SSHブログ

2月10日 第4回SSH講演会を実施しました。

2020年2月10日 00時00分

今回のSSH講演会。テーマは

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まず始めに,第1部 「課題研究モデル発表」と題して,理数科3年生2名が自らが取り組んだ課題研究を英語と日本語で紹介。次に、課題研究を真剣に取り組んだことで、自分たちが何を得ることができたのか,どういう学びがあったのか,発表しました。

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一番良かったのは,課題研究で夢が広がったこと,かけがえのない仲間が得られたこと。

これから課題研究を始めていく1年生にとって,大きな刺激となる話ではなかったでしょうか。

 

さて,第2部は

東京大学名誉教授 石 浦 章 一 先生による講演です。

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・調べ学習,探究,研究の違いとは?

・グループで考えることの大切さ

・なぜ探究が大切か?科学の作法とは

・文系の探究でも計量分析を

・先入観にとらわれず,身近なところで疑問をもつこと

・オリジナルの研究が大切であること

・人間の脳は,学習は,すごい,ということ

 

いろいろな課題研究の実例をもとに教えて頂きました。

 

いつもの通り,質問もたくさんでました。

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(石浦先生に)

○私たちが研究するにあたって,どこまで既存の情報や研究成果を用いてもよいのか

○先生が今まで見た中で一番印象に残っている研究は何か。

○科学リテラシーを身につけるためには,何が必要か。

○幅広い視野は,どうやって身につけるのか。どのようなことに興味を持てばよいのか。

○研究がつまずいたときには,どう対処するべきか。

(先輩に)

○他に研究しようと思ったものはあるか。

○途中であきらめた研究はあるのか。

 

今回も,学び多き講演会でした。

感想の一部を,紹介します。

○課題研究は大変で難しいものというイメージが強く,不安が大きかったが,今回の話を聞いて,とても楽しみになりました。日頃からふと不思議に思ったことをメモして,深く学んでいけるように経験を重ねていきたい。

○先入観を捨てて,一つ一つ疑問を持ち,日々物事を注意してみようと思いました。

○人間の脳についての話は,僕にすごい影響を与えたと思う。わかるまでやる。わかると脳が切り替わる。これは普段の勉強時に理解するまでしっかりやっていこうと思う。

○課題研究の明確なイメージをつかむことができた。新しい学びに向けて,基礎的な知識を身につけ,自分で課題を解決しようとする粘り強い研究ができるようにしたいと思った。

○今年一年間のSSH講演会の中で,「視野を広げる」「何でもやってみる」という言葉がある。ということは,この2つはどの分野でも共通していることだと思う。

○疑問について調べて,他人の意見を聴いたり,どんどん新しい疑問を追求していくことで研究を広げ,オリジナリティーのある,また役に立つものにしたいと思った。探究のなかで,「仮説→シミュレーション」を大切にしたいと感じた。データ分析を利用した研究を進めたいという気持ちが,より強くなった。

○一番最初に,先輩の課題研究を聴けて良かった。自分もあのような上手に発表したいと,意識を高く持つことができた。

○たくさん勉強し,知識を備え,幅広い興味・関心を持つよう心がけようと考えました。

○この講演と,3年生の課題研究発表を聴いて,課題研究を頑張ろうと思いました。

○課題研究の印象は理数系の人達が行う難しいことだと思っていました。日常について深く物事を考えていないのはもったいないと思うし,不思議を日常に置くことで楽しくなるのではないかと思います。2年生の課題研究に向けて,意欲を高めて行きたい。

1/25(土)エンジョイサイエンス(化学部)

2020年1月25日 00時00分

1月25日(土),地域の小学生を招いて,

「エンジョイサイエンス」と題した実験講座を行いました。

液体窒素の不思議な演示から始まった実験講座。

白衣を着た化学部の高校生の指導で,実験。

なぜそうなるのか,解説。

前のめりで,現象を観察して,しっかりと説明を聴く小学生。

笑顔で楽しそう。終始そんな姿が見られたイベントでした。

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化学部など,科学系部活動は,例年,「科学のおもしろさ」を伝える,地域貢献活動をしています。

2月12日(水)に,SSH研究成果報告会を開催いたします。

2020年1月6日 00時00分
 本校は平成29年度より第2期SSH指定校(基礎枠)、平成31年度より科学技術人材育成重点枠の指定を受け、全生徒の「科学的探究力」の育成、「高い志」の育成、「国際性」の育成に向けて、研究開発に取り組んでおります。また、平成29年度より香川県教育センターと連携して,全教科・全科目で主体的で協働的な深い学びを目指す授業改善に取り組んでいるところです。
 つきましては、授業を公開するとともに、これまでの研究成果をまとめ、今後の活動に生かすべく、別添のとおりSSH研究開発成果報告会を開催いたします。関係の皆様に御参加いただき、本校の取組について御高評を賜りたく、御案内申し上げます。
 
