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すでに報道などでご存じの方もいらっしゃると思いますが、9月県議会にて、県立学校条例の一部改正が議決され、令和5年4月より、県内盲・聾・特別支援学校の校名が変更となります。
(以下、香川県教育委員会より)
県立特別支援学校の校名変更について
香川県教育委員会では、児童生徒等の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという特別支援教育の視点を校名によって明確に示し、特別支援教育の理念や特別支援学校の役割について一層の理解が図られることを目的として、県立特別支援学校の校名を変更します。校名変更を新時代の特別支援教育を構築する契機として、一層の教育の充実と理解推進に努めます。
なお、校名変更後も障害種別(視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱)の教育体制は継続し、主たる障害種についての専門的な教育の充実を図ります。
| 障害種別 |
新学校名(令和5年4月1日~) |
現在の学校名 |
| 知的障害 |
香川県立香川東部支援学校 |
香川県立香川東部養護学校 |
| 香川県立香川中部支援学校 |
香川県立香川中部養護学校 |
| 香川県立香川丸亀支援学校 |
香川県立香川丸亀養護学校 |
| 香川県立香川西部支援学校 |
香川県立香川西部養護学校 |
| 視覚障害 |
香川県立視覚支援学校 |
香川県立盲学校 |
| 聴覚障害 |
香川県立聴覚支援学校 |
香川県立聾学校 |
| 肢体不自由 |
香川県立高松支援学校 |
香川県立高松養護学校 |
| 病弱 |
香川県立善通寺支援学校 |
香川県立善通寺養護学校 |
校名変更につきましては、本校では保護者のみなさまにはPTA総会などで、卒業生のみなさまには同窓会総会などで、関係機関のみなさまには学校評議委員会などで教育委員会より示された案について周知及び説明をさせていただいたところであります。
その際、歴史ある「香川県立盲学校」という校名に愛着を感じられていらっしゃる方が多かったものの、同時に新たな校名のもと、これからもよりいっそう香川県の視覚障害教育の発展と見えない、見えにくい幼児児童生徒のために専門性の向上に努めて欲しいという励ましのことばを賜りました。様々な方々に支えられながら本校が培ってきた歴史を大切にしつつ、県内唯一の視覚障害児・者が学ぶ支援学校として、使命感をもって持続発展を目指していく所存でございます。校名は変更となりますが、変わらぬ本校へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
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来週から10月、今年度も後半を迎えます。
11月には文化祭があり、準備が進んでいます。
さて、更新がのびのびになってしまいましたが、前回のクイズの答えです。

これは、スチレン板といって、鉄筆などで線を描くと、表面に凹凸ができます。
それを指で確かめながら、見えない、見えにくい幼児児童生徒が
絵や形を描いていきます。

夏休み中の事になりますが、本校で実施したサマースクールで
書道をしている様子です。ICT機器を活用しながら一画一画丁寧に
書いている姿が印象的でした。

※写真を一部加工しています
スポーツの秋ですね。体育館でボクシング同好会のメンバーが汗を流していました。
「打つべし!!」(←わかる年代にはわかる)

職員対象にボッチャ体験会がありました。
やってみるととても楽しい競技だったそうです。
ブラインドボッチャに進化したら良いなと思いました。

校長室前に飾られている、110周年記念制作です。
たくさんの写真が使われていて、見ていると、とてもほっこりします。
今年で114年を迎えました。改めて歴史を感じます。

学校中に敷設している点字ブロックです。
点字ブロックは岡山が発祥の地です。足や白杖で確かめながら歩きます。
視覚に障害がある方にとって大切なブロックです。
もし、点字ブロックの上に障害物や自転車などが置かれていれば
とても危険ですので、持ち主に配慮しながら移動させてください。

本校の階段です。コントラストで段差をわかりやすくしています。
実際に見てみると、とても立体的に感じられて、わかりやすいです。

10月に小学部の修学旅行があります。
(新型コロナウィルス感染症の流行のため、行き先を県内に変更しました)
しっかり楽しんで、思い出をたくさん残してきて欲しいです。
感染状況はまだまだ予断を許しませんが、
少しづつ日常が戻りつつあります。
これからも感染症対策をしながら、
幼児児童生徒がのびのびと学んだり、運動したりできるようにしていきます。
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予想外の早い梅雨明けで、今週はとても暑くなりました。つい最近まで咲き誇っていた紫陽花の花もすっかり刈り落とされていました。

