活動記録

職員室に珍客!?カワセミが飛んできた!!

2020年7月9日 13時20分

 ふと職員室の窓際を見ると、なんとプリンター横に、コバルトブルーの体色をした小鳥、カワセミがいるではないですか。
 きっと早朝の換気時に、ベランダのドアから迷い込んでしまったと推測されます。


(一時保護したカワセミ)



 保護直後はじっとしており、軽い脳震盪を起こしているようでした。



 本校職員がじっとしているカワセミをそっと手で抱えて、ベランダに逃がしてやりました。



 10分程度じっとしていましたが、元気に飛び立つことができ、ほっと一安心でした。
 インターネットで調べたところ、県内では、比較的普通に見られるようです。
 私(記事の著者)は初めて校内でカワセミを確認しました。ここ数日続いている大雨の影響だろうか?近くの綾川の近辺から飛んできたんだろうか?などと首をかしげるばかりでした。
 まさに珍客の来校から始まった一日でした。

農者天下之大本也

2020年7月8日 16時52分

本校には、伯爵 源頼壽 氏の書がある。

農業人を志す者に力を与えてくれる書です。
本校にお越しの際はぜひ、この書をご覧ください。

今年も「どでカボチャ」栽培にチェレンジ!

2020年7月6日 05時57分

 本校の農業クラブ会長が「どでカボチャ」の栽培にチャレンジしている。

 「どでカボチャ」で、真っ先にイメージするのは本県小豆島で開催される「日本一どでカボチャ大会」である。「どでカボチャ」の品種としては、「アトランティック・ジャイアント」が販売されている。

 栽培している場所は相撲場東側の空地で、昨年に続いて2年目である。


 巨大なカボチャを作りたいという熱意は並々ならぬものがある。その熱意に本校職員も協力したいという意識が芽生え、昨年秋から全面協力している。土層深くまで根圏が広がるように腐葉土を混ぜるために小型の油圧ショベルで開墾の手伝いをしたり、水はけをよくするために暗渠をいれたり、チャレンジスペースとしては格段によくなってきている。



 かぼちゃのつるは順調に伸び、7月に入って実もだんだん大きくなってきている。だた、ひとつ職員達には心配事がある。それは、どでカボチャ1株に1個しか実らせていないのである。心配して何度も「もう1個くらい着けておいたらいいんちゃうん?」と忠告するのだが、当の本人は、土の栄養を全て1個に集中させるためであろか、「大丈夫ですよ」と涼しい顔で平然と答えるのである。頼もしい限りでありである。

 ところで、香川県の農業クラブ員とどでカボチャに少し歴史があるので紹介したい。2005年(平成17年)11月3日、サンポート高松大型テント広場で「農高フェスティバル2005」が開催された。


 農業高校のよさを県民の皆様に広く知ってもらえるように、学校紹介のパネル展示や体験コーナー・ふれあい動物園・拓心太鼓演奏・乗馬体験・農作物即売など様々な催しを行った記念すべき第一回目であり、現在も続いている本県の農業高校独自のイベントである。

 今では高松サンポートタワー内のデックスガレリアで行われるが、第一回目は、海沿いの大型テント広場で開催した。当日は、天候にも恵まれ来場者も多く盛況だった記憶がある。

 そのなかで、本県農業クラブ連盟のクラブ役員が自主企画として、「農業クラブ展」を担当した。押し花教室、小物作り教室、クイズ大会など催し、大好評であった。



          (小物作り教室)

           (押し花教室)

その一つとして、「どでカボチャ」に関する展示ブースが設けられた。

         (どてカボチャブース)

 カボチャに関するクイズやカボチャの作り方のパネル、各校の栽培経過を追った写真の展示、そしてカボチャ品評会と、クラブ員の手で行い、フェスティバルを盛り上げた。


      (品評会 左から金賞・銀賞・銅賞)

 小豆島の大会にはとうてい及ばないカボチャであったが、その心意気は全く負けておらず、以降数年間、どてカボチャの栽培ブームが各校で続いた。ちなみに、第一回金賞は大川東高校であった。

        (海沿いの大型テント広場)

 今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、高校では多くの行事が中止となった。

 本校でも、4月末の主基農経祭春祭り、秋に開催する予定であった体育祭の中止が決定した。
 早く、新型コロナウイルス感染症が収束し、様々な行事が実施できるようになることを祈るばかりである。

どでカボチャ育て方.docx

滝宮の天気は任せて!

