徒有志10名で,「山口先生を囲む会」を実施しました。kakomukai1.JPG

 アメリカのコロナ禍の状況,コロナ禍での研究状況,学校の状況,日本とアメリカの研究環境の違いについて,糖尿病について,がんについて,安楽死に関するアメリカの状況,日本の医療とアメリカの医療の違いについて,ウイルスについて,免疫について,ノーベル化学賞について,ph.D.とM.D.について…

生徒からはたくさん質問が出て,1時間以上様々な話題に触れることができました。

ご多用で,かつ長旅でお疲れのところ,急な申し出にもかかわらず生徒の質問に一つひとつ丁寧にお答えいただき,ありがとうございました。kakomukai2.JPG

(10.23追記)

来月,理数科2年生は,on-lineでBeckman Research Institute of the City of Hopeの研究者から講義を受けたり,米国の高校生と研究発表交流をします。もちろんall Englishで。

それに向けて,Zoom接続テストと当日スケジュールの打ち合わせを行いました。こちらが朝のとき,向こうは午後・夕方です。

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10/19 統計データ分析コンペティション2020で統計数理賞受賞

2020年10月19日 00時00分

「統計データ分析コンペティション2020」で、

本校理数科2年生の課題研究が、統計数理賞を受賞しました。

https://www.nstac.go.jp/statcompe/award.html

( ↑ 独立行政法人統計センターウェブサイト )

および

総務省報道資料 より。

 

統計データ分析コンペティションは、総務省統計局、独立行政法人統計センター、大学共同利用機関 法人情報・システム研究機構統計数理研究所、一般財団法 人日本統計協会が主催で実施されるコンペティションで、論文審査により受賞者が決定されます。

本校の論文のタイトルは

「観光業による観音寺市の少子高齢化による問題解決」

でした。

【新企画】10/16 福島県立福島高校との課題研究リモート発表会

2020年10月16日 00時00分

本日6校時から放課後にかけて,福島県立福島高校と合同で,課題研究リモート発表会を行いました。

コロナ禍のなかで,対面実施授業や行事の「代替として」オンラインやリモートが使われることが多いのですが,今回はそうではありません。

オンラインだから「こそ」,このような状況だから「こそ」,遠隔地の福島高校との交流が実現できました。

本校の校章は桜(下図左),福島高校の校章は梅(下図右)がモチーフになっています。どちらもバラ科で,自家不和合性です。両校をつないでいただいたのは,自家不和合性研究をされており,本校でも運営指導委員をしていただいている東北大学の渡辺正夫先生でした。深い縁を感じます。

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両校の生徒は9月25日までに研究の途中経過をスライドにまとめ,YouTubeに限定公開でアップロードし,URLを両校で交換し,お互いの発表を視聴しあい,質問を考えました。

そして今日,良校をZoomでつなぎ,交流が始まりました。

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最初は両校の代表生徒のあいさつ,地域の紹介などが行われ,生徒同士和やかな交流が始まりました。

最初は本校の発表5本に対して,福島高校の生徒が質問を次々順々に…。

攻守交替して,

福島高校の発表7本に対して,本校の生徒が質問…。

一端休憩して,

本校の発表4本に対して福島高校の生徒から質問…。

福島高校の発表7本に対して本校の生徒が質問…。

活発な議論が行われ,生徒同士の交流から,大いに刺激を受けたようです。

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最後に,閉会行事では,東北大学の渡辺正夫先生に講評いただきました。

大いに刺激を受けたと思います。これからの研究も弾むはずです。

なお,来月は,米国とオンライン交流を行う予定です。

 

(追記)

今回の取組について渡辺先生のホームページでも紹介されています。

9/13 FESTAT2020 Group Session(1)

2020年9月13日 00時00分

9月13日(日)、本校主催の全国統計探究発表会、FESTAT2020のグループセッションが行われました。

7月24日(金)のキックオフイベントから始まったFESTAT2020

17校32チームの生徒たちは、課題研究のスライドを9月2日までにYouTubeの限定公開でアップロードし、5日(土)から11日(金)までの期間でお互いに視聴しあうとともに、コメントと質問を出し合っていました。また、統計の専門家である外部アドバイザーの先生方、そして本校と連携協定を締結してい滋賀大学データサイエンス学部の学生をはじめ、筑波大学、千葉大学、愛知教育大学、大阪大学の学生にもコメントや質問をこの期間に出していただいておりました。発表の参加校は、17校32チームになりました。