その分、プールはとても気持ちよさそうです。毎日、プールから水しぶきの音が聞こえています。水着があれば入りたい・・・
さて、前回のクイズの答えです。

これは点字タイプライター(パーキンスブレイラー)です。アメリカ製で、とても頑丈な作りになっています。点字の6点に対応したキーが左右にあり(真ん中はスペースキー)、その操作で専用の紙に点字が打てるようになっています。点字を打ち出す機械は他に点字盤や点字プリンターなどがあります。
理療棟に行くと、この方が迎えてくれますよ・・・

怖さを和らげるためにスノーマンをぶら下げていますが、これは、理療で重要な「経穴(ツボ)」を示した模型人形です。
一部をアップすると・・・

体にはたくさんの「経穴(ツボ)」があり、それぞれに名前と効能があります。覚えるのはとてもたいへんだそうです。

これは、児童生徒の靴箱です。一見、なんの変哲もなさそうですが、
よく見ると、

それぞれの靴箱には、見えない、見えにくい児童生徒がコントラストや音、手触りで自分の靴箱の位置を確かめられるような工夫が施されています。
6月30日(木)には学校評議員会を開催しました。

元校長、視覚障害者福祉協会長、眼科医、卒業生の方々に、今年度の評議員をお願いしています。今回は学校の概要や方針などを説明し、ご意見やご感想をいただきました。今後の学校運営に役立てていきます。

寄宿舎横の笹に願い事がかけられていました。もうすぐ七夕ですね。
そして、9,10日には本校が主管となり3年ぶりに中国・四国地区盲学校体育大会が開催されます。フロアバレーボール、サウンドテーブルテニスの2種目を実施します。(残念ながら無観客での開催となります)熱戦の様子は後日にアップします。
さて、今回もクイズがあります。
これは何をしているところでしょう?

答えは次回の「学校の風景」で。
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学校の風景①で出したクイズの答えです。

これは・・・↓↓↓

「階段昇降機」です。本校には車いすを利用している幼児児童生徒がいますが、エレベーターがないため、階段の登り降りにはこの階段昇降機を利用しています。
理療棟では、専攻科の生徒が鍼の授業で「浮きもの通し」に取り組んでいました。

バケツにいっぱい水を張り、そこに茄子を浮かべて、その茄子にバケツの水を溢れさせないように鍼を打つことで基本的な技術や力加減を身につけることができるそうです。(今週はレモンや八朔で取り組んだそうです。皮が厚くなればなるほど難しいとのこと)

寄宿舎には舎生の自己紹介が貼りだされていました。また、畑にたくさんの野菜が植えられていました。畑の下の石垣は旧高松駅(明治43年に現在の場所に移転)のホーム跡だそうです。
歴史つながりでもうひとつ・・・

東門付近に設置している顕彰碑です。本校生徒が日本一になった歴史が刻まれています。早く新たな日本一が刻まれることを期待したいです。

これは高等部普通科の生徒の学習机です。本校のICT機器を利用した学習や、拡大読書器の使い方などは後日に紹介します。

A組の生徒たちが来月から始まるプール学習に向けてプール清掃をしていました。本校のプールは屋内プールです。プールから水しぶきの音が聞こえてくるといよいよ夏ですね。
さて、またまた問題です。これは何でしょう?
![DSCN7697[1]](/mogaku02/file/1731)
答えは、次回の「学校の風景」で。
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5月14日(土)に体育祭を開催しました。
前日から降り続いた雨は、朝方まで残っていました。夜中に何度も外の様子をうかがい、「運動場で開催するのは無理かな」と覚悟し、7時前に学校に行きましたが、教頭をはじめ数名が小雨の中、グランドに溜まった水を雑巾で汲み出していました。雨は止む予報でしたので、体育主任と運動場で開催することを決め、私も汲み出しを手伝いました。すると一人、二人と加わり、最後には全員の先生方、そして理療科、保健理療科の生徒も加わり、まさに総出でグランドを整備しました。そして、椅子や机を出し、テントを設営し、放送設備を整え、予定時刻に間に合わせることができました。校長としてとても嬉しく、本校のパワーを感じました。
少し肌寒かったですが、やはり運動場で開催できるということは幼児児童生徒、そして保護者の皆様にとっても嬉しいことだったようで、みんな笑顔で体育祭を始めることができました。
開会式の後、みんなで「ラジオ体操」、「みんなの体操」をして、「音源走」、「直線走」を実施しました。
音源走とは、音を頼りに走る競技で、「音響走」とも言います。