2020年7月3日 15時56分

梅雨,そしてこれからは台風が発生しやすくなる時季です。

みなさんはテレビで ” 降水量○○ mm”  といった記録を見たことがありますか?

降水量や気温などの気象情報を記録するのが「アメダス」です。

「雨デス」ではありません。

「アメダス」は,”地域気象観測システム”のことで,全国約1300か所に設置されています。

香川県には6か所にあり,そのうちの1つが本校の農場に設置されているのです。


      

「アメダス」は気象災害の防止・軽減を目的に作られました。

設置できる場所には条件があります。本校は,香川県の気象台に選ばれたのです。


                                       (風向・風速を測定)

    

     (降水量を測定)         (気温を測定)          (日照時間を測定)


10分毎にこれらのデータを送信しています。働き者ですね。


実は,私はアメダスがあることを知りませんでした......。

農場に来られた方はぜひ探してみてください。

みなさんも何気ない風景を意識して見ると,新たな発見があるかもしれませんよ。

2020こうち総文

2020年7月3日 13時00分


今年度の全国高等学校総合文化祭「2020こうち総文」書道部門に
本校の書道部員が、香川県代表として作品を出品します。




練習段階の作品です。
臨時休業中も道具を家に持ち帰り、作品制作に取り組みました。

完成した作品は、7月31日から「WEB SOUBUN」特設ページにて
掲載されます。
ぜひご覧ください。

農経探検 牛の骨格標本があった!

2020年7月2日 16時08分

農経高校の玄関フロアに牛の骨格標本があった!
これは珍しい。
名称プレートに「主基斎田耕牛 千代号」と書かれている。
主基斎田を耕した牛なのか?

<解説>
 天皇即位後、初めて行われる新嘗祭を特に大嘗祭といいます。
その大嘗祭に供奉する新穀を栽培する斎田が全国から2カ所選定
され、東に位置するものを「悠紀」、西を「主基」と称します。
 大正天皇即位の大嘗祭主基斎田が香川県綾歌郡綾川町に設置さ
れ、その主基斎田を耕した牛が千代号だったのです。
 千代号は明治44年(1911年)7月6日生まれで、大正4年
(1915年)4月に主基斎田を耕した、という記録が残ってい
ます。
 本校の前身である綾歌郡立主基農林学校は、主基斎田が綾川町
に設置された光栄を記念して設立されました。

 本校にお越しの際はぜひ、千代号の骨格標本をご覧ください。

あの「ポツンと一軒家」に行ってみました!

2020年6月29日 04時57分

 毎週日曜日19時58分放送の「ポツンと一軒家」をご存じでしょうか。
衛星写真を手がかりに捜索隊が山深くにある一軒家を訪ね、住人らの人生や生活を伝える番組です。
 今回は、農業クラブ役員2名が2019年7月28日に放送された香川県のポツンと一軒家「ミニマル農園」(三木町)を訪問したことを報告します。



 農園主の橋本さんは神奈川県出身で、高校卒業後は東京で会社員をしていましたが、2011年の東日本大震災がきっかけで、自分で野菜とか食べ物をつくりたいという思いが芽生え、移住を決めたそうです。



 ミニマル農園では鶏110羽(ボリスブラウンとホシノブラック)を平飼いで飼育しており、毎日約70~80個を集卵しているようです。
 えさは、市販の配合飼料を使用しないで、かつお節のだしがら、煮干し、昆布、炭、かきがら、腐葉土、パンの耳、そうめん、くず米、米ぬかを自分で調合してから、さらに3日間発酵させて与えていました。
 今回、自由に走り回れる環境で育てた鶏たちの卵を現地で購入させていただき、早速夕飯で卵かけご飯にして食べましたが、卵白がしっかりしており、大変おいしい卵に仕上がっていました。



