いよいよ明日は主基農経祭です。
校内でも農場でも、各クラス各部門、各部活動がそれぞれ展示や即売の準備を進めています。
チーモ「二年ぶりの主基農経祭だから、みんな張り切っているね。」
ミーモ「そうだね。校舎の中から準備の様子を見ていこうよ。」

チーモ「正面玄関の入り口は、毎年装飾がきれいだね。」
ミーモ「ここは草花部門が毎年飾り付けをしてくれているよ。今年は葉ボタンが見事!」
草花専攻生「…寒いよー。私、ここでずーっと並べてます…」
ミーモ「…みんなが、見てくれるといいね♪」
チーモ「歓迎門の装飾はどうなのかなぁ。」
ミーモ「今年は1年B組がバルーンをたくさん使った装飾をするみたい。」
チーモ「ここで準備しているね。これを外に出すんですか?」
1年B組男子「そうです。でも今日は風が強いから、ここで一度組み立てて、明日外に出します。」
チーモ「きれいだなぁ。快晴の青空の下で風船を見たらきれいだろうなぁ。」
玄関を出たところの中庭では、生徒が落ち葉を掃除して、なにやら準備作業が進んでいます。

ミーモ「2年A組の顔出しパネルだね。中庭の敷石を利用した見事な配置!」
チーモ「…『写真を撮ってくれた人にはニンジンプレゼント』…!!。チーモがいちばんに並びます!」
奥を見ると、北館入り口の所に巨大なオブジェを発見!

ミーモ「おぉ、シンゴジラ!」
チーモ「大きくて怖いね。これはどこに置くのかなぁ。」
2年B組「これは完成したら、明日の朝、自転車置き場の近くに移動します。」
チーモ「なるほど、今年のお客さんはゴジラに迎えられるんだね。」
校舎の中でも、各クラスや部活の展示の準備が進んでいます。


ミーモ「1年D組は鑑定競技の体験が出来るみたい。展示の準備が進んでいるね。」
チーモ「農経生がいつもやってるやつね。」
ミーモ「1年生にとっては初めての主基農経祭だけど、どのクラスも凝っているなぁ。」
チーモ「1年C組はスライム作りだって。教室の外の装飾がかわいい♪」
ミーモ「こっちの広い教室は1年A組の『ナチュラルオブジェ』だよ。みんながどんぐりや松ぼっくりを使ってオブジェを作っているね。」
チーモ「これなんか、かわいいなぁ。…材料もいろいろ準備されているみたい。」
ミーモ「どんぐり、松ぼっくり、…黒大豆、ポップコーン、小豆…パスタ??」
1年A組の先生「黒大豆が使えるようになったら一人前だね。あれはフクロウの目玉にしか使えん…」
ミーモ「なるほど。奥が深い。」
チーモ「この教室に来れば、ナチュラルオブジェが作れるの?」
一年A組生徒「作れます。小学生とかでも作れるので、来てほしいなぁ。」
本館の3階は部活動やクラス展示が行われます。

ミーモ「2年C組が今年も動物紹介展示をしているよ。」
チーモ「農経で飼育されている動物のことが分かって勉強になるね。」
ミーモ「2年D組はビンゴゲームの準備が出来てるみたいだよ。」
チーモ「こっちも楽しそうだね。」
一方、2階の3年生の教室では、課題研究で調べたことがまとめられて展示されています。

ミーモ「今準備中だね。3年生は展示に即売に大変そう。」
チーモ「そうだね。それに、各クラスごとに学科の特徴がよく現れているね。」
ミーモ「それじゃ、農場の方に移動してみよう。」

農場に向かう道沿いにはコーンが並んでいます。
ミーモ「ここはたくさんの人が歩くところだね」
チーモ「路上駐車はダメ,絶対。交通安全第一でお願いしたいね。」
運動場では駐車場のライン引きが行われています。