その後も、「白状歩行競争」や「グランドソフトボール玉入れ競争」といった、盲学校ならではの競技や、日頃の体育で学習していることを演技にアレンジした「みんなで進もう!」(B組児童生徒)、「歌に合わせて踊ってみた」(A組生徒)の発表がありました。それぞれが力いっぱい取り組むことができ、大きな拍手が送られました。「親子でスーパー玉入れ」ではきょうだい児も参加し大盛り上がりでした。

新型コロナウィルス感染症対策のため、来賓や卒業生、地域や交流校の皆様方の参加はなく、例年より規模を縮小しましたが、それぞれの心に残る体育祭になったと思います。
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本校の日常をお伝えします。

爽やかな日差しのもと、小学部の児童が芝生の上で楽しそうに学習していました。
気持ちよさそうですね。

来月にある体育祭の練習も始まりました。
※感染症対策のため参観は保護者のみとさせていただきます。

児童生徒や先生達が丹精込めて育てているいちごも色づき始めました。

理療棟では「鍼」の実習をしていました。

黒板には合言葉(目標)が示されていました。
頑張って欲しいです。

中学部に行くと、生徒が「拡大教科書」を使用して学習していました。
拡大教科書については、特集したいと思っています。
さて、問題です。これはなんの機械でしょう?