 採れた卵は、香川県下の料理店や販売所に出荷されています。

 今は養鶏で生計を立てているようですが、もともと橋本さんがやりたかったことは自給自足の生活だそうです。ですから野菜は、自宅前の畑で無農薬栽培し、お米は自ら開墾した水田で田植機を使わずに手植えをして育てたものを食べているそうです。


 今回の見学で、生徒たちは有機農業のことや、その体験ができる制度WWOOF(World Wide Opportunities Organic Farms 「世界に広がる有機農場での機会」の略)のこと、ホームページの作り方、販売先の開拓、農業研修場所の探し方など、多くのことを学びました。そして、橋本さんの家族が三木町の山奥で魅力的な暮らしを営んでいらっしゃることに触れる良い機会となりました。
 
 お聞きした内容は、「グリーンライフ」の授業で活用したいと思っています。快く見学を承諾していただいた橋本さんと、今回の件で橋渡しをしていただいた横山さんにこの場をお借り致しましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

(生徒の感想)

・小規模でも大規模でも農業には変わりなくて、職業とするかそれとも生活の一部にするのかなど、農業の視点や見方は様々であり、それを見定めていくことが将来、農業をする上で大事だと思いました。(Aさん)

・山の中での農業は、不便なこともあると思いますが橋本さんが理想とする農業を追求するには適していることが分かりました。
 また、すぐに自給自足というのではなく、自分のゴールを考えながら、農業にたずさわることが大切で、いろいろな研修があることもわかりました。今回の訪問で学んだことを活かして、学校生活に目標を持っていきたいです。(Bさん)

今日の実習は、「ジャンボタニシ」と格闘!

2020年6月23日 20時19分


 今日の総合実習は、「スクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)」の駆除を行いました。私たちが栽培しているお米は、来年度に拓心寮へ入寮する寮生の食事に提供されます。そのため、農薬の使用量を減らし、「安全で、安心して食べられるお米」を栽培したいと思います。様子をご覧ください。



       (図1:スクミリンゴガイの駆除)



     (図2:スクミリンゴガイの卵の駆除)



       (図3:スクミリンゴガイ)


 
       (図4:スクミリンゴガイの卵)

防火訓練実施 生徒の防火意識高まる!

2020年6月23日 12時25分

生徒・職員の防火意識を高めるため、1校時に防火訓練を行いました。



今回は、火災を演出するためカラースモークボールを3個使用しました。



生徒は、職員の出火状況の放送に従い、避難経路を確認しながら、
避難場所に移動しました。



コロナ感染予防のため、短時間の訓練になりましが、訓練後、
自営消防隊に当たっている係生徒は、各係職員からそれぞれの任務の
確認を真剣に受けていました。

小型車両系建設機械(3t未満)特別教育

2020年6月23日 10時10分


農経高校では6月20日21日に小型車両系建設機械(3t未満)特別教育を行いました。
この特別教育に参加すると3t未満の建設機械を取り扱えるようになります。


建設機械(油圧ショベル)の点検の仕方



操作方法の特別教育を受けました。



実際に乗ってみて走行しました!



バケットを正確に扱えるように、バケットの中にあるボールを缶に移す訓練をしました。難しい操作ですが、生徒たちは熱心に取り組んでいました。

1年生人権・同和教育HR

2020年6月12日 23時06分

本日(6/12)、1年生は人権・同和教育HR テーマ「自分も相手も大切な存在として認め合う」を行いました。まずアイスブレーキングで、じゃんけんをして5回勝った人から順番に並んだり、5回あいこになった人から並んだりして、ゲームをしました。その後、ある議題に対して、賛成・反対の意見(その理由)をグループで、討論しました。みんな自分の意見をしっかり言えていました。