チーモ「今年は運動場でも販売が行われるの?」
ミーモ「運動場では草花部門の,パンジーやビオラ、シクラメンを販売します。その隣にはデザイン部門の葉ボタンの寄せ植えを少し置くみたいです。」
チーモ「うわぁ、きれい。お花がたくさん!」
ミーモ「作物部門のお米も運動場での販売になります。コシヒカリやアキサカリを販売します。」
農場では野菜や果物の袋詰めが終わり、明朝の販売を待つばかりとなっています。
チーモ「これは全部明日売るんですか?」
果樹の先生「そうだよ。ここにあるのは柿です。」
ミーモ「こっちには野菜がたくさんありますね。」
野菜の先生「明日は体育館前で野菜や果樹を販売します。」
チーモ「たくさん種類がありますね。」
野菜の先生「明日はブロッコリー、レタス、キャベツ、大根、白菜、ニンジン、トマト、…それから、唐辛子、水菜、食べて菜、を販売する予定です。」
チーモ「最近お野菜の値段が上がって困りますよね。」
野菜の先生「白菜とトマトは200円。後は全部100円だよ!」
ミーモ「どれも新鮮でしかもお安い!」


チーモ「野菜や果物は他に何があるのかなぁ」
ミーモ「作物部門がサツマイモや、ポップコーン用のトウモロコシなんかを売るよ。あとは、動物科学科の『馬の蹄鉄』や、システム部門の『バーベキューコンロ』もおすすめだね。蹄鉄は僕も一個欲しいと思ってるんだよね。」
チーモ「ふーん、体育館周辺や前庭には、今年も大行列が出来そうだね。」
南農場でも、明日の準備をしているようです。
ミーモ「こんにちは。ここではなんの準備をしているんですか。」
作物利用の先生「味噌の整理券を切っているところです。…おいおい、ちゃんとまっすぐ切りなさい。」
作物利用専攻生「はい!」


チーモ「味噌はどこで売るんですか?」
作物利用の先生「明日は本校の中庭のテントで赤味噌、白味噌、黒大豆味噌を販売します。」
ミーモ「この整理券はそこでもらうんですか?」
作物利用の先生「はい。学校のテント付近で7:00~配布します。」
チーモ「明日は早起きしなきゃだね。」
南農場から本校に上がっていくと、加工室ではとってもいい匂いがしています。
チーモ「ちょっと加工室に行ってみようよ。」
ミーモ「なんかおいしそうな匂いがするね。何を作っているんだろう?」
加工室ではⅡ類の専攻生たちが販売の準備をしています。
チーモ「みんなは何を作っているんですか?」
Ⅱ類の専攻生「これは明日販売するパウンドケーキだよ。この黄色いのがカボチャで、こっちがサツマイモのパウンドケーキです。」

チーモ「焼きたてでおいしそう。…みんなは食べたくならないの?」
専攻生「…明日お客さんに食べてもらうぶんだからね。しっかり作らなきゃいけないんだ。」
チーモ「よくガマンできるなぁ…」
ミーモ「これはどこで買えるんですか?」
Ⅱ類の先生「中庭のテントで販売します。Ⅱ類ではパウンドケーキやジャム、漬物や梅干しを販売します。」
チーモ「こっちは何かなぁ…あ、クッキーだ♪」


Ⅲ類の先生「Ⅲ類も中庭のテントでクッキーやマドレーヌ、焼き肉のタレやぎんなんを販売します。」
ミーモ「焼き肉のタレにはⅡ種類あるって専攻生が言ってたよ。」
Ⅲ類の先生「そうなんです。実はリンゴの果肉を使ったものとナシの果肉を使ったものの二種類あるんです。」
チーモ「どっちがおいしいんですか?」
Ⅲ類の先生「どっちもおいしいから、たくさん買って食べてみて下さいね。」
ミーモ「今年の主基農経祭も目が離せないね。」
チーモ「ほんとだね。」
ミーモ「あ、校長先生だ。こんにちは。」
校長先生「こんにちは。今日は主基農経祭の準備を見学しているの?」
チーモ「そうです。ところで先生、今日はおしゃれなジャンパーを着ていますね。」
校長先生「あ、気づいてくれた?これは先生方でそろえた農経ジャンパーだよ。」

ミーモ「なんか、いい感じ♪」
校長先生「明日からの主基農経祭では先生方もチーム農経で頑張るよ。」
チーモ「いい天気になって、たくさんの人に来てもらえるといいいですね。」