◇ 詳細 
① 2月5日(水)までに、FAXもしくは電子メールにて,担当宛にお申し込みください。
  実施要項,参加申込書等は、下からダウンロードいただけます。
② 部分的なご参加も受け付けます。参加申込書に、ご参加いただけるところに〇印をつけてください。
③ お車の方は,西門からお入りください。駐車場を御用意しております。
 駐車場には限りがございます。乗り合わせてお越しいただけると大変助かります。
④ 昼食につきましては,各自ご用意頂くか,近隣の飲食店をご利用ください。
⑤ 本校保護者の参加受付につきましては、後日、生徒を通じてご案内いたしますので、ここに記載している手続きは不要です。
 
<ダウンロードはこちらから>
R01参加申込書(教員).doc ← 教員の方は,こちらの用紙をご使用ください。
R01参加申込書(教員以外).doc ← その他の方は,こちらの用紙をご使用ください。

◇ 当日の日程は,次の通りです。

10:00~00:00 午前受付(百周年記念館)
10:35~11:30 公開授業(55分授業)
11:30~12:30 昼食・休憩
12:30~    午後受付
13:05~14:40 探究発表会(第一体育館):ポスター発表 外国人留学生も招聘予定
  □理数科課題研究中間発表
  □SSH海外科学体験研修報告
  □普通科理系「課題探究」発表
  □普通科文系「文系課題探究」発表
  □東京方面科学体験研修ポスター発表
  □SSH企業訪問ポスター発表
  □自然体験合宿ポスター発表
  □大学研究室体験ポスター発表 他
14:50~15:35 成果報告会 (百周年記念館大会議室)

新規事業:東京データイノベーション(TDI)研修 12/24~26

2019年12月27日 19時05分

12月24日(火)から26日(木)の2泊3日で,

1,2年生の希望者24名で,東京データイノベーション研修が行われました。

東大発イノベーションプログラムi.schoolと,ANAと連携し,

データ分析×アイデア創出・イノベーション,実際の企業でどのようにデータサイエンスが活用されているか等,学んできました。

ここでは,そのときの様子を画像で,少しだけ紹介します。刺激的で,先進的なプログラムでした。

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12月27日 高大連携・課題研究

2019年12月27日 18時06分

12月27日(金)

本校で統計・データ分析の課題研究をしているグループが

徳島文理大学の山本先生にご指導ご助言をいただきました。

どういったことを明らかにするために,どういう分析手法が有効なのか,具体的に教えていただきました。

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12月18日滋賀大学との連携(課題研究)

2019年12月18日 19時07分

12月18日(金)

本校で統計・データ分析の課題研究をしているグループが

滋賀大学の和泉先生と学生の皆さまにご指導ご助言をいただきました。

具体的なデータをもとに,活発な質疑応答が行われました。

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滋賀大学との高大連携協定により,インターネットテレビ会議等を用いた遠隔地での連携を推進しております。

関連記事

https://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/538

1年生特色クラス、東京方面科学体験研修に出発しました。

2019年12月12日 19時09分

本日、1年生特色クラスが、東京方面科学体験研修に出発しました。

訪問先は次の通りです。

12日(木)東京大学生産技術研究所、JAMSTEC、東京都医学総合研究所

13日(金)JAXA筑波宇宙センター、地質標本館、サイエンススクエア、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、物質・材料研究機構(NIMS)

14日(土)国立科学博物館、日本科学未来館

 

研修の様子について、生徒が現地リポートをします。

下のリンクからご覧になれます。

https://sshtk2019.blogspot.com/

理数科2年生 海外研修に出発しました

2019年11月20日 19時10分

理数科2年生が本日アメリカへの海外研修に出発しました。
今年もすばらしい経験をして、今後の高校生活を充実したものにしてくれるものと期待しています。
帰ったら楽しいみやげ話を聞かせて下さいね。

いってらっしゃい!

研修の様子は、現地からのレポートを下記リンクよりご覧いただけます。
SSH理数科海外科学体験研修) http://sshkaigai2019.blogspot.jp/

10/30 公開授業研究会にお越しいただき、ありがとうございました。

2019年10月30日 19時11分

本日行われました公開授業研究会には、県内外より、41名の来校、参観がありました。

お越しいただき、ありがとうございました。

すべての授業を公開するとともに、国語、公民、数学、理科、英語、芸術、体育の7つの教科で研究授業を実施しました。

当日の様子・風景は「今日の観一」に掲出しています。

→こちら https://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/590

10月26日(土)香川大学創造工学部訪問研修

2019年10月26日 19時12分

この研修には,1年生の希望者が参加しました。

少し会場に早く着いたため,観一のために用意していただいた控室へ。

どの研究展示を回るか,参加者は事前に決めていましたが,友達と一緒に回れるか,そのすり合わせを。

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この研修のテーマは「学ぶ力を鍛える!~質問する力,問い立てる力,応答する力,広い視野,まとめ発表する力~」

多くの研究展示を回り,説明を受ける参加者。

聴くだけではなく,メモを。そして,質問を。みんな達成していました。学生も,大学の先生も,丁寧に分かりやすく教えていただき,感謝の極みです。

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喜田弘司先生の特別講義も拝聴しました。

コンピュータ,AIの本質,面白さ,そして将来・キャリア。

課題解決力,課題分析力。

学び多き講演でした。

講義のあと,先生のもとに行き,個別に質問する生徒も。

 