2時間目は「相手を思いやるコミュニケーション」とは何かについて考えました。少し難しいテーマだったにも関わらず、各グループからはたくさんの意見が出され、充実した人権・同和教育のHRになりました。


人権・同和教育HR(3年団)

2020年6月12日 10時07分

3年生人権・同和教育HR活動(1回目)
 


 3年生は「就職差別について〜自分の将来について〜」を主題としたHR活動を1・2校時に行いました。今日の学習のなかで、現在でも就職差別がなくなっていない現状を知るとともに、就職差別につながる質問を模擬面接などを通して理解し、差別選考を許さない姿勢を育ませようと、学年団として取り組みました。

令和2年度 3年生進路説明会

2020年6月10日 08時14分


6月9日(火)に3年生を就職希望者と進学希望者に分けて進路説明会を実施しました。就職希望者は体育館で、外部講師の先生から就職に向けての心構えなどのお話を聞きました。進学希望者は剣道場他で、話を聞きたい学校(20校程度)別に分かれて講師の先生から学校の概要や紹介などのお話を聞きました。今回は新型コロナ感染症対策として、県外の学校の説明はWeb会議の形で実施しました。また希望された保護者も参加し、講師の先生のお話を一緒に聞いたり、Web会議の形でファイナンシャルプランナーから進学資金についてのアドバイスを受けたりしました。


就職の説明                 進学の説明A校
              


      

Webでの進学の説明B校           Webでの進学資金のアドバイス
     

                                                               


1年生農場オリエンテーション

2020年5月27日 14時30分

本日、1年生は農場でのオリエンテーションを実施しました。
入学以来、はじめての帽子・作業着・長靴のフル着用です。
新品の帽子のブルーがまぶしいです。


まずは、校長先生の訓辞からスタート。
①「五感を研ぎ澄ませ、動植物の命の営みを実感せよ」
②「安全・安心な食料を生産するという使命感を持ち、考え、話し合い、農業を実践せよ」
③「農業には一人で出来ない作業がある。仲間と協同して農作業をする精神を身に付けよ」
④「自然の恵みに感謝できる人になれ」
⑤「実習服を着て農作業をすることにプライドを持て」

次に農場長からの諸注意。
「何事にも好奇心を持ってやろう」


そして、農業科全職員の紹介です。


その後は、各クラスごとに全12部門を見学し、説明を聞きました。
これは、草花部門のビニールハウスの説明を聞いている様子です。
ちなみに説明をしている先生の帽子と作業着は新品です。
先生も生徒同様にこの日を待ちわびていたのでしょう。
帽子の赤がまぶしいです。

講師をお招きし、パン製造実習を行いました

2020年2月24日 10時49分

食農科学科2年、畜産利用部門の生徒が、株式会社JR四国ホテルズより、

ベーカリーチーフの松野泰博氏を講師としてお招きし、パン製造の基礎を学びました(写真1)。

(写真1.松野氏からパン生地作りを熱心に学ぶ生徒の様子)

手ごねによるパン製造は、みんな初めてで、生地をまとめることにも一苦労でした。
松野先生は各テーブルを回って、丁寧にアドバイスや技術指導をしてくださり、
全員がとても美味しいパンを作ることができました(写真2)。

(写真2.ベーコンパン(写真左)とメロンパン(写真右))

今日製造したパンは、ロールパン、メロンパン、カスタードクリームパン、ベーコンパンの4種類です。カスタードクリームは、畜産利用部門の生徒が日ごろ愛情を込めて飼育している讃岐コーチンの鶏卵を使いました。ベーコンは養豚部門が生産したオリーブ豚のばら肉を、畜産利用部門の生徒がベーコンに加工したものです。自分たちで育てた生産物を使って、食品加工を学ぶことができるのが農業経営高校の特色です。
豊かな自然の恵みに感謝です。

さて、今後畜産利用部門では、本日学んだ成果を活かして、パンの製造・販売実習を行います。
みんな、次の実習が待ち遠しいですね。