11月21日(土)午後から、本校にて第3回かがわロービジョン研修会を行いました。
今回は、京都府立盲学校から藤井則之先生をお招きして、『障害の受容と盲学校教育』についてのご講演をいただきました。

前半は藤井先生の生涯を振り返りながら、障害の受容までの経緯についてお話いただきました。小学生の頃に網膜色素変性症とわかり視力の低下や視野狭窄が進む一方で、白杖を堂々と持てないことや障害者であることを受容できない心の葛藤がひしひしと伝わり、私たちの心は強く打たれました。それでも苦しさを乗り越えて、自分が大事だと思っていることを子どもや生徒たちに伝えていきたいという思いから、教壇に立ち続けていらっしゃいます。当事者としてのお話は大変重みがあり、児童生徒も真剣に耳を傾けていました。
後半では、障害を受容しているとはどういう状況かについてお話をいただきました。
障害の受容とは
①視覚障害であることが人間の価値を下げないと心の底から思えること
②自分の障害を正しく認識し、不便を少しでも軽くしようと取り組んでいること
③やりたいことややりがいのあること、うちこめることがあること
この3点が受容ができているかどうかのポイントだと提言をいただきました。また、受容のために盲学校は児童生徒に視覚障害者同士を結び付ける重要なパイプ役として役割を果たすとともに、専門性を高め障害をもつ児童生徒の心の支えとなれるよう日々努力する必要があると再認識させられました。
最後には参加していた教育相談の生徒が自らの障害の受容と周りとの関わり方について勇気を出して話をしてくれました。彼のように児童生徒がいずれ自分の障害のことを人に伝え、できるかぎり自分の力をのばし、必要なときには援助依頼ができる人になれるよう、私たちは一生懸命ひたむきに児童生徒と向き合っていきたいです。
藤井先生、本当にありがとうございました。
校長からのメッセージを更新しました。
先日本校を訪問した新番丁小学校5年生よりお手紙をいただきました。
ありがとうございました。「またいつでも来てくださいね」の気持ちを込めて。
校長からみなさまへ(11月18日付).pdf
地震&火災の防災訓練を行いました。
11月11日(木)5校時 香川県シェイクアウトに合わせて
今年度全校で行った初めての防災訓練です。
南海トラフ地震、震度6強、津波発生、地震による火災発生の想定で行いました。

火元から離れた場所に火災避難しました。

負傷者を救助、救護所で処置をしています。
校長先生から、自助、共助、公助のこと、いつ災害が起こっても安全に避難できる準備をしておくことが大切だというお話しがありました。