定時制ニュース

　定時制課程は、男子1名・女子６名の計７名が本校を巣立っていきました。今年度は４年生が最も多い学年だったので、一気に人数が減って寂しくなります。

　厳粛な式の後教室に移動し、笑顔で最後のホームルームを行いました。その後、４年間を写真で振り返り、記念写真を撮って解散となりました。

ここを巣立った卒業生が、それぞれに自分の道をしっかりと歩んでいって欲しいと願っています。

卒業する４年生は皆スーツ姿で集合し、普段とは違う大人っぽい姿に４年間の成長を感じます。

校長先生からの表彰伝達の後、卒業生を送る会が始まりました。餞（はなむけ）の言葉では、転勤された先生方にも参加頂き、４年生が入学した頃のエピソードなど、楽しい話が続きました。

４年間の学校生活をスライドで振り返った後は、在校生からの花束贈呈です。答辞ではこれまでの学校生活を思い出して、思わず涙ぐむ姿も見られ、良い雰囲気で卒業生を送る会を送る会を終えることができました。

新型コロナへの感染対策が続く中、卒業予餞会の実施についてはいろいろ制約があります。けれど、卒業生との最後の思い出作りのため、感染防止策をとりつつ実施しました。

　今年は、文集「ともしび」用の記念写真撮影が同じ日にあったため、４年生は皆スーツ姿での参加です。

三本松高校の「みんなの食堂」特製の「焼肉弁当」とアイスクリームを皆で食べた後、夜間オリエンテーリング大会が実施されました。４チームに分かれて、懐中電灯1つを持ち、指定された場所をめぐっていきます。普段はあまり行かない所に、それも寒い冬の夜間に向かうのはなかなかスリルもあり、普段あまり話さない人ともおしゃべりしながら楽しくオリエンテーリングができたようです。

その後、オリエンテーリングの順位ごとに賞品をもらい、解散となりました。

今年度も、白餅とあん餅、豆餅の３種を搗きます。食堂の方や、餅つきに慣れている職員の指導の下、杵で餅をつくる係、丸める係と分担して行いました。とはいえ、試食が始まると食べる方に夢中になる人もおり、食べてまた餅つき作業に復帰する人もおり、臨機応変に動きます。

　楽しく餅つきを行い、満足するまで食べた後は、搗きあがった餅を袋詰めです。日頃お世話になっている全日制の先生方に配り、またそれぞれ家族にも持ち帰りました。

　「和三盆」は、香川県の引田町や徳島県の板野町に残っている伝統的製法で作られる砂糖です。引田町のものは、香川県で栽培されたサトウキビの絞り汁を煮詰めて得られた白下糖に、「押し船」で重しをかけ、得られた砂糖は人が何度も「研ぎ」をすることで、粒子の細かいあっさりとした「和三盆」をつくっています。

今回は、そうした「和三盆」の製法を学んだ後、木製の型に「和三盆」を入れて、干菓子づくりを体験しました。作った干菓子は箱に入れて持ち帰り、家でその味を楽しみました。

地元の産業について、体験を通じて学ぶことができ、良い機会になったと思います。

　まずは４年生が準備した「クリスマスクイズ」を、皆で考えました。

　その後、クリスマスリースづくりです。ツル植物のリースに、松ぼっくりやヤシャブシ、エノコログサ、ノイバラなどを留め付け、最後にリボンとベルを飾って仕上げです。簡単な作業ですが、材料の配置に迷いながら、それぞれ楽しそうに進めていきました。

　できたリースの一部は、三本松駅に寄贈し、飾って頂きました。

　「かめびし醤油」は、伝統製法である「むしろ麹」つくられている醤油です。まずは、引田町の「かめびし屋」を訪れ、醤油づくりについてのDVDを見た後、実際に醤油を作っている蔵を見学しました。筵の上の麹や大きな樽の中のもろみなど。初めて見るものばかりでした。

　その後、伝統製法で作られた「かめびし醤油」と大手メーカーの醤油の味比べを行い、同じ醤油でも様々なものがあることを実感しました。

　本校には、東かがわ市在住の生徒も多いのですが、こうして地元に企業について学ぶことは、新たな発見も多く、良い機会になったと思います。

まず向かったのは、高知県の誇る鍾乳洞、龍河洞です。入口で記念写真を撮った後洞窟内部に入り、順路に沿って洞内を登っていきます。順路は時々非常に細くなり、かなり傾斜もきついので、次第に無口になりながら上りました。ただし、龍河洞の内部の独特の景観は、見事でした。

続いて向かったのは、のいち動公園です。生態展示を取り入れて作られた動物園は、順路を歩きながら見て歩くのにちょうど良い感じでした。ただ、鳥インフルエンザの影響で鳥類の展示の一部は屋内のみとなっており、有名なハシビロコウも室内で休んでいるところを見学しました。また、土産店でどっさり買い物をする人もいて、それぞれに楽しんだようです。

帰りの道の駅では家族への土産物も買い、それぞれに充実した一日になりました。

新型コロナウイルスの感染防止のため、今年も学校ごとに３つの時間帯に分かれての参加でした。本校からは、４年生の小島さんが「広がる視野」という演題で出場し、定時制高校のクラスメイトとの交流などを通じて、立場が異なる人への理解や共感ができるようになった体験が発表されました。発表は、優良賞となりました。大会まで繰り返し練習した成果が出たと思います。

小島さんの発表には、本校生のみならず会場からは大きな拍手をいただきました。

　今年は３年ぶりに、中学生や在校生家族など、校外からのお客様も迎える文化祭です。新型コロナの感染の収束の気配が見えない中、今年度は展示を午前と午後の部に分けるなど、感染対策をしっかりと行いながらの開催となりました。前日に引き続き、雨の中公開が始まりましたが、次第に天気も良くなり多くの来場者がありました。

　定時制の展示「縁日」では、射的やボウリング、ヨーヨーや輪投げ、ストラックアウトなどを実施しました。今年は、揃いのブルーのTシャツで定時制の開催式を開き、みんなで気合です。午前、午後ともに、中学生や家族連れなど多くの方に訪れて頂き、定時制縁日を楽しんでもらうことができました。

表彰式では、柔道と卓球の表彰伝達が行われました。今年は、卓球男子シングルスと柔道で、全国大会へ出場する予定です。

終業式では、校長先生の講話の後、校歌を全員で歌いました。これから、４２日間の夏休みになります。今年も酷暑が予想されていますし、新型コロナが再び感染拡大しています。感染しないよう注意し、規則正しい生活を送ってほしいと思います。

今回も、三本松駅と学校周囲の整備を、手分けして行いました。本来の予定日は14（木）だったのですが、雨天のため今日の活動となりました。よく晴れていましたが、昨日の雨の影響もあってか非常に蒸し暑い中での作業となりました。登校した生徒は、道路や側溝の掃除、駅の草抜きなどを熱心に行いました。

　穴吹カレッジから来られた講師の先生から、たくさんある職業からどのように自分の進路を決めるか、就職試験で重要なことなどに付いて、実例を示しながら熱心に説明して頂きました。

自分の進路を決めていくのは、大変難しい作業ですが、今日の講演が少しでもそのヒントになればよいと思います。

柔道部門に出場した３名は、それぞれ全国大会への出場が決まりました。

卓球部門でも、個人で男子１名がベスト４に入り、全国大会への出場が決まりました。また、団体戦でも男子が準優勝と、大いに活躍しました。

卓球の全国大会は、７月２６日（火）から東京の駒沢体育館で、柔道の全国大会は８月７日（日）に東京の講道館で実施される予定です。