電動台車ではありませんよ。
答えは、次回の「学校の風景」で。
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<入学式>
さわやかな青空のもと、令和4年度の入学式を挙行いたしました。
高等部普通科2名、保健理療科1名、専攻科理療科2名が、それぞれ緊張の中に、晴れやかな表情を浮かべ、凛とした雰囲気の中、入学式に臨むことができました。
校長として初めての入学式。式場内で一番緊張していたのは私ではないかと思います。
少し震える声で、以下の式辞を述べさせてもらいました。
「式 辞
あたたかな春風に桜の花びらが舞い、冬に児童生徒たちが植えた色とりどりのチューリップの花が揺れる今日の佳き日に、ご来賓の方々のご臨席を賜り、令和四年度香川県立盲学校の入学式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
【本校理療棟前のソメイヨシノ】
ただ今、入学を許可いたしました五名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、ご家族、関係者の皆様には、本日のご入学を心待ちにされていたことと存じ、心からお喜びを申し上げます。
香川県立盲学校は、明治四十一年の創立以来、百十四年目という長い歴史と伝統があります。ここで学んだ多くの卒業生が、「報恩、自立自営、反省」という校訓のもと、自立と社会参加を目指して勉学に励み、各界で活躍されています。
【校訓碑】
さて、今、社会は目まぐるしいスピードで変化し、予測困難な時代になりつつあります。様々なことが次々にアップデートされ、今まで当たり前だと考えられていたことが、そうではなくなり、旧態依然の価値観に縛られていては、一歩前に進むことすら息苦しさを感じるかもしれません。そんな時代だからこそ、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動する力を養い、たくましく生きる、生き抜く力を養って欲しいと思います。
それは難しいことではありません。なりたい自分を思い描くことで、自然とできるようになります。なりたい自分になるために、受け身ではなく、自分は何がしたいのか、何を求めているかを常に自分に問うてみてください。そこに沢山のヒントが詰まっていることでしょう。
でも、時にどうしたらよいのか分からずに、迷うこともあるかもしれません。そんな時は、あせらず、周りを眺めてみてください。そこには仲間たちがいます、先生方がいます。香川県立盲学校はとてもあたたかな学校です。安心して、これからの学校生活に思いを馳せてください。
本日、ご列席のご家族の皆様に一言申し上げます。私ども教職員は、一人一人の児童生徒を大切にし、ひとりひとりの願いが叶うよう使命感をもって取り組んでまいります。そのために、多くの皆様と連携しながら教育に当たっておりますが、とりわけ、本校に学ぶ幼児児童生徒の成長や自立、社会参加を考えるとき、ご家族と関係者の皆様との連携は、欠くことのできないものです。どうか、本校の教育に、ご理解・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご来賓の皆様には、常日頃から本校の児童生徒にご支援をいただいておりますこと、改めて感謝申し上げます。本年度も引き続き、ご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
令和四年四月七日 香川県立盲学校長 菊田 一之」
拙い式辞でしたが、思いは伝わったのではないかと思います。
本校に入学して良かったと思ってもらえるよう、教職員一同、使命感をもって取り組んでまいります。
明日は、幼稚部の入学式があります。16名が揃い、令和4年度が本格的に始まります。
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<校長挨拶>
香川県立盲学校第30代校長として着任いたしました、菊田一之(きくたかずゆき)です。歴代校長の取組を継承し、明治41年の創立以来、114年という長い歴史と伝統がある本校の更なる発展に尽くす所存です。
4 月 7 日の入学式で 5 名の新入生を迎え、そして4月8日の幼稚部入学式で1名の新入生を迎え、全校生徒16名で令和4年度の盲学校が始まります。この1年間に幼児児童生徒それぞれがどのような成長や活躍を見せてくれるのかが楽しみでなりません。
本校は県下唯一の視覚障害者のための特別支援学校として、専門性を発揮し、関係機関と協力しながら教育活動を行っています。ICT機器等を使った視覚障害教育の充実、寄宿舎での生活指導を通した社会自立への支援、「見えにくさと学びの相談センター」の設置・運営による教育相談・指導支援の充実など、本県における視覚障害者教育の発展と充実が図られるよう、教職員一同、使命感をもって取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<香川県立盲学校について>
香川県立盲学校は、明治41年4月に私立香川県盲唖学校として開校し、大正11年、現在の敷地に校舎が落成しました。大正13年には県立に移管され、香川県立盲学校・聾唖学校の名称で発足し、昭和23年には新学制に基づき、香川県立盲学校と香川県立聾学校に分離されました。昭和29年に聾学校が高松市太田上町(現在の聾学校の場所)に移転するまで、同じ敷地内に盲学校と聾学校が併置されていました。今年で開校114年、盲学校単独校なってから74年の歴史と伝統のある学校です。