一通り,いろいろな研究発表を聴いたり,質問したりしたあとは。

いよいよ,「研修報告会」

本校生徒のために,今年も特別に部屋をご用意いただきました。

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生徒は,

・見てきた研究の内容

・どのような質問をして,何が分かったのか

・残った疑問,さらに質問したいこと

を発表しました。

発表のあと,各コースの先生から,質疑やアドバイス。

先生からの質疑にも,しっかり答えていました。

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生徒の発表に対して,大学の先生から,

しっかりと整理して聴けている。頼もしく思う。

との講評をいただきました。

 

講演,講義,ご指導,ご助言いただきました,香川大学創造工学部の多くの先生方,そして本日や本日までのご準備等,様々配慮いただきました職員の皆さま方,本当にありがとうございました。

 

生徒の「振り返りシート」の記載の一部をこの下⇓で紹介します。

 

 

 

 

〇思った以上の体験ができ,工学への興味が持てた。参加してよかった。研修内容を大学の先生の前で発表して質問をもらうというのは貴重な体験だった。

〇これからの世の中は,文系,理系とかは,もう関係なくなってきていると思った。

〇この研修に参加して学んだ大きなことは,質問をする大切さと客観的に自分を見つめることでした。相手の発表に対して質問を繰り返すと新しい答えが得られて,そこからまた新しい疑問が出る。この繰り返しで物事の理解が深まることに気付いた。また,自分がまとめて発表することで,分かったことと分からなかったこと,理解していることとしていないことが,客観的にわかることができた。

〇質問されたり,したりすることで,より深く理解できることがわかり,とても勉強になった。頭の中で整理し,発表することも,いい経験になった。

〇研究するにあたって,専門分野だけの中でするのではなく,他の分野も必要だということを知って驚いた。また,研究していくうえで実験の条件を設定することの難しさを知った。今日学んだことはこれからの授業で活かしていけると思った。自分のなかでわかる,分からないをしっかり区別して整理し,分からないことを少しでも減らしたい。大学の雰囲気もよくわかりました。

〇工学は自分が思っている以上にいろんな研究をしていると知り,驚いた。質問を考えながら聴くことで,話に集中して聴くことができた。自分の言葉で発表することで,理解をより深くできていい経験ができた。知らなかったことに触れられたので,いい知識を得られてよかった。

〇今まで,「~学部→職業」と,具体的に分かっていたものにしか興味がなかったけど,工学という,いろいろな分野につながる分野も興味が持てて,視野が広がったと思う。

〇社会のために,自分たちの研究をしている,という意志もはっきりと感じた。発表も,グラフや図を示しながら,根拠を持って話していたので,すごいと思った。文系と,理系の両方のべ強がこれからの社会には必要だということもわかりました。2年生の課題研究が楽しみです。

〇いろいろな分野の研究をしていて,難しいものもあったが,わかりやすく説明してくれたので興味が深まった。

〇幅が広く,生物×工業の分野には,かなり興味があり,自分もこのような実験ができたらな,と進路を決める上で非常に参考になった。視野を広げることは大切だと思った。

〇今後の授業の受け方も変えていこうと思う。興味がないと決めつけずに,いろいろなものを見ることは大切だと思った。また,聴くだけでなく,体験すると,よくわかった。

〇誘われたて参加したが,行ってみてすごく良かった。一歩踏み出してよかった。工学部への進学もいいなと思った。医療にもつながっていることもわかり,視野を広げることがよかった。行かなかったら後悔していた。

〇思っていたよりたくさんの種類の研究があった。勉強にも生かせることも学ぶことができた。自分の道を広げることができたと思う。

〇視野が広がった。情報分野に興味が湧いた。たくさん質問することで,より話が理解できるということが分かった。大学の研究の仕方,高校の勉強方法なども聴けてよかった。

〇発表や質問することの大切さや楽しさが分かった。研究室の雰囲気が好きだと思った。今の勉強が何に役立つか,どうすれば役立つことができるか,考えることができた。将来大学でチームで協力して,一つの目標を成し遂げたいと思った。次の授業の受け方から,今日学んだことで改善していく。

〇研究の楽しさ,勉強の大切さなどが分かった。自分の関心のある分野が分かったので,自分が関心のある分野ができる大学を選びたい。大学では,自分の関心のある分野以外の分野も必要になることがあるということが分かったので,いろいろな分野も勉強しようと思う。

 

2019年度 統計データ分析コンペティションで特別賞受賞

2019年10月21日 19時13分

「2019年度統計データ分析コンペティション」で、

本校理数科2年生の課題研究が、特別賞を受賞しました。

https://www.nstac.go.jp/statcompe/award.html

( ↑ 独立行政法人統計センターウェブサイト )

 

統計データ分析コンペティションは、総務省統計局、独立行政法人統計センター、大学共同利用機関 法人情報・システム研究機構統計数理研究所、一般財団法 人日本統計協会が主催で実施されるコンペティションで、論文審査により受賞者が決定されます。

本校の論文のタイトルは

「香川県の交通事故発生の要因を交通違反件数を基に分析する」

でした。