この日は、これらの準備をもとに、交流するオンラインイベントでした。理数科数学班の生徒、教員、そして教育委員会からは教育次長、高校教育課指導主事もご臨席のもと、実施されました。

開会行事では、香川県教育委員会教育長の工代祐司様からのビデオメッセージと、主催校である本校の土井校長先生から挨拶がありました。今日の総合司会も,本校卒業の大学生。

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教育長からのビデオメッセージでは、今後とも香川県では、小中高大が連携して統計教育を推進していくことが述べられました。

 長くなったので、続きは次の記事で。

(発表参加校一覧)

群馬県立高崎高等学校 1チーム
長野県上田高等学校 2チーム
愛知県立旭丘高等学校 1チーム
愛知教育大学附属高等学校 2チーム
福井県立若狭高等学校 3チーム
洛星高等学校 1チーム
大阪府立四條畷高等学校 1チーム
奈良学園高等学校 2チーム
神戸大学附属中等教育学校 6チーム
兵庫県立姫路西高等学校 2チーム
山口県立下関西高等学校 1チーム
徳島県立脇町高等学校 1チーム
高松第一高等学校 1チーム
香川県立観音寺第一高等学校 1チーム
愛媛県立松山南高等学校 3チーム
愛媛県立宇和島東高等学校 3チーム
鹿児島県立国分高等学校 1チーム

9/13 FESTAT2020 Group Session(2)

2020年9月13日 00時00分

前の記事の続きです。

次のプログラムは、次の2本の講演に対する質疑応答の時間です。

・東京医科歯科大学 教授 高橋邦彦先生による「新型コロナウイルスに立ち向かう『統計の力』」、

・株式会社Rejoui 代表取締役 菅由紀子先生による「データ×AIのチカラで未来を作ろう」

生徒発表動画の配信とともに、この2本の講演も配信し、参加者に視聴してもらい、質問を事前に入力していただいていました。

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どちらも興味深い、学び多き内容で、7月のキックオフイベントの講演と同じく、慶應義塾大学大学院教授の渡辺美智子先生のご紹介でこの講演が実現しました。

参加した高校生たちからどちらにも30を超える質問が寄せられ、

なんと、すべての(!)質問に回答いただきました

ありがとうございました。

矢継ぎ早にどんどんと質問に答えてくれる講師の先生に対して、しっかり学ぼうとメモの手を走らせる生徒の姿が印象的でした。

さて、次はいよいよグループセッションです。

続きは、次の記事で。

(参考:FESTAT2020外部アドバイザー一覧)

田村 義保  先生(全国統計教育研究協議会 会長 統計数理研究所 特任教授) 
渡辺 美智子 先生(慶應義塾大学大学院 教授)
竹内 光悦  先生(日本統計学会統計教育委員会 委員長 実践女子大学大学院 教授)
山田 剛史  先生(横浜市立大学 教授)
梶谷 義雄  先生(香川大学 教授)
山本 由和  先生(徳島文理大学 教授)
五十嵐 康伸 先生(E2D3.org 代表)
河瀬 融年  先生(四国経済産業局総務企画部 調査課長)
青山 和裕  先生(愛知教育大学 准教授)
和泉 志津恵 先生(滋賀大学 教授)
松原 憲治  先生(国立教育政策研究所 総括研究官)

9/13 FESTAT2020 Group Session(3)

2020年9月13日 00時00分

前の記事の続きです。

グループセッションでは、大学生の司会のもと、4つの分科会に分かれて、それぞれの分科会では8つのグループ、2~3人の外部アドバイザーや講師の先生も参加して質疑応答や指導助言が行われました。

本校は分科会1に参加し、統計データ利活用の課題研究において注意すべき点や改善点、よくできている点について、さまざまな指導助言をうけました。

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4つの分科会の終了後、各分科会で話し合われた内容を、大学生に発表してもらい、参加者全員で共有しました。

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最後に、本校の土井校長先生のあいさつで、2か月にわたって行われたFESTAT2020のプログラムを終了しました。

・・・終了後、統計教育の充実や統計データ利活用の課題研究について、参加校や外部アドバイザーとの情報交換会も行われました。カリキュラム開発のこと、今後の入試の動向など、大切なことばかりで、学び多き研修の機会となりました。

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協力いただいた先生方、そして協力いただいた10名の大学生の皆さま、そして参加してくれた高校の生徒の皆さまと先生方、ありがとうございました。

来年もFESTAT、実施します。