本校は、香川県下で唯一の視覚に障害のある子どもや成人の方のための学校です。学部としては幼稚部、小学部、中学部、高等部があり、高等部には普通科と保健理療科、専攻科理療科があります。視覚障害についてですが、一般的には盲学校の「盲」という言葉から、全く目が見えない生徒が学んでいるというイメージを持たれているかもしれません。視覚障害者には、矯正視力が 0.3 未満の弱視者と 0.04 未満の全盲者がおり、視覚障害者全体では弱視者が8割程度と言われています。弱視であっても見え方は様々で、本校では一人一人の見え方に応じて工夫を凝らした学習に取り組んでいます。また、全盲の生徒はもちろんですが、弱視の生徒も移動のための歩行訓練や日常生活の訓練にも取り組んでいます。
また、本校は職業教育にも力を入れており、あん摩マッサージ指圧師をめざす高等部保健理療科、あん摩マッサージ指圧師に加え、鍼 師 、 灸 師 をめざす専攻科理療科があります。3年間で必要な単位を修得すると、それぞれの国家試験受験資格が得られます。これまでも多くの卒業生が、あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師として自分の夢をかなえ、社会で大い活躍しています。
加えて、視覚障害教育のセンター機能を果たすため「見えにくさと学びの相談センター」を設置・運営して、香川県内の視覚障害のある幼児から成人まで、またその保護者の相談に対応するとともに、県内各学校園に本校教員を派遣して学習支援等にも取り組んでいます。見え方に困難を抱えており、将来について迷っている方、悩んでいる方は、ぜひ本校にご連絡、そしてご来校ください。お知り合いで、そのような方がいらっしゃいましたら、どうぞ本校のことをご紹介いただければと思います。
本校の幼児児童生徒の自立と社会参加、そして一人一人の願いがかなう学校を目指し、日々の教育活動を充実していきますので、ご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願いいたします。
令和4年4月1日 香川県立盲学校長 菊田一之
香川県立盲学校のWebサイト(ホームページ)をご覧いただき、ありがとうございます。
令和4年4月教職員人事異動で高松南高校に転任することとなりました。来年度に向けて本校の教育活動の更なる充実と教職員の専門性向上のため、尽力するつもりでいましたが、僅か1年の盲学校勤務となりとても残念です。後任には、2年間本校で勤務している菊田教頭が校長に昇任します。菊田教頭は採用以来、県内の特別支援学校での勤務を重ね、特別支援教育の専門家であり安心して任せられます。
令和3年4月に赴任して、初めての特別支援学校ということもあり本校の教育活動を知ることがまずは重要であると考えスタートしました。毎朝の児童生徒、保護者への挨拶から始まり、授業の様子を見学するため各教室を周りました。児童生徒の名前はすぐに覚え、学習や学校行事での活動にはどれも新鮮で、私は児童生徒から元気を貰いました。
小学部の児童から専攻科生徒と幅広い年齢層との関わりがありました。児童の様子を見て心が和み、私より年齢が上の生徒の熱心な学習態度に感心していました。3月25日には、あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師国家試験の合格発表があり、3名全員が見事合格しました。朝早くから自習をし、国家試験直前には理療科の教員とともに追い込みをしていた姿を見ていましたので、これまでの努力に自信をもち教員のアドバイスに真摯に向き合えば合格すると信じていました。最後に、このような素晴らしい結果報告を受け本当に嬉しく思っています。
また、他県の視覚障害特別支援学校の校長先生、眼科医や視覚障害福祉関係の方、本校にご指導いただける大学の先生など、本校外の方たちとも出会うことができ、私にも多くの財産ができたと思っています。今回の人事異動で盲学校から離れますが、折角の出会いであり今後ともご指導いただきたいと思っています。
令和4年度は16名の幼児児童生徒が在籍します。新型コロナも収束し、本来の学習活動を行い本校の特色を生かした教育活動を行えると期待します。また、視覚障害教育の専門家集団として地域にも貢献していかなければならず、今後も本校の果たす役割は大きいです。
多くの方に助けられて勤務できたこと、本当に感謝しております。私は本校で学んだことを高松南高校の生徒・教職員に伝え、学校運営に活かしていきたいと思います。1年間でしたが、本当にありがとうございました。
令和4年3月31日
香川県立盲学校長 吉田 稔
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3学期終業式を行いました。児童生徒たちは令和3年度の学校生活を終え、明日から春休みに入ります。今年度もあっという間に過ぎ、4月から新しい学年が始まります。終業式では、これまでの始業式や終業式で講話した内容を振り返りました。
1学期始業式
水泳の池江選手を取り上げ、目標に向けて行動することは、自分を成長させるだけでなく、周りの友達、家族、そして私を含めた先生方の元気につながります。
1学期終業式
かつて数学を教えたことのあるオリンピックハンドボール日本代表選手を取り上げ、「こうなりたい、こうしたい」という想いを常に持ち、その実現に向けて何をするべきかを考え、実行してください。考えもつかないような夢に繋がるかもしれません。
2学期始業式
「ピンチはチャンス」という言葉を紹介し、苦しい状況こそ新しいことへの絶好の機会と考え、チャンスだと思って前向きに切りかえ苦しい経験を乗り越えることが、その人の人間性を高め他の人を支えるときなどに役立つ、苦しい状況は進歩の始まりです。
2学期終業式
学校行事などでの勉強とは違ういろいろな体験することを取り上げ、人の成長にとって体験することは、とても大切な事、笑ったり、悩んだりしながら、少しずつ成長する。順調に物事が進むことも大切ですが、上手くできずあれやこれやと考えることも同じくらい大切です。これらの繰り返しが必要です。
3学期始業式
「まちがったっていいじゃないか」という本を紹介し、学校で学習する問題には正しい答えが一つあり、その答えを見つけていく。このとき、正しい答えにたどり着くまでに、いろいろ解き方を考える。いろいろな解き方を考えることが大切である。将来、答えが一つではない課題に出会うこともあり、このようなときにこそ「考える力」が大切だ。毎日の授業のなかで「考える力」を身に付けてください。
そして、これらの講話が、人が成長するときに大切にしてほしいことである、としてまとめました。最後に、4月に立てた目標を達成できたか、目標に近づけたかを問いかけ、「目標に向けて頑張った自身の過ごし方を大切にしてください。新学期には令和4年度の新たな目標をたて、学校生活をスタートしましょう。」と締めくくりました。
本校の教育活動へのご協力ありがとうございました。新型コロナ禍であり制約のある毎日でしたが、無事1年を終えることができます。来年度も本校の様子等を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
令和4年3月18日
香川県立盲学校長 吉田 稔
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冬季オリンピックが終わりました。東京オリンピック・パラリンピックと同様に多くの感動がありました。
私も長年バスケットボール部の顧問として生徒を指導していましたので、スポーツのもつ良さを知っています。勝つことを目指して練習内容を考え、妥協を許さず指導していました。部員たちは精一杯練習に打ち込み、上手くいかなかったときも壁を乗り越え、大会に臨みます。3年生最後の大会では、目標とする結果にならないことが多かったと思いますが、それでも部員たちはやり切った感情とともに涙を流し、大会を終えたと思っています。そして、清々しい表情で引退しました。
冬季オリンピックでは、スキージャンプでの失格、スケートのゴール直前での転倒、カーリング女子の予選突破時など、涙と笑顔がありました。アスリートの想いを図り知ることはできませんが、私は試合後の様子にとても感動してしまいました。悔しい想いが表情に現れ、インタビューには込み上げる感情を振り絞って話していました。アスリートたちのその純粋な姿に「ありがとう。私たちを元気にしてくれて」と言いたくなり、最後まで頑張った姿は、当時の部員たちと重なるようでした。
本校にも放課後や休日にグラウンドや卓球場で練習している姿があります。技術や体力の向上を目指して努力しています。新型コロナ禍で大会は中止になり練習の成果を披露する場はありませんでしたが、活動したことは私たち教職員や保護者の方たちは知っています。苦労もあったと思いますが、生徒自身が部活動をとおして学んだことも多く、その良さを実感したことでしょう。25年間、顧問として部員たちと毎日を過ごした日々が蘇ります。本校にもそれぞれの熱い想いがあります。3月4日からの冬季パラリンピックも楽しみです
令和4年2月22日
香川県立盲学校長 吉田 稔
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3学期始業式を行いました。児童生徒たちは元気に登校し、新鮮な気持ちで式に臨みました。
式では、私が長年数学の教員として指導してきたこと、私が感じる数学の良さを話しました。そして、京都大学で数学を教えていた森毅先生の著書である『まちがったっていいじゃないか(ちくま文庫)』という本の『四 なぜ勉強するの』に書かれている次の一文を紹介しました。
「数学というものは、解き方がわかってしまったあとで、力がつくことはない。解き方を身につける前の、まだ解き方のわからない間だけが、力をつけるチャンスである。解けるようになるのは同じでも、それまでのあり方で、力が身につくかどうかが、きまってくる。それに、おもしろいのも、本当は、まだ解けないで、いろいろと考えている間である。」
そして私から、勉強するとき正しい答えを出すことのみを目的とするのではなく、答えを見つけるまでの途中がとても大切である。考える時間をとおして『考える力』を身に付けることが大切だ、と説明しました。学校で学習する問題には正しい答えが一つあり、その答えを見つけていきます。このとき、正しい答えにたどり着くまでに、いろいろな解き方を考えます。いろいろな解き方を考えることが大切です。将来、答えが一つではない課題に出会うことがあったり、ある課題はすぐに答えにたどり着かない場合もあったりします。このようなときにこそ『考える力』が大切で、『考える力』があればより良い答えにたどり着きます。毎日の授業のなかで『考える力』を身に付けて欲しいと話しました。
学校に児童生徒たちの元気な声と笑顔が帰ってきました。新型コロナの感染拡大が心配されますが、感染予防を徹底していきます。児童生徒たちの学習の様子を楽しみにしています。
令和4年1月11日
香川県立盲学校長 吉田 稔
香川県立盲学校のWebサイト(ホームページ)をご覧いただき、ありがとうございます。
2学期終業式を行いました。児童生徒たちは明日から冬休みに入ります。今年1年もあっという間に過ぎ、年末を迎えようとしています。
終業式では、2学期に行われた文化祭、声の力プロジェクト、修学旅行、寄宿舎での楽しい秋まつりなどの学校行事について触れました。そして、学校行事を通して勉強とは違ういろいろな体験をすることは、人の成長にとても大切な事であると伝えました。文化祭で、本番に向けて先生と一緒にアイデアを出したり、練習したり、失敗したり、思うようにいかなかったりした体験をすることで、笑ったり、悩んだりしながら少しずつ成長する。順調に物事が進むことも大切ですが、上手くできずにあれやこれやと考えることも同じくらい大切であり、これらの繰り返しが必要であることを話しました。最後に、来年もいろいろな事にチャレンジし、今年と比べて成長することを期待していると伝えました。
冬休み中は体調に十分気をつけて、クリスマスやお正月を楽しく過ごし1月11日の3学期始業式に元気な姿で登校してもらいたいと思います。
このHPをご覧いただきありがとうございました。皆さまが良い年を迎えるとともに皆さまのご多幸をお祈りいたしまして、今年の締めくくりといたします。
令和3年12月24日
香川県立盲学校長 吉田 稔
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毎週楽しみに見ていたドラマが、昨日最終回となりました。
このドラマは、盲学校高等部に通う弱視の生徒と顔に傷のあるヤンキー青年との間に起こるラブコメディーで、笑いあり胸キュンありのドラマでした。盲学校が撮影場所として使われていることもあり、白杖の他、拡大読書器や点字ブロック、点字が刻まれている手すりなど、本校でも日常にある風景が登場します。HR教室で3人の高等部の生徒が会話するシーンもあり、学校生活がよく表現されていました。ドラマでは「視覚障害者に関する豆知識」と題して、視覚障害者が感じる不便さや日常生活での想いが解説されます。視覚障害者は「このように感じているのか」などと、私も大変参考になりました。視覚障害者のテーマ以外にもLGBTQ、障害者の進学・就職、職場環境のテーマを取り扱うなど、社会で生きづらさを感じる人たちの様子も描かれており、社会の在り方について考えさせられました。
本校では、視覚障害教育の専門性を有する教員が拡大読書器やICT機器を使いながら生徒の学力向上に努めています。また、歩行訓練士の資格を持った教員が、一人で屋外を歩けるようにするための歩行指導も行っています。さらに、日常生活動作などの学習のために台所や風呂場がある部屋を備えた研修棟など、本校は視覚障害教育について充実した環境が整っています。乳幼児、児童生徒、成人の教育や進路などの様々な相談・支援の窓口もあります。
学校は将来に向けて人を育て、児童生徒の夢の実現を支えるところです。夢に向かってチャレンジしたい人は、本校に連絡ください。
「ま、どっちか迷ったら行動してください」
令和3年12月16日
香川県立盲学校長 吉田 稔
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本日、令和3年度文化祭を開催しました。爽やかな秋晴れのもと、本校正門付近のキンモクセイが今日の文化祭を彩るかのように心地よい香りを漂わせていました。
新型コロナも落ち着きを見せておりますが、感染予防のため昨年と同様に文化祭の規模を小さくし、体育館での学習発表と卓球場での児童生徒作品展、体育館下ピロティでの簡易販売、野外ステージでの音楽同好会の演奏、高等部保健理療科・専攻科理療科のクイックマッサージを行いました。
体育館での学習発表では、各学部の楽器を使った演奏や歌唱、「SDGs」についての発表があり、簡易販売では、収穫した野菜、作業学習で作成した作品やお菓子を袋詰めしたものを販売していました。全校生徒の数が少ないため一人一人の役割が多くなっていましたが、すべての児童生徒が主役となって活動していて、表情豊かでみんな輝いて見えました。私も音楽同好会の野外ステージで、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌(生徒と一緒に歌えるアニメソング)を生徒たちと歌い、文化祭の盛り上げに一役買いました。参加された保護者の皆さんには、児童生徒たちとともに多くの思い出を写真に収めていただけたと思います。
生徒たちが決めた今年の文化祭のテーマは、「世界に届け!~私たちのチームワーク~」です。今日の文化祭で盲学校のチームワークを発揮して準備した学習成果を届け、さらに、連帯感や協力することの大切さを届けることができたと思います。
一般公開できず多くの方に参加していただけなかったことは残念でしたが、工夫を凝らし文化祭に向けて準備した児童生徒、先生方の熱い思いに感謝します。
令和3年11月3日
香川県立盲学校長 吉田 稔